生活と環境展全国大会に出展

2014年10月28日

カニ太郎

 
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富山城の目の前、富山国際会議場で開催された第58回生活と環境全国大会に初出展してきました。

生活と環境全国大会は、環境、廃棄物・リサイクル、生活衛生の分野で、様々な活動に携わる行政、産業界、市民等の関係者が参集し、顕彰と情報交流を通じて、環境保全の普及啓発を行うことを目的とした大会です。(大会HPより抜粋)

GIShopは野生動物撮影用として開発された(元々は軍事用)自動撮影カメラを不法投棄監視カメラに応用した不法投棄監視カメラ ターゲットスカウトを展示しました。

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生活衛生の分野で様々な活動に携わる行政、産業界の方々が参加されるとあって、また不法投棄監視カメラを展示している企業も他になかったということもあり注目度高くたくさんの方々に来ていただきました。

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自作電柱を立てたシンプルなブース

ターゲットスカウトは昨年の発売以来、50か所以上の自治体にご導入いただき、その使いやすさと性能を実感していただております。また導入費用が従来の不法投棄監視カメラの1/10以下で導入しやすい次世代の不法投棄監視カメラです。

ブースでも大きく重いカメラは移動させたくない、バッテリーが1週間しか持たない、普通に再生できないフォーマットで録画され困っているという導入した不法投棄監視カメラの問題点を良く聞きました。

まだまだ小型乾電池式の自動撮影カメラは認知されていない現状であり普及されるべきである製品であると感じた展示会でした。

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 富山城

危機管理産業展2014に出展

2014年10月24日
by Quadrex

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東京ビッグサイトで開催された危機管理産業展(RISCON TOKYO)2014に出展してきました。初めて出展しましたが、防災・減災・防犯対策に関する製品がずらりと並んでおりました。

防護服
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救命ボート
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パンクしないタイヤ
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装甲車
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防護服、救命ボート、パンクしないタイヤ、装甲車
どれも「何かあった時に使う物」なので、普段は全く見かけないものばかり。

そんな中、GISupplyは「3G/GPSトラッカー TR-313J」と「監視・防犯カメラシステム ターゲットスカウトシリーズ」を出展しました。

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展示会のタイトル通り来場された方は「危機管理」に敏感で、貴重なご意見をたくさん頂きました。

例えばトラッカーの場合、「ガードマンの管理、自社の車両管理、レンタル機器の管理に使いたい」というご意見があれば、初めて見たが「何かに使えそう!」というご意見までさまざま。
特にトラッカーを見て「何かに使えそう!」と思った方、ぜひ各分野での用途を検討してみてください。TR-313Jは独自システムの構築をお考えの法人向けに、カスタマイズが可能です。「既にある自社システムへ位置情報を飛ばしたい」という法人の方々、ぜひGISupplyまでお問い合わせください。

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そして、同じく今回出展した監視・防犯カメラについても各方面から貴重なご意見がありました。皆さん防犯への意識が非常に高いようです。今回出展した「ターゲットスカウトシリーズ」ですが、赤外線センサーにより人や車両や動物などがカメラの前に来た時のみシャッターが切れます。また、乾電池式の為、電源が取れない森林内や林道にも設置ができ、防犯、不法投棄監視などで幅広く利用されていますので、ぜひご検討ください。

次回、GISupplyはビックデータ活用展に3G/GPSトラッカーを出展いたします。実機やWEBアプリケーションを展示しておりますので、ご覧になりたい方はぜひ会場の幕張メッセへお願い致します。

 

おまけ

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これ何か分かりますか?防災用の「のろし」だそうで煙がモクモク出ておりました。これなら遠くからも見える!防災機器の原点とも言える製品でした。

CEATEC JAPAN 2014に初出展!

2014/10/14

カニ太郎

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幕張メッセで開催されたCEATEC JAPAN 2014に10月7日~11日までの5日間出展してきました!CEATEC JAPANとはアジア最大級の最先端IT・エレクトロニクス総合展と称される日本で一番大きな家電見本市です。

とにかく名だたる大企業が開発した最新技術の自慢大会みたいなブース装飾はキレイで見とれてしまいます。20141007_141516

きれいなHONDAブースはなぜか小便小僧が

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パナソニックブースでは新体操を惜しげもなく披露

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TOYOTAには水素で走りそうな車が

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NHKブースでは有名であろうアイドルが踊り

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 そしてGISupplyは壁全てが地図の一見変わったブース装飾

今回展示したのはもちろんGPSトラッカーTR-313J

GPSトラッカーという言葉もまだまだ浸透しておらず1からの説明だったが様々な方から様々なご意見を頂戴することができた。一例を書くと

・車両の管理に使いたい

・スタッフを管理したい

・子供、お年寄りに持たせたい

というベーシックな用途から

・アミューズメントパークでお客さんに持ってもらって行動を調査したい

・農業車両の盗難時に追跡できるように取り付けたい

・高価なレンタル機器に取り付けて紛失を防ぎたい

・子供向けおもちゃに組み入れたい など

特に多かったのがGPSトラッカーをezFinderではなく自社システムに取り入れたいという方。実はTR-313Jはここが大きな強みなんです。

TR-313Jは簡単に自社仕様にカスタマイズが可能です。例えばTR-313Jの位置情報を自社サーバにデータを送信したい、車両で使いたいので通信間隔を短くしたい、メール通知を複数にアドレスに送信したいなど設定項目は合計137項目!開発ツールで自社仕様に簡単かつ柔軟にカスタマイズできる製品なんです!つまりシステムの位置特定ハードウェアとして面倒な開発なしにすぐに組み込めることができるのです。

もちろんezFinderのカスタマイズも可能。1から開発するコストや手間を考えるとはるかにコスト削減につながります。当日もそんな相談が多くあり、たくさんの方々に来ていただきました。

忙しいながらも自称家電オタクとしては他のブースが気になって巡回してみる。今回のテーマは4K&8K、ウェアブルといったところか。そんな中、変わった集団がいた

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みんな何かに乗ってる・・・

見た瞬間思った・・・乗りたいと。しかし見るからに関係者しか乗ってない。いやいや未来の乗り物に乗るためにここに来た(出展のためだけど)とスタッフに説明。なんと願えば叶うもので運よく(並んで)ミニツアーに参加させていただいたのだった!本当にありがとう!ちなみにこれはHONDAのパーソナルモビリティUNI-CUB(ユニカブ)。体重を傾けるだけで移動できる未来の乗り物。いや~面白かった!未来を感じたのだった

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UNI-CUB上でもTR-313Jの宣伝を忘れずに

公私ともに大満足のシーテックでした!

SIMフリーiPhone 6で香港に行って、TR-313Jも使ってみた

2014年10月17日

                            by ノルドマルク


1.ezfinder-s

(画像クリックで拡大)

 

香港で年2回開かれる大きな展示会を見学にやってきました。

さて今回は日本で購入したiPhone 6を香港に連れてきました。前回iPhone 5はSIMフリー版を香港で購入しました。しかし今は為替の関係で香港で購入する方が高いです。また「スマホの聖地」と呼ばれている旺角の先達広場でも、新品iPhone 6をお店に持ち込んで買い取ってもらっている人の方が多いじゃないですか!香港のAppleストアで買ったのか、日本で買ったのか知りませんが、大量に新品をお店に持ち込んでいる人たちが目につきました。


2.smartone

 

日本でキャリア契約しているSIMロックスマホは、海外でローミング使用すると高いです。したがってちょくちょく私のように海外に行く人たちは、SIMフリースマホを持って行くケースが多いです。現地でSIMカードを調達するわけですが、国によって入手しやすさが異なります。香港はちなみに空港でも購入できますし、ナノSIM以外は空港のセブンイレブンでも購入できるようです。
旅行者にはPCCWのツーリスト用SIMが一番得なようです。私はSMARTONEという大手のSIMを使用しています。最初にHK$48のSIM(2日分)を購入し、足りなくなったら写真のようなRecharge Voucherというものを購入します。これは街にあるSMARTONEショップで購入できますが、深水埗駅近辺露店なんかでは少し割引して売っています。SIMカードの挿入されたスマホで*111*の後に、スクラッチで見えてくる16桁の数字を入れて発信すれば、チャージ完了です。ちなみに日本からクレジットカードでチャージできます。しかし初めて48ドルのSIMを購入した時に、SMSで送られてくる暗証番号を覚えておかなければいけません。これがないとネットで購入はできません。日本への通話はどうするかというと、私は050を使用しています。香港から日本へは050でインターネット通話できます。日本からも受信できますよ。香港内での通話はうまくいかないようです。

さて私が今回一番心配していたのはios8になってからのAPN入力方法でした。もちろん専用プロファイルアプリを使いPCから設定もできますが、うまくやれるか少し心配でした。香港空港でSMARTONEのSIMカードを挿入し、電源入れるとLTEの電波は間違いなく受信していますが、インターネット接続できません。電源再投入してもうまくいきません。そこでプロファイルを見てみると、やはりb-mobileのままでした。それを設定メニューから消去すると、簡単にインターネット接続できました!APNの手入力は一切不要でした。

3.smartphone

 

香港のホテルではインターネット接続がいまだに有料なところが結構あります。私の宿泊したところはなんと24時間1,600円です!とても利用する気になりません。SIMフリースマホで節約して、ホテルのインターネットで1日1,600円払うようなマヌケなまねはできません。そこでiPhone 6からテザリングしようとすると、なんと「テザリングできません。SMARTONEにお尋ねください」とか出るぢゃないですか!まいりました。
ふとデスクの上を見ると「スマートホンです。お出かけの時はお伴します」とか英語で書いているではないですか!宿泊者用のAndroidスマホが各部屋にあるのです。こんなホテルは初めてです。そこでスマホの設定を見てみると、ちょっといやらしい感じにはなっていましたが、テザリングがうまくいきました。これでPCの方もインターネットだいじょうぶです。しかし通常のWiFiインターネットが1日1,600円で、備え付けのスマホからは無料でテザリングできるって・・・このコンセプト何なんだろ?

4.demo

 

さてさてインターネット接続も確保できたしということで街に出かけてみました。
こちら旺角では学生たちがデモのために連夜座り込んでいます。「自由に向かって進め!」などの垂れ幕がいたるところにかかっています。日本のテレビなどでも連日デモの様子などが伝えられていると思いますが、旅行者などに危害が加えられるような状況ではありません。
若者たちは「自由を!」と叫んでいるようですが、年配の方たちは「日常生活に支障が出て困るんだよね」とか若者と年配者で口論する様子なども見かけます。香港民たちも必ずしも一枚岩ではないようです。

5.tr313j

3G/GPSトラッカーTR-313Jですが、香港でも問題なく使用できます。TR-313JはGSMにも対応しており、香港でも使えます。通常はSIMカードを購入して、スマホで一度開通手続きします。その後APNをezToolで書き換えて、TR-313Jに挿入すれば、普通にezFinder BUSINESSで位置情報閲覧できます。
最近海外でも使えるローミングSIMなども出てきているようですので、機会があればそちらでも実験したいと思います。そうすれば年老いた両親の海外旅行にTR-313Jを持たせて、現地についたら電源ONだけで、位置情報をezFinder BUSINESSにレポートできるようになるかもしれません。

6.washoku

香港人がやっている和食屋さんに行ってみました。カナダなんかではラーメンの上に天ぷらがのっているようなビックリ和食に遭遇しますが、香港ではまだそんな和食に出会ったことはありません。一見ふつうの定食でしたが、茶わん蒸しには具は一切入っていませんでした。私の住む北海道で具無し茶わん蒸しはあまりないですが、京都とかではあるんですかね?

TR-313J×登山

2014年8月25日
by dot.

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3G/GPSトラッカー「TR-313J」を携帯して登山に行ってきました。
今回の目的地は、富良野岳。
十勝岳・富良野岳登山口からスタートです。

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スタートして少しすると何やら怪しい装置がありました。
よく見てみると通った人の数を数えている装置のようです。
スマートフォンが装着されているため、リアルタイムにデータを送信しているのかもしれません。

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今回、我々が携帯していたTR-313Jは、リアルタイムに位置情報を送信できる装置です。
登山で活用できる機能として、SOS機能とジオフェンスアラート機能があります。
SOS機能を使用すると、TR-313Jを携帯している方が任意のタイミングでSOS信号とともに
位置情報を送信できます。何か緊急事態が発生した際に有効な機能です。

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ジオフェンスアラート機能は、予め専用Webアプリケーションで地図上に囲いを作成し
囲いへの入退出でアラートを出すことができます。
登山口や分岐点、山頂などのポイントを指定することで、登山者がポイントを通過すると
自宅にいる家族の方などが登山者が今どこのポイントを通過したかということを知ることができます。

TR-313Jは、3G通信が可能な一部の山岳地域でご使用いただける機器になりますが、
今回の富良野岳登山のルートでは、常に通信が行えていた印象(※)です。
※常に通信が行えていることを確認はできておりません。

 

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学生以来の登山だったため、スタートからかなり体に堪える登山となりましたが
なんとか登頂成功です。
山頂は風がとても強くまっすぐ立っていられない程でしたが、景色はとても綺麗でした。
お昼ご飯を食べ、帰りはだいぶ楽に下って来ることができました。

次回は、黒岳-旭岳縦走を予定しています。

3G/GPSトラッカーで古紙持去り業者を追跡し特定する!

2014年5月2日

カニ太郎

前回のブログでも紹介した3G/GPSトラッカー TR-313Jのリリース目前となりました。

どのような用途があるのかと考えてみると最近目にした記事を思い出した。

都会では大切な資源になる古紙の持去りが増えているらしい。

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※全てフィクションです

今回はこの3G/GPSトラッカー TR-313Jの活用事例として古新聞などの持去り業者を追跡し特定するシュミレーションを行いたいと思います。

 

用意するものは

TR-313J 1台

古新聞 1か月分

カッター

以上

まず1週間分の古新聞の真ん中をカッターでくり抜く。実はこれが一番大変な作業。

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新聞の両端をテープで留めてから切っていくとうまくいく

くり抜きが終わると念のためケースに入れたTR-313Jを入れる。

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あとはまた新品の古新聞を被せてヒモで縛る。

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見た目にはGPSが入っていることに気が付くことはない

その次に専用Webアプリ ezFinder上でアラート機能を設定する。(アラート機能はezFinderの有償版プレミアムアップグレードが必要です)

今回はジオフェンスという機能を使ってこの古紙が町内を出たときにスマホにメールまたはSMSを送るという設定にした。アイコンのジオフェンスをクリック

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ezFinderは日本語対応

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町内をポリゴンで囲いジオフェンスを追加する

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アラート設定も行う

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どのトラッカーを割り当てるか設定して完了

あとはこれをゴミステーション(ゴミ置場のことを北海道弁でこう言う)に置いて持去り業者が持っていくのを待つ。

・・・数時間後、スマホが鳴った!メールを受信している。

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SMSは通知だけだが

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メールでは地図画像が添付される

古紙持去り業者がまんまとうちのGPS入り古紙を持って町外に出たようだ。この町外に出るということは正規のゴミ収集車ではない。

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今日も大量♪

あとは悪質業者のアジトを突き止めるのみ!

どこを通ってどこに向かっているのかをezFinderにアクセスするだけで確認することができる。つまりインターネットに繋がっているスマホやタブレットがあればどこからでも居場所を特定できるのが3G/GPSトラッカー TR-313Jの最大の特徴だ。さらにFomaプラスエリア対応なので田舎道でも逃さない。

今すぐ追いかけたい気持ちを抑えて注意深く見守る。今回のミッションはヤツらのアジトを突き止めるんだ。

30分ほど隣町やその隣町などを周ってある場所で止まっている。ここか・・・

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クリックで拡大

早速、車で向かおう。運転を同僚にお願いし助手席でさらに移動しないか注意深く見ている。もちろんスマホさえあればどこでも確認することができるのでさらにどこかに移動しても追いかけながら追跡することができる。

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ど、どうしてココが!?

こうして古紙持去り業者を特定でき、今後こういった行為をしないという誓約書を書かせた・・・というシュミレーションでした。

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本体サイズは68 × 46 × 18mm、64gと小さい718_6_

専用クレードルで充電を行う

こうした用途で使える3G/GPSトラッカー TR-313Jは月々コストが804円(税込)からと低ランニングコスト。アラート機能を使わないで追跡するだけで十分という用途であればezFinderは無料で使用することができる。さらに TR-313Jの契約は本体を購入する必要はあるが携帯業界でよくある「2年縛り」といったようなメンドクサイ条件もないので好きな時に解約、必要があれば再度契約(要初期費用)できるお財布にも少ない予算にも優しい製品だ。

3G/GPSトラッカーサイトはこちら

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3Dプリンターで自動撮影カメラのアクセサリー作成

2014年1月24日

カニ太郎

GIShopに念願の3Dプリンターがやってきた!

そいつの名前はSCOOVO。スモール工房が名前の由来らしい。その存在を知った時からどうしても欲しかったけどまだまだ自腹じゃ手が出ない価格。じゃあ会社で買ってもらえばいいんだ!理解ある上層部の承諾を得て昨年末に到着。

・・・こいつだ

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早速、サンプルデータの中からiPhoneスタンドなるものをチョイスして試作してみる。

スタッフみんな見るのも初めて触るのも初めて。動いたときには「おお~!」「カシャッ」「ピロリロリ~ン」と撮影会が始まる始末。でも完成まで・・・え?8時間!?

2時間くらいでパパッというイメージだったけどかなり時間がかかるのね。こりゃ今日のものじゃないとあきらめて帰宅しようと思ったがそこはGIShop。だてに自動撮影カメラを販売していません。この過程をSG-007でタイムラプス撮影することにした。

翌朝、(ほぼ)完成していた!立体のものがプリントされているってすごい!!その時のタイムラプス画像を動画にしたのがこれ

なるほど。1層ごとに組み上げていって立体形にしてるんだ。おもしろいな~

試作と仕組みがわかったところで、よしなんか作ろう!実は3Dプリンターでどうしても作成したいものがあった。自動撮影カメラのアクセサリーだ。

自動撮影カメラはほとんど野外で使用するにも関わらず防水の機種は現在のところSG-007しかない。そこでGIShopでは雨天ルーフなどを自作してきた。でももっとスマートになるはず。という思いからそのまま自動撮影カメラに被せる「雨天キャップ」を自作したかったのだ。

でも図面はどう書くのか。CADなんて学生時代以来使ってないんですけど。

調べてみるとCADを使えなくても図面を作成できるフリーのソフトやウェブサービスが山ほどある。いい時代です。

何種類か使ってみて一番良さげなTinkercadなるサイトを使ってみた。ソフトのインストール不要でブラウザ上で図面を簡単に作成できる。もちろん無料。

早速、図面作成。いや、待てよ。カメラの大きさどうやって測る?3Dプリンターはあるけど3Dスキャナはない。ここは定規とノギスで実寸測るしかない。

コツコツ測ってなんとか図面ができた。早速STLファイルをダウンロードしSCOOVOに読み込ませる。ふむふむSTLからGコードを作成するのか。ドキドキしながら印刷開始!

出来上がったのがこれ

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おお~思ったよりいい仕上がりだ。チョコみたい。ちょっとブカブカだけど。こんな簡単にできるのか~

でもこれじゃ浅くて風で飛ぶんじゃないか?という意見もありまたコツコツと図面を手直しする。より深くした2代目雨天キャップがこちら

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深くなってより安定した。水をかけても大丈夫。見た目?アメリカの大学生っぽいねという意見が多い。なるほど、製品化するにはもっと見た目も良くなければいけないのね。その時はこれが一番いい!と思っても出来上げるとここはこうしたほうが良かった、ここはこうするべきだって改良点が見えてくる。何回も何十回も繰り返してやっと製品になるんだな~と実感。

ここで少し変わってSG-007のアクセサリーに取り掛かる。実はSG-007はセキュリティボックスがないため本体下部のSDカードスロットから抜こうと思えばSDカードを盗まれる恐れもある。じゃあ本体下部を覆うカバーがあれば抜けなくなるってことで作ったのはこれ

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背面にストラップかパイソンロックでカメラに通して樹木に固定する形状のためこのカバーで一応はSDカードが抜けなくなる。ACアダプターも使えるよう下部に穴を開けた。そこから溜まった水も抜ける。ただ耐久性とかは実験しなければわからない。

この図面は30分ほどで完成した。便利な時代だ。

その後、またキャップを改善。より製品っぽく丸みを持たせ、よりしっかりカメラにフィットするよう精密に採寸し図面に反映させた。

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お~これは完成度高い。そして試作品3つを並べてみると進化してるな~と自画自賛。もちろん改良点は多々あるけど外注しないで事務所でここまでできるのであれば発想が形になりその形からさらなる発想が生まれる。もちろん導入コストはかかるけどそれとは比べ物にならない効果が3Dプリンターにはあるような気がする。素人の僕でもここまでできたので。

自宅にも欲しいな~

第1回 自動撮影カメラ フォトコンテスト総評

2013年12月19日

トレカメ博士

came-hakase前代未聞の自動撮影カメラで撮影した野生動物の画像のみが応募対象となる「第1回 自動撮影カメラ フォトコンテスト」 も本日が結果発表日じゃ。

初開催にもかかわらず応募総数47点とは企画したワシも鼻高々じゃ。応募してくれた方々に心からお礼を言うぞ。ここで受賞作品を1点ずつワシが勝手に解説していくかの~

栄えあるグランプリは・・・

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「羆」

じゃ!

この迫力!そして自動撮影カメラでなければ撮影できないであろうこの作品が選ばれた。撮影機種はSG565FVというSG565F-8Mの前モデル。ストロボ搭載で夜間でもカラー動画が撮影できるモデルじゃ。ストロボモデルはストロボが強力すぎて近距離では白飛びすることがあるのじゃがこの作品は対象が黒いからあまり反射せずきれいに撮れたのじゃろう。やはり赤外線モデルでは撮影できない夜間カラー画像は毛並までリアルに見えて迫力があるの~満場一致でグランプリじゃ。賞品はHD動画が撮影できる最新機種SG968K-10Mじゃ。いさくまにはさらに素晴らしい作品を撮影してほしい。

準グランプリ 2点は・・・

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「冬を乗り越える」

じゃ!

本来ニホンジカは体が重いわりに足が小さいので埋まってうまく歩けないため雪上の移動を嫌う。しかしそう言ってられない季節になると無理にでも雪をかけ分けて進まねばならないじゃろう。その姿がラッセル車並みに豪快で自然界で生きるオスジカの姿をうまく撮影できた作品じゃ。撮影機種はLtl Acorn 5210Aじゃろ。

準グランプリ2点目は

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「廃棄農作物に注意!被害を拡大しているのはあなたです。」
じゃ!

これはベストメッセージ賞とも言えるじゃろう。自動撮影カメラを使うことで被害が大きくなっている原因は実は自分だった。と認めさせることもできる。様々な用途で使用できるのもこの自動撮影カメラの魅力じゃ。撮影機種はCuddeback Captureかの~。グランプリと同じく夜間もカラーで撮影できるストロボタイプじゃ。

準グランプリの賞品はリアクションカメラじゃ。今はやりのウェアブルカメラで様々なシーンを撮影してほしい。

特別賞は全部で10点。それぞれに勝手に名称を付けていくかのう。

まずベストアングル賞

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「ん?」
カメラ目線でエラそうじゃの~。軽く眉毛に見えるのもポイントが高い。後ろにもう1匹いる構図もおもしろいの~。撮影機種はMoltrieの・・・少し昔の機種じゃ。

エビフリャー賞

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「雪原に刺さったエビフライ」
その名の通り空から降ってきたエビフライをうまく撮影できた作品じゃ。ではなく野ウサギの後ろ姿じゃ。それがどう見てもエビフライに見える。エビは小さいが衣でかさ増ししている感じじゃの~。撮影機種はLtl Acorn 5210Aかの~。

北海道賞

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「冬眠前の母子ヒグマ_3連写」
3枚送っていただいたヒグマの連続撮影の1枚じゃ。撮影機種はMoultrie game spy i45。カメラのほうを見ている画像がなかったため赤外線モデルならではの「対象に気づかれにくい」撮影ができているんじゃろう。

猛禽類賞

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「座って身繕い」
今回、猛禽類の作品は2点だけで同じ方からの応募じゃった。オオタカも自動撮影カメラの前ではリラックスし無防備じゃ。これもまさに自動撮影カメラだから撮れた作品かもしれないの~。撮影機種はSG565F-8Mじゃ。

ベスト構図賞

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「夏のカモシカ」
実はワシが一番好きな作品がこれじゃ。背景と色合い、カモシカの哀愁は見事な構図じゃ。撮影機種はSG560P-8M。画質は本当にキレイじゃの~。入選の「ムササビ?」も同機種での作品じゃ。夜間これほど明るい画像が撮影できる機種はないじゃろう。

切ないで賞

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「お母さんたすけてよ」
獣害対策の一環として行っている駆除事業に「切ないで賞」という名称を付けるのは正直、迷ったのじゃが見たまま思いついた名称を付けたのじゃ。気を悪くしないでほしい。撮影機種はReconyx HC600。昼間の画像も300万画素とは思えないほどきれいに撮れとる。

ペコちゃん賞

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「シカのペコちゃん!?」

これもストロボタイプのCuddeback Captureで撮影した画像じゃ。ニホンジカのアップと偶然撮れたくりくりした目と舌出しポーズは非常に可愛らしい。撮影機種はCuddeback Captureじゃ。

最速賞

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「びゅんっ!」

これもストロボタイプのCuddeback Attackで撮影した画像じゃな。ウサギの格好からかなりの速さで通り抜けておる。それにも関わらず被写体ブレもほとんどなく撮影できているのはAttackのトリガースピードの速さとストロボで光量を稼ぎ、シャッタースピードを早くすることで可能になった1枚じゃ。

ファミリー賞

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「ハクビシンの群れ」
ハクビシンの群れじゃ。ストロボタイプで撮影したことでイタチとの違いは一目瞭然じゃ。アライグマといいハクビシンといい外来種調査でも数多く自動撮影カメラが使われているようじゃの~。撮影機種はCuddeback Attackじゃ。

癒し賞

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「こもれび」
癒されるの~こういった野生動物のありのままを撮影できるのも自動撮影カメラの特徴じゃ。撮影機種はこれもCuddeback Captureじゃな。センサー範囲は極端に狭いがトリガースピードが速いのでちょうど画像の真ん中で撮影できる特徴を持った機種じゃ。

特別賞の賞品はGPS内蔵アクションカメラ GPS-11じゃ。

これは専用ソフト上で録画した映像と地図がマッチしどの場所で撮影した動画か閲覧できるウェアブルカメラじゃ。狩猟やスキーのお供に最適じゃ。

続けて入選作品は5点

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「直立不動のアライグマ」

アライグマの2本足直立をうまく撮影できておる。見た目は可愛らしいのじゃが・・・。撮影機種はBushnellの・・・なんじゃろう?

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「ムササビ?」

夜間照射距離が長い機種ならではの明るい画像じゃ。撮影機種は SG560P-8Mじゃな。

 

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「進路喪失」

アメリカではホワイトテールと呼ぶこともあるシカ。その名の通り白いお尻がかわいいの~絵面も素晴らしい。 撮影機種はMoultrieの何かじゃ。

 

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「猪突猛進!」

まさに猪突猛進。このままカメラに追突しそうな勢いじゃ。撮影機種はReconyx HC500じゃ。

 

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「接近注意!!」

かなり近くまで寄ってきたサル。好奇心旺盛じゃ。寄り過ぎてボケているがおもしろい。10枚連続撮影しているようじゃが他の画像も見てみたいの~撮影機種はReconyx HC550じゃ。

 

やれやれ開催したはいいが応募が少なくて一時はどうなることかと思ったわい。

みんな夏休みの宿題並みに終了ギリギリで応募してきてなんとか盛況の元、結果発表までたどり着けた。応募者のみんなに感謝感謝じゃ。今回受賞しなかった作品も素晴らしい画像は何枚もあった。選ぶのはほんと大変じゃったわい。

なんとか第2回も続けることができるじゃろう。実は今回いろいろな意見も頂戴した。

その中でも多かったのが「普段、動画ばかり撮っているからビデオコンテストをぜひ」という意見じゃった。次回以降、これは外せないじゃろう。

では受賞者のみんな本当におめでとう。賞品が調査に役立つことができれば幸いじゃ。

狩猟免許取得メモ in 北海道

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念願の狩猟免許を取得しました。

普通の人はきっかけはどうであれ狩猟免許を取ろう!と思いたったころは何をどうしていいのやら一切わからない。それくらい謎な資格だろう。実際に手続きや提出書類が面倒で受験する前に挫折してしまう人もいるのではないだろうか。

ここでは北海道で狩猟免許を取得したい!と思いたったばかりの人やいつか必要になる後輩たち向けに簡単に手順や費用をメモって残すことにします。

まず狩猟免許には

  • 網猟免許
  • わな猟免許
  • 第一種銃猟免許
  • 第二種銃猟免許

と4種類の資格がある。

狩猟と言うと銃でドーンというイメージがあるかもしれませんが、網やワナを使って動物を捕えることも狩猟と言う。狩猟免許を取得する人の8割くらいは第一種銃猟免許を選択すると思う。第二種は空気銃のみ使える資格だが第一種銃猟免許に空気銃も含まれているため第一種銃猟免許を取得するすることで第二種も持ったというイメージになる。

その他に網やワナを使いたければそれぞれを受験する必要がある。私は第一種銃猟免許とわな猟免許を取得することにした。

 

ステップ1 – 猟友会の狩猟免許講習を申し込む

これは必ず受ける必要はありません。特にわな猟免許は周りにアドバイスをくれる人がいて、その人が実際にわなを使用していれば十分独学で取得できる資格。

しかし第一種銃猟免許は実習があるため初心者にはこの講習なしではキツイ。また狩猟読本という教本をもらえるため(講習費用に入っている)これなしでは学科も難しい。

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狩猟読本と例題集。

費用は第一種銃猟免許、第二種銃猟免許講習で7500円、網、わなが5000円、

両方同時に受けるとちょっとお得な10000円。

申し込みは各地域猟友会支部が窓口になっている。猟友会支部で申し込みをした際にまだ狩猟免許申請をしていない場合はそのことを伝え、以下の必要書類をもらおう。

1.狩猟免許申請書

2.医師の診断書

3.狩猟免許試験受験票

4.返信用封筒(申請場所に持参できる人は不要)

もらい忘れた人はこちらからダウンロード→北海道猟友会

ステップ2 – 狩猟免許資格試験を申し込む

上記の書類を準備し地域振興局などへ提出。自分の地域の提出先を調べておこう。

1.狩猟免許申請書は個人情報を記入するだけ。しかし申請時に1種につき5200円の収入証紙(印紙ではない)が必要。2種だと10400円分。これは予想外に高い。手持ちが6000円しかなかったので一度、ATMに引き返したくらいだ。

2.医師の診断書は病院に行って診断書に医師のサインをもらう必要がある。病院によってかかる費用は様々でだいたい3000円~5000円くらいかかる。講習申し込み時に猟友会の人に診断書を安く書いてくれる病院を知らないか聞いてみよう。 私の場合は4200円取られた。もちろん保険なんてきかないし、サインする医師にも責任が生まれるわけなのでしょうがないかもしれないが、高い。

3.狩猟免許試験受験票は顔写真(縦3cm×横2.4cm)が必要になる。これは受験の際の本人確認用なのでわざわざ写真屋や証明写真ボックスに入ってお金をかけなくても良い。私はスマホで撮影してもらい証明写真作成アプリで編集し印刷したものを使った。問題なかった。

とにかく申請までがめんどくさい。しかもお金もかかる。

私のように2種類受験する場合、ここまで合計

講習費用 10000円 + 免許申請 10400円 + 診断書 4200円 = 24600円

手間と費用でそりゃハンターになる人も増えないわ、と思った。

 

ステップ3 – 狩猟講習を受ける

講習は地元猟友会によって決められていた場所(公民館など)で一日かけて行う。

あらかじめ配られた狩猟読本に添って重要な(試験に出そうな)箇所を説明してくれ、その後に実習。実習と言っても実際に銃を撃つわけではなく銃口がふさがった模擬猟銃を用いてなのでご安心を。2種類受ける場合は9時-17時まで丸一日かかった。

でも個人的にはこの講習に大満足。1日で何もわからない状態から試験に挑む準備までできたのだから。問題は銃の組み立て時に銃身がうまくハマるか・・・。

実習は何回も「銃口内、実包なし、異物なし!」というがある人が「銃口内、実包なし、異常なし!」と言っていたのを聞いてしまい、同じく「異常なし!」が頭から離れなくなっしまった。そして本番でも・・・

 

ステップ4 – 狩猟免許試験を受ける

ここまで来たらあとは試験に挑むのみ!

試験の流れは

1.第一種銃猟免許 学科試験

2. わな猟免許 学科試験

3.学科合格発表

4.学科合格者のみ適性検査

5.距離目測検査

6. 狩猟獣か非狩猟獣かイラストを見て答える試験

7.第一種銃猟免許 実技試験

8.わな猟免許 実技試験

人数、試験地により順番は異なると思う。

試験はまず学科試験を受ける。最初に第一種銃猟試験を行い、それが終わってから引き続きわな猟試験を受ける。時間は各90分あるがそれぞれ30分もあれば十分だろう。7割以上の正解で合格。前日に狩猟読本を復習したが結構わからない問題があった。これは講習なしではきつかった。

3.学科合格発表では受験者全員が無事合格したのであった。

4.学科合格者のみ適性検査は屈伸運動などの他に視力検査(両眼で0.5以上)など

5.距離目測検査は試験官によってあそこのお寺までの距離は何メートル?っていう質問に300m,50m,30m,10mのどれかを答えるだけ。余裕。

6. 狩猟獣か非狩猟獣かイラストを見て答える試験は講習時に配られた狩猟教本に載っている狩猟獣のイラストの中で狩猟して良いかダメか、良い場合はその種類を答えるというもの。試験官とマンツーマンで狩猟教本と同じイラストが紙芝居形式でめくられポンポン答えていく。わな猟の狩猟獣はなじみある動物ばかりなので問題ないが、第一種のカモ類はややこしい。とにかく捕れるカモのみを暗記しそれ以外は捕れないと答える。それでも以下2コも間違えた。kinkuro

予想外のキンクロハジロ。「捕れません」と答えたが正解は「捕れます。キンクロハジロです」

nihonris

これを出され「捕れますニホンリスです」と答えてしまった。正解は「捕れません」。       なぜかニホンリスは当たっていた。

7.第一種銃猟免許 実技試験が一番の難関。特に90秒で銃を組み立てる作業は一度ドツボにはまるとトコトンうまく組み立てられない。冷静を装いつつも手に汗かきながらなんとかクリア。その後もミスが続いた。実は講習から試験まで1週間空いていたためほとんど手順を覚えていなかった。覚えていたのは「銃口内、実包なし、異常なし!(正解は異物なし)」

8.わな猟免許 実技試験で最後。最初に法定猟具か法定外猟具かを答える。このころには疲れ切っていて、これもまた1週間前のことは忘れており「筒式イタチ捕獲器」を「イタチ式筒式?あれ?(小さい声で)捕獲器」と言ってしまった始末。その後は法定猟具の中から1個を選び、架設する。もちろん箱罠をチョイス。ひっかりにくい留め具に苦戦しながらもなんとかクリア。

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筒式イタチ捕獲器は赤丸部分のストッパーがないと使ってはいけない

何点かミスもありつつも無事終了。旭川試験場ではその日に合格発表は行われなく後日郵送で合格していれば狩猟免状が郵送されてくる。ちょうど1週間が過ぎたあたりで到着し無事合格。晴れてハンターになれる権利を得た。

終わってみると試験勉強は自分にとってためになることが多かった。外来種や野生動物の特性なども勉強したからだ。免許を取ったからすぐに狩猟に出れるわけではなく銃所持の手続きや狩猟登録などまだまだ現場に出るまでの手間と費用がかかるようだ。

そのあたりは猟友会のサイトやエゾシカ協会のサイトが参考になると思うので割愛する。

最後に狩猟免許は落とすための試験ではなく受からせるための試験であるということ。

だからといって何もしなくても受かるわけではなくやはり勉強が必要だ。

ちなみに講習から試験までの1週間、なんとか感を取り戻そうと参考ししたのが鳥獣害対策の知恵袋。猟具の説明などとても詳しく書いており大変参考になります。

コウモリフェスティバルでヒメヒナコウモリに出会った

2013年7月17日

カニ太郎

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来たる7月13日-14日と毎年恒例のコウモリフェスティバルに出展させていただきました!

今年は北海道大空町という場所で開催、女満別空港そばという立地でアクセスも良かった?せいか大盛況!

大空町は日本で初めてヒメヒナコウモリのコロニーが確認された場所であり、全国ニュースにもなった。

そのヒメヒナコウモリを一目見ようと全国から大勢のコウモリファンが押し寄せてきた、ということです。

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会場の後ろの方に自動撮影カメラバットディテクターを展示させていただいた。

各コウモリ専門家による研究発表、雪の中で冬眠するコテングコウモリの話など興味深い話ばかり。

カニ太郎の地元、旭川にもコウモリがたくさんいます。その旭川のコウモリの居場所を地図にしたコウモリマップをオサラッペコウモリ研究所が作成し、販売しています。なんという旭川住民以外に需要がないものだ!しかし旭川住民なら買うしかない!!詳細

早速旭川きってのコウモリ好き、カニ太郎も購入。しかしその日の懇親会で希望者に無料で配られたのであった。。

20130713_190908観察会は地元の小学生など100名以上が参加!かつてない規模

19:30を周ったあたりに期待通り飛び立ってくれるヒメヒナコウモリたち。空気読めるぜ。

そしてすぐカスミ網で捕えられる。調査のためなので少し我慢。

20130713_195838専門家による身体測定

その後、参加者にヒメヒナコウモリの特徴など説明してくれた。

ヒメヒナコウモリはヒナコウモリとは異なり乳頭が2対あるとのこと。ということはそれを確認しなくてはならない。

20130713_200616みんないる中、明かりを照らされ乳頭を見られるヒメヒナコウモリ。恥ずかしくてたまらないだろう。

大盛況の観察会の後は待ちに待った懇親会。

その中でコウモリグッズ チャリティーオークションには毎年うちのバットディテクター SSF BAT2を出品させていただいている。

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今年もメイン商品として登場。お酒が入り口がまわらないのカニ太郎の説明の後、オークション開始!

今年も超お得な価格にて落札!落札代金はコウモリ保護に役立てられます。

コウモリフェスティバルの懇親会は毎年翌朝まで続き、夜行性のコウモリと同じく外が明るくなった頃、就寝。

翌朝(というか2時間後)、目が覚めて外に出てみると突き抜けるような快晴!

20130714_090622昨日、あんなに騒がしかったヒメヒナコウモリの寝床も落ち着きを取り戻していた。

改めてこの建物の周りを見渡す。

20130714_090825壁の隙間に糞があったり

20130714_090756壁の隙間が大きく開いていたり

コウモリが住み着きやすい環境が揃っている。

でも同じ場所でちゅんちゅん鳴くスズメたち。共存できるのか?聞いてみたところ、スズメは昼間に活動、コウモリは夜活動。

お互いの生活に支障がないのでは、とのこと。なるほど。

2日目は動物写真家 中島さんによる子供向けのお話会。子供向けにも関わらず僕にもわかり易かった。

20130714_113614会場のコウモリの会グッズ販売も絶好調

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会場にはコウモリの標本も多数展示

実はコウモリの生態はあまり知られていない。子供たちから専門家への質問でも専門家が「どうしてなんですかね~」と答えることがあるくらいだ。

しかし実際に見てみるととてもかわいらしく、その「謎」の生き物に魅せられること間違いないだろう。