バットディテクターSSF BAT2を使ってみた

2011年6月27日
カ二太郎

バットディテクターSSF BAT2の実験も兼ねてオサラッペ・コウモリ研究所様と
コウモリ調査に同行させていただきました。

場所は旭川市東鷹栖町の突哨山。
数種類のコウモリが暮らしている自然豊かな場所です。
DSC_00021はりきって出かけます。

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こんな林道に捕獲用ネットを両サイドに仕掛け日没を待ちます。

ネット付近にトレイルカメラ NT505210Aを設置。
DSC_0013NT50はストラップを持っていくのを忘れ梱包テープで固定

DSC_00145210Aは付属のストラップでしっかり固定

あとはコウモリが飛ぶのを待ちます。
待っている間、コウモリの会が出版しているコウモリ識別ハンドブック改訂版でお勉強。
ハンドブックも勉強になりますがオサラッペ・コウモリ研究所 出羽先生、清水さんから
コウモリに関するいろいろなことを教えていただいた。初心者の私たちにとってどれもためになり貴重な時間をいただきました。

辺りが暗くなってきた頃、ディテクターに「トトトッ」という音が!
まるで気づかない私たちに「今飛んだよ」と教えてくれる清水さん。

それから20分ほどトトトッという音はなかったが清水さん曰く最初に偵察隊のように
一羽が飛んで様子を伺うような行動は良くあることのようだ。

しばらくするとまたトトトトトッとディテクターから聞こえた!
SSF BAT2ではフリクエンシー機能でピーク時、約50Hz付近を拾っている。
「ヒメかな・・・」と清水さん。・・・ヒメ?メス?

これがコウモリの音!その感動の瞬間が・・・・これだ!

清水さん曰く所持していたMINI3よりSSF BAT2の音はかなりきれいだとのこと。
素人の私が聞いていても確かに音割れなくSSF BAT2はきれいだった。

それから30分ほどで捕獲ネットを見に行くと、いたっ!
ネットでもがいているコウモリが2匹!!
ヒメホウヒゲコウモリは小さい種類のせいか、かなり可愛らしかった。
DSC_0051

警戒している音なので周波数は50Hzではない。少し動画を撮らせてね。

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捕獲したコウモリたちは身体検査して記録し、羽に小さなリングをはめます。
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その後、元気な1匹にテレメンタリー発信器(重さわずか0.25g!)を取り付け野へ返します。

さてトレイルカメラたちはこの小さなコウモリを感知し撮影しているのか。
画像を確認していると内蔵のモニターではあまりわからない。・・・が5210Aで撮影した
動画に捕獲され、もがいている動画を撮影していた。


日時設定はでたらめです。すみません。
DSC_0044これらの調査は許可証を取得し行っております。

貴重な体験と素晴らしいお時間をいただきましたオサラッペ・コウモリ研究所様、
誠にありがとうございました!