コウモリ探知機 SSF BAT2 バットディテクターを手に夏の夜道をお散歩

2013/08/22

by ボリボリ

本日の空模様
本日の空模様

北海道のこちらの地方は、お盆を過ぎると夕方から朝にかけてとても涼しくなり海水浴のシーズンも終わりです。子供たちの夏休みが短くすでに2学期が始まり毎日元気に登校しています。

さて、この短い北海道の夏休みに私も夏を楽しみました。

バットディテクター SSF BAT2
バットディテクター SSF BAT2

バットディテクター SSF BAT2を手に、夜道をぶらぶら。取引先の営業の方から以前、「コウモリはそこらじゅうにいますよ。」ということをお聞きしていましたので、きっと自宅の周りにもいるはずだ。

堤防沿いのコウモリのいそうな木々
堤防沿いのコウモリのいそうな木々

家から歩いて5分のところに小学校がありまして、その高い木々が立ち並ぶエリアにあたりをつけて夜に娘と向かいました。

娘は、学校であった肝試しで恐怖と少しの期待で、腹痛を訴えるほどの恐がりですが、幼いころから毎年夜間にカブトムシ探しに出かけるので、夜道を怖がることはあまりありません。
どちらかというと、私の方がびくびくしています。

昼間は じぇんじぇん こわぐねえ場所

そう、要はコウモリ探しをしたい私自身夜道が怖いので、娘を連れていくわけでございます。
前日の下見では、犬を連れていきましたが、犬のハッハッハという息遣いや、スンスンスン(吸)・・・フンッ(吐)という鼻息までは許せますが、クチャクチャ聞こえてきたら「これっ、何食べてるの」と気が散り、なかなかコウモリに集中できませんでした。

夜になると すんごく こええ場所
夜になると すんごく こええ場所

 

コウモリ探しは、初心者なのでとりあえず音だけでも聞くことができれば万歳なのですが、いかがでしょう。

聞こえました!コウモリの鳴き声が!

いるんだねぇ~ コウモリさんよ。

いやいやいや、本当はコウモリの発する音声は超音波で、私たち人間の耳ではその肉声を聞きとることができません。なので、このバットディテクターが必要なのです。バットディテクタはコウモリの発する音声を人間が聞こえる周波数に変換してくれます。

有名なコウモリ写真家さんのサイトに、さまざまな種類のコウモリの音声が公開されていましたのでそれと比較すると、・・・う~ん、ヤマコウモリ? ヒメコウモリ?

カニ太郎さんは、何度かコウモリ専門家のもとでコウモリ観察を体験しております。彼からの情報では、キクガラシコウモリの音声がとてもきれいなのだそうです。やぁ、いつか聞いてみたいものです。

数日前に町内会長さんから近くの山に「クマが出た」ので数か所の山道が通行止めになったと教えてもらいました。でも、むかしから夜中に熊はその山を歩いているそうです。
コウモリ探しは、今シーズンはダメかな~。

狩猟免許取得メモ in 北海道

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念願の狩猟免許を取得しました。

普通の人はきっかけはどうであれ狩猟免許を取ろう!と思いたったころは何をどうしていいのやら一切わからない。それくらい謎な資格だろう。実際に手続きや提出書類が面倒で受験する前に挫折してしまう人もいるのではないだろうか。

ここでは北海道で狩猟免許を取得したい!と思いたったばかりの人やいつか必要になる後輩たち向けに簡単に手順や費用をメモって残すことにします。

まず狩猟免許には

  • 網猟免許
  • わな猟免許
  • 第一種銃猟免許
  • 第二種銃猟免許

と4種類の資格がある。

狩猟と言うと銃でドーンというイメージがあるかもしれませんが、網やワナを使って動物を捕えることも狩猟と言う。狩猟免許を取得する人の8割くらいは第一種銃猟免許を選択すると思う。第二種は空気銃のみ使える資格だが第一種銃猟免許に空気銃も含まれているため第一種銃猟免許を取得するすることで第二種も持ったというイメージになる。

その他に網やワナを使いたければそれぞれを受験する必要がある。私は第一種銃猟免許とわな猟免許を取得することにした。

 

ステップ1 – 猟友会の狩猟免許講習を申し込む

これは必ず受ける必要はありません。特にわな猟免許は周りにアドバイスをくれる人がいて、その人が実際にわなを使用していれば十分独学で取得できる資格。

しかし第一種銃猟免許は実習があるため初心者にはこの講習なしではキツイ。また狩猟読本という教本をもらえるため(講習費用に入っている)これなしでは学科も難しい。

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狩猟読本と例題集。

費用は第一種銃猟免許、第二種銃猟免許講習で7500円、網、わなが5000円、

両方同時に受けるとちょっとお得な10000円。

申し込みは各地域猟友会支部が窓口になっている。猟友会支部で申し込みをした際にまだ狩猟免許申請をしていない場合はそのことを伝え、以下の必要書類をもらおう。

1.狩猟免許申請書

2.医師の診断書

3.狩猟免許試験受験票

4.返信用封筒(申請場所に持参できる人は不要)

もらい忘れた人はこちらからダウンロード→北海道猟友会

ステップ2 – 狩猟免許資格試験を申し込む

上記の書類を準備し地域振興局などへ提出。自分の地域の提出先を調べておこう。

1.狩猟免許申請書は個人情報を記入するだけ。しかし申請時に1種につき5200円の収入証紙(印紙ではない)が必要。2種だと10400円分。これは予想外に高い。手持ちが6000円しかなかったので一度、ATMに引き返したくらいだ。

2.医師の診断書は病院に行って診断書に医師のサインをもらう必要がある。病院によってかかる費用は様々でだいたい3000円~5000円くらいかかる。講習申し込み時に猟友会の人に診断書を安く書いてくれる病院を知らないか聞いてみよう。 私の場合は4200円取られた。もちろん保険なんてきかないし、サインする医師にも責任が生まれるわけなのでしょうがないかもしれないが、高い。

3.狩猟免許試験受験票は顔写真(縦3cm×横2.4cm)が必要になる。これは受験の際の本人確認用なのでわざわざ写真屋や証明写真ボックスに入ってお金をかけなくても良い。私はスマホで撮影してもらい証明写真作成アプリで編集し印刷したものを使った。問題なかった。

とにかく申請までがめんどくさい。しかもお金もかかる。

私のように2種類受験する場合、ここまで合計

講習費用 10000円 + 免許申請 10400円 + 診断書 4200円 = 24600円

手間と費用でそりゃハンターになる人も増えないわ、と思った。

 

ステップ3 – 狩猟講習を受ける

講習は地元猟友会によって決められていた場所(公民館など)で一日かけて行う。

あらかじめ配られた狩猟読本に添って重要な(試験に出そうな)箇所を説明してくれ、その後に実習。実習と言っても実際に銃を撃つわけではなく銃口がふさがった模擬猟銃を用いてなのでご安心を。2種類受ける場合は9時-17時まで丸一日かかった。

でも個人的にはこの講習に大満足。1日で何もわからない状態から試験に挑む準備までできたのだから。問題は銃の組み立て時に銃身がうまくハマるか・・・。

実習は何回も「銃口内、実包なし、異物なし!」というがある人が「銃口内、実包なし、異常なし!」と言っていたのを聞いてしまい、同じく「異常なし!」が頭から離れなくなっしまった。そして本番でも・・・

 

ステップ4 – 狩猟免許試験を受ける

ここまで来たらあとは試験に挑むのみ!

試験の流れは

1.第一種銃猟免許 学科試験

2. わな猟免許 学科試験

3.学科合格発表

4.学科合格者のみ適性検査

5.距離目測検査

6. 狩猟獣か非狩猟獣かイラストを見て答える試験

7.第一種銃猟免許 実技試験

8.わな猟免許 実技試験

人数、試験地により順番は異なると思う。

試験はまず学科試験を受ける。最初に第一種銃猟試験を行い、それが終わってから引き続きわな猟試験を受ける。時間は各90分あるがそれぞれ30分もあれば十分だろう。7割以上の正解で合格。前日に狩猟読本を復習したが結構わからない問題があった。これは講習なしではきつかった。

3.学科合格発表では受験者全員が無事合格したのであった。

4.学科合格者のみ適性検査は屈伸運動などの他に視力検査(両眼で0.5以上)など

5.距離目測検査は試験官によってあそこのお寺までの距離は何メートル?っていう質問に300m,50m,30m,10mのどれかを答えるだけ。余裕。

6. 狩猟獣か非狩猟獣かイラストを見て答える試験は講習時に配られた狩猟教本に載っている狩猟獣のイラストの中で狩猟して良いかダメか、良い場合はその種類を答えるというもの。試験官とマンツーマンで狩猟教本と同じイラストが紙芝居形式でめくられポンポン答えていく。わな猟の狩猟獣はなじみある動物ばかりなので問題ないが、第一種のカモ類はややこしい。とにかく捕れるカモのみを暗記しそれ以外は捕れないと答える。それでも以下2コも間違えた。kinkuro

予想外のキンクロハジロ。「捕れません」と答えたが正解は「捕れます。キンクロハジロです」

nihonris

これを出され「捕れますニホンリスです」と答えてしまった。正解は「捕れません」。       なぜかニホンリスは当たっていた。

7.第一種銃猟免許 実技試験が一番の難関。特に90秒で銃を組み立てる作業は一度ドツボにはまるとトコトンうまく組み立てられない。冷静を装いつつも手に汗かきながらなんとかクリア。その後もミスが続いた。実は講習から試験まで1週間空いていたためほとんど手順を覚えていなかった。覚えていたのは「銃口内、実包なし、異常なし!(正解は異物なし)」

8.わな猟免許 実技試験で最後。最初に法定猟具か法定外猟具かを答える。このころには疲れ切っていて、これもまた1週間前のことは忘れており「筒式イタチ捕獲器」を「イタチ式筒式?あれ?(小さい声で)捕獲器」と言ってしまった始末。その後は法定猟具の中から1個を選び、架設する。もちろん箱罠をチョイス。ひっかりにくい留め具に苦戦しながらもなんとかクリア。

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筒式イタチ捕獲器は赤丸部分のストッパーがないと使ってはいけない

何点かミスもありつつも無事終了。旭川試験場ではその日に合格発表は行われなく後日郵送で合格していれば狩猟免状が郵送されてくる。ちょうど1週間が過ぎたあたりで到着し無事合格。晴れてハンターになれる権利を得た。

終わってみると試験勉強は自分にとってためになることが多かった。外来種や野生動物の特性なども勉強したからだ。免許を取ったからすぐに狩猟に出れるわけではなく銃所持の手続きや狩猟登録などまだまだ現場に出るまでの手間と費用がかかるようだ。

そのあたりは猟友会のサイトやエゾシカ協会のサイトが参考になると思うので割愛する。

最後に狩猟免許は落とすための試験ではなく受からせるための試験であるということ。

だからといって何もしなくても受かるわけではなくやはり勉強が必要だ。

ちなみに講習から試験までの1週間、なんとか感を取り戻そうと参考ししたのが鳥獣害対策の知恵袋。猟具の説明などとても詳しく書いており大変参考になります。

SG968K-10M をアルカリ乾電池で撮り続けた

8月2日

byボリボリ

 昨夜は涼しくて、北海道の夏は終わりかと思いましたが今日の昼はやけに暑いです。まだまだ夏です。本州の皆さん、夜間早朝はとても涼しい北海道にぜひ遊びにお越しください。何もできませんが。

さて、先月からボチボチとSG968K-10Mを室内で撮り続けました。アルカリ乾電池でどのくらい撮影できるのかということです。自動撮影カメラの電池の持ちを表現する場合、通常お客様は、電池の交換に現場に行くことから、「どのくらいの期間電池が続くか」を知りたいのではと思います。わたしもそれが知りたい。

しかし、カメラを触るにつけ、電池の消費に大きく影響を与えている撮影数(保存されている画像の数)がもっとも目安になるだろう感じました。

もちろん、センサーが反応していない間も少しずつ電力消費はされています。

また、アルカリ電池は気温が低いと途端にやる気をなくす正確の持ち主なのでそういう環境要因も無視することはできません。

今回、私は新品のアルカリ乾電池8本を使用してSG968K-10Mを室内に設置し、以下の設定で撮影を開始しました。

カメラモード Photo
Photoサイズ 500MP(2560*1920)
PhotoBurst 3Photos
Time Lapse 5Min
PIR Trigger Normal
PIR Interval 5Sec

夜間は、無人になるので自動撮影だけですと何も撮影されないことになります。

それでは、皆さんの使用状況を想定したものから離れてしまうということでタイムラプス撮影で夜間も撮影を続けるように設定をしました。ちなみに、室内の温度はちょっと暑いくらいです。

SpecWare9

 SG968K-10Mは、似たような見た目のシリーズ(BMCシリーズ)の最上位機種の椅子を獲得していますので、最近は野性動物だけでなく不法投棄の取り締まりようにお問い合わせをいただいています。

自動撮影カメラ
自動撮影カメラ

7月19日の午前11時頃に設置を開始しました。

そして、今朝8月2日に本体正面のLEDが速く点滅をしました。・・・これですが、なんと撮影開始の時に10秒ほど点滅するほか電池が無くなった時は素早く長い時間点滅をします。

この点滅を人に気づかれたくない場合は、LEDランプの明かりが漏れないように工夫する必要がありそうです。あるいは、そうなる前に電池を交換できれば問題ないです。

この時点で、すでに撮影はストップしています。

挿入したSDカードの中のファイルを確認したところ下のような状況でした。

開始 2013/7/19 10:59
終了 2013/8/3 5:56
期間 14日と18時間57分
カラー静止画 18962 77.8%
白黒静止画 5419 22.2%
3 0.01%
総数 24384 100%
SDカード TOSHIBA 32GB
クラススピード 4
使用領域 9.42GB
空き領域 19.5GB
容量 28.9GB

 

およそ2週間で総数24,384コの静止画を保存しました。それでも、20GBぐらいの容量の余裕がありました。

カニ太郎さんは、十分な画像数だと満足そうです。

SG968K-10M
SG968K-10Mの電池が無くなるまで撮影した時のステータス画面

夜間の画像は、白黒になるのでサイズは小さくなりますが、フラッシュを発光しているので電池の消耗は昼間の撮影に比べて大きいです。これは動画にも同じことがいえます。

今回は カラー:白黒→4:1の割合でしたが、もしかすると夜間の撮影の比率が大きいと、結果は変わってくると思います。

使用した電池の電圧を量ってみましたが、結構使いきっているようです。1.1ボルトぐらいでした。自動撮影はここまで動作しましたが、ここが室内の暖かい場所であるということもこの結果に影響しているかもしれません。また、SETUPモードで液晶画面で設定をしたり撮影画像を閲覧したりするにはもう少し電圧が必要です。

もう撮影できない使いきった電池の電圧

 

予想よりも、撮影ができていたというお話でした。

コウモリフェスティバルでヒメヒナコウモリに出会った

2013年7月17日

カニ太郎

20130713_201304

来たる7月13日-14日と毎年恒例のコウモリフェスティバルに出展させていただきました!

今年は北海道大空町という場所で開催、女満別空港そばという立地でアクセスも良かった?せいか大盛況!

大空町は日本で初めてヒメヒナコウモリのコロニーが確認された場所であり、全国ニュースにもなった。

そのヒメヒナコウモリを一目見ようと全国から大勢のコウモリファンが押し寄せてきた、ということです。

20130713_133344

会場の後ろの方に自動撮影カメラバットディテクターを展示させていただいた。

各コウモリ専門家による研究発表、雪の中で冬眠するコテングコウモリの話など興味深い話ばかり。

カニ太郎の地元、旭川にもコウモリがたくさんいます。その旭川のコウモリの居場所を地図にしたコウモリマップをオサラッペコウモリ研究所が作成し、販売しています。なんという旭川住民以外に需要がないものだ!しかし旭川住民なら買うしかない!!詳細

早速旭川きってのコウモリ好き、カニ太郎も購入。しかしその日の懇親会で希望者に無料で配られたのであった。。

20130713_190908観察会は地元の小学生など100名以上が参加!かつてない規模

19:30を周ったあたりに期待通り飛び立ってくれるヒメヒナコウモリたち。空気読めるぜ。

そしてすぐカスミ網で捕えられる。調査のためなので少し我慢。

20130713_195838専門家による身体測定

その後、参加者にヒメヒナコウモリの特徴など説明してくれた。

ヒメヒナコウモリはヒナコウモリとは異なり乳頭が2対あるとのこと。ということはそれを確認しなくてはならない。

20130713_200616みんないる中、明かりを照らされ乳頭を見られるヒメヒナコウモリ。恥ずかしくてたまらないだろう。

大盛況の観察会の後は待ちに待った懇親会。

その中でコウモリグッズ チャリティーオークションには毎年うちのバットディテクター SSF BAT2を出品させていただいている。

20130713_215256

今年もメイン商品として登場。お酒が入り口がまわらないのカニ太郎の説明の後、オークション開始!

今年も超お得な価格にて落札!落札代金はコウモリ保護に役立てられます。

コウモリフェスティバルの懇親会は毎年翌朝まで続き、夜行性のコウモリと同じく外が明るくなった頃、就寝。

翌朝(というか2時間後)、目が覚めて外に出てみると突き抜けるような快晴!

20130714_090622昨日、あんなに騒がしかったヒメヒナコウモリの寝床も落ち着きを取り戻していた。

改めてこの建物の周りを見渡す。

20130714_090825壁の隙間に糞があったり

20130714_090756壁の隙間が大きく開いていたり

コウモリが住み着きやすい環境が揃っている。

でも同じ場所でちゅんちゅん鳴くスズメたち。共存できるのか?聞いてみたところ、スズメは昼間に活動、コウモリは夜活動。

お互いの生活に支障がないのでは、とのこと。なるほど。

2日目は動物写真家 中島さんによる子供向けのお話会。子供向けにも関わらず僕にもわかり易かった。

20130714_113614会場のコウモリの会グッズ販売も絶好調

20130714_113832

会場にはコウモリの標本も多数展示

実はコウモリの生態はあまり知られていない。子供たちから専門家への質問でも専門家が「どうしてなんですかね~」と答えることがあるくらいだ。

しかし実際に見てみるととてもかわいらしく、その「謎」の生き物に魅せられること間違いないだろう。

モルトリー社製 M-990iの日本語マニュアルもできました!

2013/7/12

byボリボリ

北海道は旭岳のふもと、いまが旬の東川にある会社ですが、屋外で作業をすると、数分後にはぽたぽたと汗が滴る時期になってきました。本州も徐々に梅雨が終了したようで、これからずんずん暑くなってきますね。

本日、モルトリー社製の新製品M-990iの日本語マニュアルが完成しました!

Moultrie M-990i

パチパチパチッ・・・

一人でお祝いです。

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M-990iは、M-100やM-80などの子孫と思われます。

姿かたちがにており、同じ系列の遺伝子を持っているのかな~と思います。

”M” がついていますし。

フタを開けてみました。

2インチの液晶モニタ・・・、M-100と見た目がほぼ同じ。光センサーがなぜか2つあります。

液晶モニタありで、HD動画+音付きはこのM-990iと同様にモルトリー社製のD-555iだけです。

さらに1000万画素の静止画となるとこのM-990iだけでがすっ。

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カメラを樹木等に取り付けた後、モニタでカメラの視野を確認できるのが便利です。

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しつこいですが、マニュアルもできていますよお!

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新製品!Moultlie A-5の日本語マニュアル完成

6/19

byボリボリ

今週は、雨がちの北海道でお隣さんから頂いたネギの苗も少し丈が伸びました。

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Moultlie A-5

さて、Moultlie(モルトリー)社製の超安カメラといえば以前販売していたD-5ですが、新しくA-5に生まれ変わりました。日本語マニュアルも完成しました。

製品名は舌を口腔内にぶつけずに発音できるようになりました。デーゴ→エーゴみたいな?・・びっくりしたようなフェイスです。しゃべらせるとこんな感じか。ちがうか?

天才●カボンの保安官に鼻が似てる
天才●カボンの本官さんに鼻が似てる

いやいやぃゃ、そうではなくて。

A-5は1万円台でD-5を受け継ぎ相変わらずの廉価です。

3万円クラスのカメラと比較すると若干、大柄です。

単2アルカリ乾電池4本で動作します。

Moultlie 電池ボックスとスイッチおよび操作ボタン
Moultlie A-5 電池ボックスと操作パネル(レレレの口に似てる)と地味に写り込んだカメラマンのピースサイン

わかりやすいスライドスイッチと、電源ボタンや操作ボタンがあります。

Moultlie A-5 のスイッチ、電源ボタン、操作ボタン
Moultlie A-5 のスイッチ、電源ボタン、操作ボタン、ピースサイン

マウントは、付属のストラップか、カメラネジ対応のマウントを使用可能です。

背面にストラップとカメラネジ、底面にカメラネジ
背面にストラップとカメラネジ、底面にカメラネジ

ダイレクトツリーマウントマグネット雲台とか、使えます。

最新カタログとA-5
最新カタログとA-5

そういえば、最新のカタログが、できたてのホヤホヤです。

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最新カタログ A-5も掲載してます
自動撮影カメラTipsのページ
自動撮影カメラTipsのページ

最新カタログには、自動撮影カメラTipsを掲載してみました。はじめての試みでございます。

A-5に付属のストラップが少し頑丈?
A-5に付属のストラップが少し頑丈?

A-5に話をもどして、付属のストラップは少し太めでバックルも大きめです。

ちなみに、PCと接続するUSBケーブルは付属しません。

以上、はじめてのカメラとの出会いに向いているかんたんな自動撮影カメラの紹介でした。

Attack と Attack IRのファームウェアが地味に便利になってしまっている

By boribori

ようやく、北海道も他府県に顔向けできる気温になってきました。日中は20度越えです。どうだい!

さて、ロングセラーでとくに野性動物調査に使用されているCuddebackのAttackとAttack IRのファームウェアが、実は地味にアップグレードを続けております。現在はこのバージョンで販売をしております。

下の画像のような、設定の変更ができるようになってきました。

parameterクイックガイドより

ストロボフラッシュのAttackの方は、ターゲットまでの距離にあわせて発光調節ができる点が良いです。

tlsクイックガイドより

また、タイムラプス機能も便利になっています。

現在、Attackをお使いのかたもメーカーサイトからファームウェアを入手し、セルフでUPグレードできます。新品の電池でお試しいただければとおもいますが、ご不安な方は弊社のボリボリまでお問い合わせいただければと思います。万が一のアップグレードの失敗などは、ユーザー様のリスクになってしまいますのでくれぐれも新しい電池でよろしくお願いします。

SG968K-10M vs SG560P-8M vol.1昼間静止画比較編

2013年5月29日

トレカメ博士

さて今日は新発売 SG968K-10Mの性能を定番機種SG560P-8Mと比較してみようかの~。

SG968K-10MといえばHD動画撮影、センサー範囲&夜間照射距離が30mということが売りじゃがSG560P-8Mの上位機種でもある。

それ以外の性能を比較してみよう。まず両者のスペックから

hikaku

SG968K-10Mの赤くなっている箇所がアップグレードされているところじゃ。

いきなり価格もアップグレードされておるが注目すべきはトリガースピードとセンサー反応範囲、反応距離じゃ。

トリガースピードがSG560P-8Mが1-1.3秒に対してSG968K-10Mは1秒となっておる。そんなに大差がないと思うかもしれんがこのトリガースピードとセンサー反応範囲のアップグレードによってどんな効果があるか実験してみるかの~

実際に野外で箱の上に両モデルを置いて撮影された画像を検証してみることにしよう。

各カメラの設定は

・撮影モード:静止画・解像度:SG560-8M 800万画素/SG968K-10M 1000万画素・連続撮影:1枚撮影・PIRインターバル:0秒・感度:ノーマル で揃える。

画像の右側にSG968K-10Mを設置、左側がSG560P-8Mじゃ。その前を横切ってみると

hikaku1アスファルトの継ぎ目に注目じゃ。SG968K-10Mの画像のほうが早く検知し撮影しているのがわかるじゃろ。

これはトリガースピードが速いこととセンサー反応範囲が広いことの結果じゃ。ん?あんまり差がないって?ではもうちょっと様子を見てみるかの。

ではそのままカメラを放置しておいてみることにしよう。

hikaku2

走っている車両もこの通り。SG968K-10Mのほうが速く検知し撮影しておる。ん?SG968K-10Mが右側に置いていいるからだ、と言うか。それもあるが

hikaku3左から右に走り抜けていく車両もこの通り。左に設置していいるSG560P-8Mのほうが優位にも関わらずSG968K-10Mのほうが速く撮影しておる。

ちなみにすべての画像はサイズを縮小しておる。同じ比率で縮小してもSG968K-10Mは1000万画素のため画像サイズは大きくなるが今回は同じサイズになるよう調整しておる。

その後も

hikaku4hikaku5hikaku6hikaku7全ての画像でSG968K-10Mの画像のほうが速く撮影されておった。この他にも速いスピードで移動している車両はSG560P-8Mでは撮影されていないがSG968K-10Mでは後方のみ撮影されている画像が数枚あった。

車両でもこの差があるということは野生動物を撮影する際のこの撮影までの速さと言うのは非常に重要になってくる。つまり同じ環境で設置してもSG968K-10Mのほうが撮り逃しが少なく撮影枚数も多くなるじゃろう。

自動撮影カメラを選ぶときはトリガースピードを気にする人は多くてもセンサー範囲(広角)を気にする人は少ない。例えばCuddebackの全モデルはトリガースピードが0.3秒ととても速い。じゃがセンサー範囲がかなり狭いため撮り逃しが少ないわけではないんじゃ。かといってセンサー範囲が広くトリガースピードも早すぎると画角に収まる前に撮影されてしまい何も写らなくなるということもある。何事もバランスが大事じゃ。

BMC SG968K-10M でタイムラプス撮影がよさそう

By BoriBori

朝晩を除けば、上着が要らない気温にようやくなりました。
北海道では、今が桜の時期です。香り高き行者ニンニクがおいしい季節ですが皆さんいかがお過ごしでしょうか。

桜-北海道東川町

何年も北国で暮らしていながら今年初めて気づいたのですが、あと3カ月と少しでまた寒々しい季節になります。

・・・

さて、ただいまカメラのお問い合わせとシャーマントラップのお問い合わせをいただいていますが、今回はBMCブランドの新商品カメラの機能をご案内したいと思います。

BMC SG968K-10M

SG968K-10M

BMC SG968K-10Mは、BMCシリーズの中で現在最上位機種です。

SG968K-10M ダイレクトツリーマウント

SG968K-10M と ダイレクトツリーマウント

他のモデルに比べ、以下のような特徴があります。

・トリガースピードが1.0秒と、はやい
・静止画が最大10MP(1000万画素)
・HD動画(720P)を撮影
・SETUPの起動が速い
・夜間撮影時のフラッシュがもっとも気付かれにくい(その次が560P-8M)
・気付かれにくいのに、フラッシュ照射距離が30mもある
・個体ごとの識別文字(A~Z)を1文字スタンプできる。
・静止画+動画(10秒)の撮影モードが追加された。
・静止画の連続撮影が1枚から6枚まで可能。

このようにスペックアップしています。

価格が若干上がりますがトリガースピードが上がったこととフラッシュ照射距離が長くなった点が撮影結果に良い影響をもたらすと思います。
また、多数のカメラを設置する場合は、識別ができる文字がスタンプされていれば収集した画像の迷子を防ぎます。

そして、例の通りタイムラプス機能も付いています。
取り急ぎ、週末の3日間に動作をさせてみました。

この価格帯の商品では、もっとも正確にタイムラプス撮影ができているようです。
他のモデルでは、時間間隔よりも長めに撮影したり短めに撮影したりというものがありました。→過去ブログ
エクスプローラで撮影時刻を見ると設定どおり30分間隔で撮影されていますので改善がみられます。

新しいウィンドウで、もう一度クリックすると原寸大になります。画像をクリックして大きい画像を見る

タイムラプス撮影をされるお客様からのお問い合わせは思いのほか多く、おそらく「これ」という機種が今のところ国内には、ないのかもしれません。

もちろん、Reconyxシリーズは正確にタイムラプス撮影をしますがセンサー撮影の用途ではないお客様やできるだけ多くカメラを設置したい人にとっては価格的に合わないのかもしれません。

SG968K-10Mが「それ」になれればと思いますが、この機種にはReconyxとは違い撮影時間帯を設定できません。一定の間隔で、1日24時間撮影を続けます。
夜の画像あるいは昼の画像がいらない場合は、邪魔な写真が撮れてしまうかもしれません。その部分を、よしとすれば問題なしと思われます。

時刻の正確さについては、同様に3日間5秒以内のずれにとどまりましたので、今回は壁掛け時計との比較ですし、まずまずの精度と思います。まずまずというより秒針の位置もほとんどずれていないので結構良いです。

下のスライドショーで確認できます。
(1)「Play」をクリックしてスタート(3秒ずつのスライドショー)
(2)コントローラーを任意の位置にドラッグして画像送り可能です

This movie requires Flash Player 9

大きい画像を別ウィンドウで観る

今回の結果がよかったので、胸を張ってお客様にご案内できるか、もう少し長期戦でデータを取得してみたいと思います。

追記

すでに日本語マニュアルとクイックマニュアルも準備できています。

manual

トレイルカメラ博士にインタビュー vol.3

2013年5月21日

トレカメ博士

350x350_camera_hakase

博士 2013年のBMCのテーマは「ハイブリット」じゃ!

記者 ハ、ハイブリットってあのプリウスのハイブリットですか!?

博士 トレイルカメラで言うハイブリットモデルというのは・・・

博士 ズバリ「赤外線&ストロボ」両方を搭載しているモデルじゃ!

記者 両方?夜間カラーであり白黒!?どういうことですか??

博士 そう。つまり夜間撮影を赤外線を照射して行うか、ストロボでカラー撮影するかをモード選択できるのじゃ。すでにデュアルフラッシュモデルSG560Dという機種があるがそれを最新鋭のセンサーやレンズを搭載した次世代機ということになるじゃろ。

記者 普通は赤外線モデルかストロボモデルか購入時に選択する必要があるけどそれであれば1台2役ということでしょうか?

博士 その通り。用途、撮影したい画像や業務に応じてユーザーで設定できる便利なカメラじゃ。

記者 なるほど。なんかお得ですね。他には2013年新モデルはどのような機種があるのですか?

博士 前にも話したが新モデルはこぞって「HD動画」を撮影することができるようになっておる。

記者 動画がきれいに撮れるんですね。

博士 そう。従来の自動撮影カメラはVGAつまり640×480ピクセルの動画しか撮影できなかった。HDは1280×720ピクセルと高解像度じゃ。ただ注意しなければいけないのはHDはデータ容量がVGAよりはるかに大きい。つまり同じ容量のSDカードに保存できる動画数が少なくなるのじゃ。

記者 なるほど。静止画でも画素数が高くなるとデータ容量が大きくなるからデジカメのモデルチェンジで高画素数になることを嫌うユーザーもいますよね。

博士 その通り。動画はなおさら容量が大きいので注意が必要じゃ。かといってSDカードの容量は変わっていない。

記者 でも各メーカーがこぞってHD動画撮影できる機種をリリースして全て同じくらいの画質なのでしょうか?

博士 良い質問じゃ。HDと言っても解像度の話じゃ。デジカメも同じ画素数でもカメラによって写りは変わるじゃろ。同じように自動撮影カメラもメーカーによって画質が異なる。事前にどのモデルの動画が自分の業務に最適かを確認するべきじゃろ。

記者 えー!そんなに差があるんですか?

博士 例えば BMC SG968K-10Mで撮影したHD動画と Moultrie M-990iで撮影したHD動画を比較してみるかの

SG SG968K-10M

[youtube]http://www.youtube.com/watch?v=GMrowJicyV0&feature=share&list=UU6OlGSrbb5z2EkdDHQyUEmw[/youtube]

M-990i

[youtube]http://www.youtube.com/watch?v=tVwrnpOjHq0&feature=share&list=UU6OlGSrbb5z2EkdDHQyUEmw[/youtube]

博士 同じとき同じ場所から撮影した動画でも全然写りが違うのがわかるじゃろ。

記者 全然違いますね~SG968K-10Mの方がキレイな気がします。

博士 そうじゃな。画質以外にも大きな違いがあるのがわかるかの~?

記者 まず音がSG968K-10Mにはないですよね?あ、あと写っている景色が違うような・・・

博士 そうじゃ。画質はきれいじゃがSG968K-10Mの動画には音がない。これはSG968K-10Mに録音機能がないということじゃ。あと画角が違うから写っている景色も全然違う。通常SG968K-10Mの画角が普通なのじゃがMoultrieのカメラはM-990iに限らず縦の角度が狭いためワイドのように写るのじゃ。もちろん静止画も同様じゃ。

記者 なるほど。単純に画質でいうとSG968K-10Mが良いような気がしますが一長一短ですね。他の機種はどうですか?

博士 他にはSG-007という機種もリリースしたばかりじゃ。これもHD動画撮影が可能でしかも防水モデルなのじゃ!

記者 防水モデルって他の自動撮影カメラはもしかして防水ではない!?

博士 簡易防水程度。つまり雨には耐えうるが台風や大雨によって故障する可能性がある機種がほとんどじゃ。これは自動撮影カメラメーカーがメイン市場をアメリカに絞っていることが原因と言われておる。日本は雨が多いし湿度も高いからの~。

記者 え~じゃあ台風が近づいたらカメラを撤収しにいかなければいけないんですか?

博士 それが理想じゃが設置するのはほとんど山林内でそうもいかない場合がほとんどじゃろ。そこでわしが発明したのが「カメラ用雨天ルーフ」じゃ!

rain_loof_top

記者 さすがトレイルカメラ博士!(これが発明?)

博士 直接樹木に固定できるよう設計されておるからどの機種にも適応できるのが最大のメリットじゃ!

記者 アナログだけどありそうでなかった製品ですね~

博士 アルミで錆びない、取り付ける様々な樹木の太さにも対応しておるのも良い点じゃな。しかも今なら自動撮影カメラとセットで購入するとなんと1260円じゃ!

記者 かなり安いですね。も、儲けあるんですか?

博士 ほとんどないじゃろ。自動撮影カメラの故障がこれで減ればそれでいいのじゃ。

記者 さすがトレイルカメラ博士ですね~何より自動撮影カメラを愛している。他に新情報はありますか?

博士 まだ作成途中じゃが自動撮影カメラ セレクションガイドを一新しておる。その中のチャートをこっそり見せよう→コチラ

記者 これおもしろいですね!自分の欲しいカメラが簡単に見つかる。

博士 まだ作成途中じゃが完成次第、大々的にサイトに載せるつもりじゃ。あとは自動撮影カメラを中心としたカタログvol.3も近々完成予定じゃ。

記者 あの各カメラに博士が勝手に点数付けているカタログですね。

博士 勝手にではない!!ちゃんと検証した結果じゃ。国内で一番多く自動撮影カメラを取り扱っているうちだからできる比較のための点数じゃ。

記者 そうですね~メーカーであれば自社製品の評価が高くなるのは当然だし博士のところみたく第3者機関であれば公平なジャッジができますよね。

博士 それがうちの強みじゃ。

記者 まとめると新モデルはHD動画撮影があたりまえ。でも各モデルによって画質が異なるのでしっかり確認しようということですね?

博士 そうじゃな。あとはまだ先の話じゃが・・・画像を携帯電話網を利用して転送する「3Gカメラ」も現実味を帯びて来ておる。

記者 3Gカメラ!?

博士 3Gカメラとは・・・

次号に続く