オリジナルのクイックマニュアルを作成していますよ!

オリジナルのクイックマニュアルを作成しています!
12/26 byボリボリ
旭川市の江丹別という地域はこのあたりでもっとも低い温度を
観測するので、しばれた日はアメダス江丹別観測所の結果がよくニュースで公表されます。
私は、子供のころよく江丹別の親戚の家に泊まりにいっていましたが、それほど寒かったという記憶はありません。年末にほぼ屋外のような作業場で20~25名ぐらいの親戚でつきたての餅を丸めていた記憶があります。おそらく、大人たちが子供の体が冷えないように気にかけていたのだと今となっては思います。
昔から江丹別の温度が寒い寒いといわれていましたが、いったいその温度はどこで観測されているのでしょうか。
旭川市江丹別町芳野というところで、廃棄物処分場の入り口付近に設置されています。
https://maps.google.co.jp/maps/ms?msid=213290457220535601929.0004a454bc8e8200342f4&msa=0&hl=ja&brcurrent=3,0x5f9f59209f6c888b:0x1c3cc3564fce038f,0&ie=UTF8&t=m&ll=43.87915,142.259302&spn=0.024747,0.04283&z=14&iwloc=0004a454caefd1a96cdf4&source=embed
この江丹別観測所で、昨日12月25日の早朝にマイナス29.3度を記録しました。
旭川の市街地はマイナス23度ぐらいでした。
これだけ寒いと、車のエンジンがかからないときがあります。
室内をうっかりマイナスにしてしまうと灯油式のポータブルストーブも
燃焼を開始しません。
こんな時は、寒いから早く置きたくないのですが以上のような心配ごとがあるので早く起きる必要があるのです。
—————————–
さて、GIShopではさまざまの商品を販売しておりますがそれらのほとんどが、海外で作られていまして、マニュアルなどは弊社で日本語化をしております。
ここに、さらにクイックマニュアルの作成をどんどん増やしております。
一番最初は、スウェーデンはハグロフ社製のVERTEX IV(バーテックスフォー)樹高測定器のマニュアルでした。
作成して2カ月くらいしたときでしょうか、弊社のスタッフへクイックマニュアルがわかりやすくて重宝していると、暖かいお言葉をいただきました。
樹高測定器は、森林の調査に使用され、決まった一人が使用するパーソナルな機器というよりは、その時に業務を受け持った不特定の方で使いまわす商品です。そのような状態で、故障も少なく他に変わりの見つからない素晴らしい商品です。
ただ、機器はその業者で何年も使われているのにはじめて使用する方もいらっしゃるでのでこのようなマニュアルがあると良いのかなと思います。
また、久しぶりに調査に行くという時に、操作方法を思い出すときにも役に立ってくれるかなと期待しています。
——————————
いま、弊社で多く扱っている自動撮影カメラのクイックマニュアルも増えてまいりました。お世話になっている販売店様にも先日、おほめの言葉をいただきながら、さらに誤字脱字を指摘していただきました。
現在完成しているクイックマニュアルは下の商品です。
BMC製 SG560P-8M、SG565f-8M、SG560D
Cuddeback製 Attack/Attack IR
現在は、Reconyxを作成中です。
VERTEX IVや自動撮影カメラも同じコンセプトで作成しています。
初めて使用する人が、初めて使用するためにすることの流れをイメージして作成しています。
これをやれば、とりあえず使用できますよ。という操作ガイドです。
機械の操作は慣れていますが現場ですることはそれだけではありません。
熊も出るかも知れない、足場の悪いユーザー様の作業場では、
機械にだけ集中するわけにはいかないと思います。
私は、山でいつも簡単に操作できる機械の使い方が分からなくなったり
作業の手順を忘れたりする経験から、このような物があればいいなと
思いました。
私たちのお客さんは作業現場から電話できない可能性があります。
わざわざ、携帯電波のあるところまで降りていかなければ私たちに
連絡をすることもできません。
ぜひ、この操作の流れの書かれたクイックガイドをご携帯いただき
何かの助けになれば幸いです。

12/26 byボリボリ

会社前

旭川市の江丹別という地域はこのあたりでもっとも低い温度を

観測するので、しばれた日はアメダス江丹別観測所の結果がよくニュースで公表されます。

私は、子供のころよく江丹別の親戚の家に泊まりにいっていましたが、それほど寒かったという記憶はありません。年末にほぼ屋外のような作業場で20~25名ぐらいの親戚でつきたての餅を丸めていた記憶があります。おそらく、大人たちが子供の体が冷えないように気にかけていたのだと今となっては思います。

昔から江丹別の温度が寒い寒いといわれていましたが、いったいその温度はどこで観測されているのでしょうか。

旭川市江丹別町芳野というところで、廃棄物処分場の入り口付近に設置されています。

地図で表示

この江丹別観測所で、昨日12月25日の早朝にマイナス29.3度を記録しました。

同じころ旭川の市街地はマイナス23度ぐらいでした。

これだけ寒いと、車のエンジンがかからないときがあります。

そして室内をうっかりマイナスにしてしまうと灯油式のポータブルストーブも燃焼を開始しません。

こんな時は、寒いから早く起きたくないのですが以上のような心配ごとがあるので早く起きる必要があるのです。

さて、GIShopではさまざまの商品を販売しておりますがそれらのほとんどが、海外で作られていまして、マニュアルなどは弊社で日本語化をしております。

今年から、現場に持ち出せるクイックマニュアルの作成をどんどん増やしております。

001

一番最初は、スウェーデンはハグロフ社製のVERTEX IV(バーテックスフォー)樹高測定器のマニュアルでした。

VERTEX IV 簡単操作ガイド(GISupplyオリジナル)

樹高測定器は、森林の調査に使用され、決まった1人が使用するパーソナルな機器というよりは、その時に業務を受け持った不特定の調査員さんたちで使いまわす商品です。そのような状態で、故障も少なく他に変わりの見つからない素晴らしい商品です。

ただ、機器はその業者で何年も使われているのにはじめて使用する方もいらっしゃるでのでこのようなマニュアルがあると良いのかなと思います。

また、久しぶりに調査に行くという時に、操作方法を思い出すときにも役に立ってくれるかなと期待しています。

いま、弊社で多く扱っている自動撮影カメラのクイックマニュアルも増えてまいりました。

お世話になっている販売店様にも先日、おほめの言葉をいただきながら、さらに誤字脱字を指摘していただきました。

自動撮影カメラクイックマニュアル(GISupplyオリジナル)

現在完成しているクイックマニュアルは下の商品です。

BMC製 SG560P-8MSG565f-8MSG560D

Cuddeback製 Attack/Attack IR

現在は、Reconyxを作成中です。

VERTEX IVや自動撮影カメラも同じコンセプトで作成しています。

初めて使用する人が、初めて使用するためにすることの流れをイメージして作成しています。

これをやれば、とりあえず使用できますよ。という操作ガイドです。

機械の操作は慣れていますが現場ですることはそれだけではありません。

熊も出るかも知れない、足場の悪いユーザー様の作業場では、

機械にだけ集中するわけにはいかないと思います。

私のように、現場で簡単に操作できる機械の使い方が分からなくなったりして、作業の手順を忘れたりしたときに、このような物があればいいなと思いました。

私たちのお客さんは作業現場から電話できない可能性があります。

わざわざ、携帯電波のあるところまで降りていかなければ私たちに連絡をすることもできません。

クイックガイド(操作の流れ)GISupplyオリジナル

ぜひ、この操作の流れの書かれたクイックガイドをご携帯いただき何かの助けになれば幸いです。

自動撮影カメラ IRフラッシュの夜間画像でぶれるのはしかたがない?

2012/12/12 byボリボリ

12月も半ばの週を迎え、年末の準備にソワソワしようかどうしようか迷う時期がやってきました。私はこのソワソワが年末まで続き、ただソワソワしてみるだけで結局何もしないで、毎年の大晦日に多忙を極め続けるダメ人間です。
また、今年の北海道は遅い冬がやってきたかと思いきや先週は大雪で会社の車も雪山のようになってしまいました。(写真を撮り損ねたのが無念でなりません。)
週末をはさんで出張中のYスタッフの車も雪に埋もれ、月曜日(昨日)男性スタッフがせっせと雪を払っていました。
そのままにしておくと、積もっている雪の密度が高まり彼が帰社することには雪像のように(大げさですが)なってしまった重く硬い雪を時間をかけてよけなければ家に帰れない状態になってしまいます。
冬になると、北海道の調査はかなり少なくなり特に試験研究機関の方々は屋内での研究に精を出されるようです。私が訪れた研究機関ではそれでもスキーで山に挑む研究者様がいらっしゃいます。本当にりりしいお姿です。
そんなことで、私たちも夏冬問わず野外にカメラを設置するスタッフ約1名を除き、なにか室内で役立つ情報をお伝えできないかいろいろ調べ物をしておりますと、カメラの夜間撮影の被写体ブレの問題に行き当たりました。
きっかけは、この画像です。
<001>
鹿・・・だよなぁ、大きさ的に。
でも耳が長いような・・・ブレかなぁ。
これは何だろう・・・。やっぱ鹿ですね。
なんて考えていたら、
一般的なカメラでも、被写体ブレについては対策があるようです。
1.感度を上げて早いシャッターを切る
2.流し撮りをする
というものです。
はたして、自動撮影カメラでこの対策を講じることができるのでしょうか。
1の早いシャッターを切る・・・というのであればシャッタースピードの速いカメラならどうでしょう。
弊社で扱っているシャッタースピードの速いカメラで試しました。
<Reconix、
ありゃりゃ・・・だめです。もともと早いシャッタースピードのカメラでも、暗いところでは、バチンとシャッターが落ちないんですね。
弊社のカメラ小僧的なスタッフ(夏冬問わず野外にカメラを設置する人と同一)が、教えてくれました。
なので、ブレを防ぐのであれば逆の発想で、早くシャッターを切れるぐらい明るくしてしまえ、そうだ、あれだ。ストロボタイプのフラッシュだ。
これなら、被写体ブレはほとんどない。
・・なるほど、ストロボタイプはカラーで撮れる以外にもブレない被写体画像をゲットできるのですね。
被写体を以下に明るく照らすことができるかは下のような順序になります。
1位 ストロボ(白熱光)タイプのフラッシュがあるカメラ
BMC 565F-8M、560D、Cuddeback Attack、
2位 LED(フルRGB白色)タイプのフラッシュがあるカメラ
Reconix HC550、BMC SG860C-8M
3位 IRフラッシュ(Low Glow)タイプのフラッシュがあるカメラ
Reconix HC500、BMC SG560P-8M(※1)、SG560D、SG570V、Cuddeback Ambush IR、Attack IR、Moultrie M-80XT
※1)SG560P-8Mはノーグローですが、画像が明るいので3位に仲間入りです。
4位 IRフラッシュ(Now Glow)タイプのフラッシュがあるカメラ
Reconix HC600、Moultrie M-80Black
1位と2位は、明るいです。人間だと背中を向けていても、気づきます。
3位と4位は、被写体ブレの観点から言うとそれほどの違いはありません。
IRフラッシュは、被写体が動いていると特に野性動物が跳ねたりすると被写体ブレが起こってしまいます。
これは、どうすることもできないのでしょうか。
最初の方に、被写体ブレ対策でもう一つ流し撮影というのがあります。これは撮影者が動体である被写体に合わせてカメラを動かしながら撮影する方法だそうです。
自動撮影カメラは、設置型なのでこれはできません。被写体である野性動物にに「ちょっとそこでポーズとって!」とお願いすることもできません。
う~ん。もはやこれまでか・・・
と、海外の有名な野性動物カメラのフォーラムサイトを覗いていたら、気になるアドバイスを発見しました。
「連続撮影したらいいよ。3枚がいいよ。」
・・・連続撮影。
自動撮影カメラのほとんどには、この連続撮影機能が付いています。
もっとも高機能なReconixなんかは、初期設定で3枚連続撮影になっています。
私的に、この機能が何に使われるべきかをこの時初めて知りました。
被写体ブレに注目して初めて、連続撮影が重要なわけに気がつきました。
被写体である野性動物のブレやすい動きは、なんかジャンプしたり跳ねたりという行動ではないでしょうか。地面をクンクンしている時はそんなにぶれていません。そして、ジャンプしたりする動きはすぐに着地します。その動きの中でのスピードの変化のなかでブレの少ない画像を取得するチャンスがあるかもしれません。それを頑張って撮ってみよう!いや撮れればラッキー!という昨日が連続撮影です。海外サイトでは、1秒の間に複数枚撮れるタイプが、良いよ~!というアドバイスが、ありました。
1回のセンサー反応で複数の撮影を行うことができるのはIRフラッシュとLEDフラッシュ搭載カメラです。ストロボタイプはできません。
ちなみに、1秒~2秒の間に複数枚撮るように設定できるタイプのIRフラッシュカメラおよびLEDフラッシュカメラは、
IRフラッシュカメラ:
Reconix HC500、、HC600
BMC SG560D、SG560P-8M、
Moultrie M-80XT※2、M-80 Black
LEDフラッシュカメラ:
Reconix HC550、BMC SG860C-8M
です。
ReconixのHC550と、BMCのSG860C-8Mは明るいLEDフラッシュなのでストロボフラッシュのようにカラーの静止画を撮影し、省電なので大量に撮影できます。
HC550は、単三リチウムイオン電池12本で40,000画像、SG860C-8Mは、単3アルカリ乾電池8本で11,000画像撮影できます(いずれも常温です)。
通常のIRフラッシュは5,000枚というところなので、LEDフラッシュというのは画期的です。
MoultrieのM-80XTには、モーションフリーズという夜間撮影のシャッタースピードを2段階に変更する機能がありますが、ここを調節しても被写体ブレに関してはさほど顕著な変化はありません。どちらかというと、このModelでは複数撮影機能を使う方が得策のようです。
一般的なカメラは、1回のセンサー反応で1枚、2枚、3枚の設定が可能ですがMoultrieは4枚まで撮影できるのが特徴です。
また、M-80 BlackとM-80XT は3枚を1秒で撮影します。そのほかは2秒以内に3枚を撮影します。
このように、被写体ブレ対策は、IRフラッシュカメラをお持ちのお客さまも3連続撮影で、動物の動きの遅いタイミングをとらえる努力をしてみてください。くれぐれも、SDカードの空き容量を確認してください。

12月も半ばの週を迎え、年末の準備にソワソワしようかどうしようか迷う時期がやってきました。私はこのソワソワが年末まで続き、ただソワソワしてみるだけで結局何もしないで、毎年の大晦日と元旦に多忙を極めるようなだめな人間です。

また、今年の北海道は遅い冬がやってきたかと思いきや先週は大雪で会社の車も雪山のようになってしまいました。(写真を撮り損ねたのが無念でなりません。)

週末をはさんで出張中のYスタッフの車も雪に埋もれ、月曜日(一昨日)男性スタッフがせっせと雪を払っていました。

そのままにしておくと、積もっている雪の密度が高まり彼が帰社する頃には雪像のように(大げさですが)なってしまった重く硬い雪を時間をかけてよけなければ家に帰れない状態になってしまいます。

冬になると、北海道の山林での調査研究はかなり少なくなり特に試験研究機関の方々は屋内での研究に精を出されるそうです。私が訪れた研究機関ではそれでもスキーで山に挑む研究者様がいらっしゃいます。本当にりりしいお姿です。

そんなことで、私たちも夏冬問わず野外にカメラを意欲的に設置するスタッフ約1名を除き、なにか室内で役立つ情報をお伝えできないかいろいろ調べ物をしておりますと、カメラの夜間撮影の被写体ブレの問題に行き当たりました。

特に、最近は「ぶれない!」と頑張っていらっしゃる方もお見受けしますし、今回はブレいついて考えてみたいと思います。

きっかけは、この画像です。数年前の撮影画像です。

Moultrie M80カメラ

Moultrie M80

うさちゃん・・・だよなぁ。

耳が長いような・・・ブレかなぁ。ウサギみたいな鹿かな~。でもぶれてない写真には・・・

Moultrie M80カメラ

耳が、お顔がない。

一般的なカメラでも、被写体ブレについては対策があるようです。

1.感度を上げて早いシャッターを切る

2.流し撮りをする

というものです。

はたして、自動撮影カメラでこの対策を講じることができるのでしょうか。

1の早いシャッターを切る・・・というのであればシャッタースピードの速いカメラならどうでしょう。

弊社で扱っているシャッタースピードの速いカメラで試しました。

止まっていればこんな動物ですが

Reconix カメラ

ささっと動いた時は

Reconix HC600

ありゃりゃ・・・だめです。もともと早いシャッタースピードのカメラでも、暗いところでは、バチンとシャッターが落ちないんですね。

弊社のカメラ小僧的なスタッフ(夏冬問わず野外にカメラを設置する人と同一)が、教えてくれました。

なので、ブレを防ぐのであれば逆の発想で、早くシャッターを切れるぐらい明るくしてしまえ、そうだ、あれだ。ストロボタイプのフラッシュだ。

試しにCoddeback Attack の前でジョギング。

006

これなら、被写体ブレはほとんどない。(背景は、ぼかし処理しています。)

・・なるほど、ストロボタイプはカラーで撮れる以外にもブレない被写体画像をゲットできるのですね。

被写体を以下に明るく照らすことができるかは下のような順序になります。

1位 ストロボ(白熱光)タイプのフラッシュがあるカメラ

BMC SG565F-8MSG560D、Cuddeback Attack

2位 LED(フルRGB白色)タイプのフラッシュがあるカメラ

Reconyx HC550、BMC SG860C-8M

3位 IRフラッシュ(Low Glow)タイプのフラッシュがあるカメラ

Reconyx HC500、BMC SG560P-8M(※1)、SG560DSG570V、Cuddeback Ambush IRAttack IR、Moultrie M-80XT

※1)SG560P-8Mはノーグローですが、画像が明るいので3位に仲間入りです。

4位 IRフラッシュ(Now Glow)タイプのフラッシュがあるカメラ

Reconyx HC600、Moultrie M-80Black

1位のストロボはカメラマンさんならわかると思いますがダントツの明るさです。適正な距離範囲ではまずブレません。2位のLEDフラッシュも、明るいです。ストロボよりはブレの可能性はありますが明るいので直視は危険です。ブレとは関係ないですがコントラストはストロボより気持ち劣りますが色は奇麗です。その結果私の顔面が美肌撮影されます。なによりLEDは、省電力が特徴です。

3位と4位は、被写体ブレの観点から言うとそれほどの違いはありません。

IRフラッシュは、被写体が動いていると特に野性動物が跳ねたりすると被写体ブレが起こってしまいます。

これは、どうすることもできないのでしょうか。

最初の方に、被写体ブレ対策でもう一つ流し撮影というのがあります。これは撮影者が動体である被写体に合わせてカメラを動かしながら撮影する方法だそうです。

自動撮影カメラは、設置型なのでこれはできません。被写体である野性動物にに「ちょっとそこでポーズとって!」とお願いすることもできません。

う~ん。もはやこれまでか・・・

と、海外の有名な野性動物カメラのフォーラムサイトを覗いていたら、気になるアドバイスを発見しました。

「連続撮影したらいいよ。3枚がいいよ。」

・・・連続撮影。

自動撮影カメラのほとんどには、この連続撮影機能が付いています。

もっとも高機能なReconyxなんかは、初期設定で3枚連続撮影になっています。

わたし的に、この機能が何のために使われるべきかをこの時初めて知りました。

被写体ブレに注目して初めて、連続撮影が重要なわけに気がつきました。

被写体である野性動物のブレやすい動きは、ジャンプしたり跳ねたり(同じだろ)という行動ではないでしょうか。地面をクンクンしている時はそんなにぶれていません。そして、ジャンプの動きはかがんで飛んで着地という流れです。その動きの中でのスピードの変化があるとすればブレの少ない画像を取得するチャンスがあるのではないでしょうか。それを頑張って撮ってみよう!いや撮れればラッキー!という機能が連続撮影のようです。

1回のセンサー反応で複数の撮影を行うことができるのはIRフラッシュとLEDフラッシュ搭載カメラです。ストロボタイプはできません。

ちなみに、1秒~2秒の間に複数枚撮るように設定できるタイプのIRフラッシュカメラおよびLEDフラッシュカメラは、

IRフラッシュカメラ:

Reconyx HC500HC600

BMC SG560DSG560P-8M

Moultrie M-80XT※2、M-80Black

LEDフラッシュカメラ:

Reconyx HC550、BMC SG860C-8M

です。

数機種で試しました。太ももが疲弊しています。

HC500 ローグローIRフラッシュHC500(一番左が見やすいかな)

M80-XT ローグローIRフラッシュM-80XT(4連続撮影可能。左から3番目がいいですね。)

860C LEDフラッシュSG860C-8M(1枚目ですかね。)

Reconyx HC550と、BMCのSG860C-8Mは明るいLEDフラッシュなのでストロボフラッシュのようにカラーの静止画を撮影し、省電なので大量に撮影できます。

HC550は、単三リチウムイオン電池12本で40,000画像と別格ですが、SG860C-8Mは、単3アルカリ乾電池8本で11,000画像撮影できます(いずれも常温です)。

通常のIRフラッシュは5,000枚というところなので、LEDフラッシュというのは画期的です。

MoultrieのM-80XTには、モーションフリーズという夜間撮影のシャッタースピードを2段階に変更する機能がありますが、ここを調節しても被写体ブレに関してはさほど顕著な変化はありません。どちらかというと、このModelでは複数撮影機能を使う方が得策のようです。

一般的なカメラは、1回のセンサー反応で1枚、2枚、3枚の設定が可能ですがMoultrieは4枚まで撮影できるのが特徴です。

また、M-80BlackM-80XT は3枚を1秒で撮影します。そのほかは2秒以内に3枚を撮影します。

このように、被写体ブレ対策は、IRフラッシュカメラをお持ちのお客さまも3連続撮影で、動物の動きの遅いタイミングをとらえる努力をしてみてください。くれぐれも、SDカードの空き容量を確認してください。

以上、ブレブレのボリボリよりお届けしました。

新製品続々! BMCのカメラ を掘り下げる

2012/11/29
by ボリボリ

東川町に、遅い冬が来たと思いきや湿った重たい雪が連日振り続けております。

東川町

今朝はみぞれまじりの雪で、国道は路面がとけておりますが、民家の間の道路はつるつるびちゃびちゃという、スタットレスタイヤにとっては、もっとも踏ん張りのきかない状態となっており、滑りながら走行しているような危険な状況です。

そして、雪が降ってからネズミさんもどちらかのお宅に移動したのかまったく姿をみせません。引っ越しされたと思います。

我が家のガレージ

喜んでよいのかもしれませんが、思いのほかさみしい気持ちが我が家を静かにさせております。

あっけないネズミプロジェクトの幕引きでした。

待望の新商品、夜間もカラー動画で撮影できるSG860C-8Mの紹介はまた、テーマを変えて今後の機会にさせていただきます。

・・・

さて、SG560Cを製造しているBMCが最近カメラの画素数を500万画素から800万画素の商品にどんどん変わっていっております。ちょっと勢いのある自動撮影カメラのブランドです。
これらは、外形が一昔前のお弁当箱のようにシンプルで、かつ強い力でケースが閉じていることから水の侵入に対しても結構耐え忍んでくれます。

800万画素のモデルは、下の3機種です。

SG860C-8MSG560P-8MSG565F-8M

SG860C-8Mは、数々のネズミプロジェクト(社内スタッフ主催)で活躍したフルRGBの白色LEDフラッシュで夜間でもカラー動画撮影が可能な、珍しいカメラです。

SG860C-8M

SG560P-8Mは、光らないノーグロータイプのLEDフラッシュが今までよりも遠くまで照射できます。夜間撮影の静止画が比較的明るいのが特徴です。近距離のターゲットを撮影したい時は、予め近距離照射に設定をしておくと発光させるフラッシュを減らして照射することもできます。

SG560P-8M

SG565F-8Mは、ストロボタイプの白熱光タイプなので鮮やかなカラーの静止画を撮影することが可能です。
このモデルの特徴は、操作をリモコンで行うことです。

SG565F-8M


SG565F-8Mと小さくて薄いことが特徴のSG570V以外は、カメラ本体についた操作パネルタイプです。ほとんどの使用者様がこのタイプを便利で使いやすいとおっしゃいます。

操作パネル (SG860C-8M、SG560P-8M、SG560D)しかし、リモコンタイプにも良いところがあります。
比較的高い場所にカメラを設定している時です。
本体に触れるのがやっとな状況では、ケースを開けるのもやっとです。

高いところにあるカメラは操作が難しい

しかし、リモコンなら手元で画面を確認できます。

リモコンは、カメラが高いところにあっても平気

最後にSG560Dですが、これはまだ500万画素の一般的な自動撮影カメラのサイズです。フラッシュが白熱光とIRが搭載されており、用途に合わせてフラッシュのタイプを切り替えて使用します。

SG560D

夜間にカラーの静止画を撮影したい場合は白熱光のストロボタイプフラッシュで撮影すると良いでしょう。
別の調査の時に白黒の動画や静止画を必要とする場合は、IRフラッシュで撮影することができます。

野性動物の調査をなさる方がおっしゃることには、白黒の撮影でよいケースは、個体数の把握がほとんどのようです。あるいは、入ってほしくないエリアへの侵入口の特定などです。
一方、カラーで撮影したい時は個体数よりも動物の種類を見極めるために被写体の色の情報が助けになるのだそうです。

また、ストロボタイプの白熱光フラッシュの場合は、カメラの存在に被写体が気づき、その影響で被写体の進路や行動が変化してしまう可能性があるかもしれません。
調査の性格上、それでは困る場合にノーグロータイプのIRフラッシュをご選択になるのだそうです。

夜間撮影で不可欠なフラッシュでいえば、照射距離を調節できるタイプの自動撮影カメラも、好まれる傾向にあります。とくに、近距離の撮影がしたいお客様が、このことを気にされます。
今まで、使用されていた動物カメラのほとんどが2メートルや3メートルの近距離で被写体の白トビ(被写体が真っ白になる)がおこり、残念な画像になるケースが当たり前でした。

それができるのは、BMCブランドのSG565F-8MSG560P-8MのほかにCuddebackのAttack です。
Attackは、最初からその機能が搭載されていたわけではなくファームウェアの更新で対応するようになりました。
ファームウェア2.00以降のファームウェアですと切換可能です。
このファームウェアの更新方法なども、のちのち紹介して参りたいと鼻息を荒くしている次第です。
このように、じゃんじゃんばりばり新製品を生み出すBMCブランドが最近気になります。

家ネズミプロジェクト パート2 ガレージ編

11月16日(金)
ボリボリ

この穴です。
001
この穴に気付いてしまったその時から、この物語は始まりました。
自宅の横に設置された物置件車庫の周りには、このように防犯目的の砂利石をじゃりじゃりと敷き詰めておるのですが、住人である私たちもこんなじゃりじゃりのところは特に歩くことが無く砂利の下に業者さんが敷き詰めた、草が生えないためのビニルを破って雑草が生えてこない限りこのエリアには立ち寄りませんでした。
そのせいで、このへこみに気付いたのはつい先日のことです。

002
普段なら見過ごすであろうこれをたまたま自分の足でならし、またなにか草を見つけてこのあたりを数日後に立ち寄った時、まったく同じ隙間ができていたことに気づいてしまったのです。

このころ、同じ部門のカニ太郎さんの自宅にネズミが侵入しLANケーブルだかを食いちぎられて大変そうでした。それも、ようやくネズミの訪問が無くなったとかそんな話をしている矢先のことです。

以前のトピック:自動撮影カメラはネズミ駆除に使えるか

彼の自宅と我が家とは近所ではなく、まったく関係ないのですが、なんだか生き物の予感がしまして会社のみんなに相談しました。
不安なら、自動撮影カメラで記録をしてみては?
とのアドバイスをもらい、カメラを設置することにしました。
意外と、不安でどきどきします。知りたくないような、知りたいような。
いずれにせよ、この穴の正体がわかれば、なにか行動を起こさなくてはならないでしょう。

採用した機種は、LEDが明るく発光するタイプの新商品でSG860Cです。

自動撮影カメラ SG-860C
自動撮影カメラ SG860C

動画をカラーで撮影できるのは、この機種だけです。
LEDが省電力なので、このような商品ができたのですね。厳密に検証したわけではありませんが、特にネズミという生き物は人間とは異なり、移動するとき視覚よりもひげからの触覚や聴覚を頼りにしているらしいので派手に光るLEDフラッシュに行動がそれほど影響されないようです。

そのことは、カニ太郎さん宅の騒動の時に撮られた動画で実感していました。
ネズミが、フラッシュの点灯したSG-860Cに対して定位する様子もなければ、逃げる様子もなかったのでそのように受け止めています。

北海道にしてみれば、いい加減初雪が来てもおかしくない11月の始めのことです。
「タイヤ交換、もうした? いつする?」
なんて話しながら、回収したカメラの動画を再生してみると・・・。

「きゃああ~~」

やつでした。やっぱしでした。
鳥肌が立ちましたが、ハムスターとかうさぎとかを飼ったりしていた私的には、
「でも、かわいい・・・」
こんな発言が、どのような反響を招くのかもわからない素人ですみません。

だって、本当に可愛いんですもの。おめめとか。背中のラインとか。
唯一尻尾は、じわじわと気持ち悪いですが。

う~ん。
そして、動画をアップしてお世話になっている方から
こいつはドブネズミと思われるとの助言がTwitterに書き込まれました。

ふふふ。
こういうところが、カラー動画とインターネットの醍醐味ですよね。
ネズミ年なのに、ネズミのことを知らないド素人の私があっという間に種類を教えてもらえる時代です。すぐに教えて下さった方、そしてそんな「つながり」に感謝です。

話を戻して、ドブネズミ・・・。
気の毒な名前です。人間の生活エリア周辺に生息する家ネズミの中の一つだそうです。家ネズミの代表格は、ドブネズミとクマネズミ、そしてハツカネズミのようです。地面を選んだあたりでちょっと乱暴ですが3D的な行動パターンをもつクマネズミを除外しました。あとは、ドブネズミかハツカネズミのどちらかということですが、写真を見る限り、カニさん宅のケースとは違いかなりめんこい(頭が小さい)のでもしかするとハツカネズミかな~、それともドブネズミの子供かな~。なんて話していました。
ハツカネズミとドブネズミの違いは、大きさのようでハツカネズミは大きくても10センチぐらいのようです。だとしたら、大きさを調べましょう。

動画のちょうど良いコマをピックアップします。

004

車庫の縦模様を頼りにシールなどで印をつけます。それを測ってみます。15cmとか16cmぐらいと出ました。

ネズミの体調を測る。ハグロフ社製折りたたみ輪尺ゲーターアイズで。

ちなみに、測定にしようしたのはハグロフ社の輪尺でマンタックスブラックキャリパーといいます。
ハグロフ社の輪尺は、本来薄暗い森林内で使用するものなので視認性抜群のメモリと数字がプリントされています。
ブログ用に写真を撮るには、もってこいです。

15cmぐらいありますね。う~ん。ハツカネズミではないようです。
ドブネズミは、もう少し大きく大人で22~26cmだから、じゃぁ15cm~23cmのクマネズミでしょうか。ドブネズミとクマネズミも違いがあるらしく目の大きさとか尾の長さとか耳の大きさとかいろいろポイントがあるのですが、やっぱり素人にはこれ以上はわかりません。2D的な行動パターンのドブネズミの若くて小さいタイプかな~というところです。

もう一回撮りました。SG860Cは動画の最初に日付と時刻をプリントします。YouTubeの一時停止ボタンをおして、最初のコマを表示するためにスライダーを一番左にドラッグして移動します。

今度はカメラ用マグネット雲台をガレージの壁に取り付けて上からの撮影にも成功しました。

なんか、座りなおしたときに背中のあたりがもこもこっとして不気味悪ぅ~。かわいいけど、おえ~~~っとなるのは、生々しい尾のせいでしょうか。

意外と小さく見えますが、同様に測ってみると

このコマをピックアップして

006

測るとやっぱり15cmくらいです。

007

日中も撮影しました。昼間もきれいに撮影できます。

さて、これからどうしよう。
このまま野放しにしておくと、物置に食べ物は置いていませんが何かしらの被害の心配もありますし。
こうして、家ネズミプロジェクトが、再び幕をあけるのでした。
(つづく・・・予定です)

自動撮影カメラはネズミ駆除に使えるかvol.3

2012年11月1日

カニ太郎

前回のvol.2を書いた次の日からまったくネズミの足音がしなくなり、カメラにも映らなくなった。

ちょうど毒エサを置いて1週間位。

毒エサをくれた害獣駆除の専門家は「明かりを求めて外に出て息絶える」と言っていたことを思い出し家の周りを探索。

それらしい姿は見つからなかったが、1箇所だけネズミが出入りしていたであろう穴が家の基礎に開いているのを見つけた。

ちょうどネズミが出入りできるほどの大きさ。すぐに塞いだ。

さて、これでうちからネズミがいなくなり一件落着だが本題の「自動撮影カメラはネズミ駆除に使えるか」の結論を言うと

使えました。

直接駆除したのは自動撮影カメラではないが、カメラを使用して良かったことをまとめると

1.動物の種類がわかった・・・やはりネズミでした。
[youtube]http://www.youtube.com/watch?v=7_I65soCP4c&list=UU6OlGSrbb5z2EkdDHQyUEmw&index=8&feature=plcp[/youtube]
2.ネズミの種類がわかった・・・クマネズミでした。
[youtube]http://www.youtube.com/watch?v=P6kZWwR4s3Q&list=UU6OlGSrbb5z2EkdDHQyUEmw&index=7&feature=plcp[/youtube]
3.その種の特性から対策を考えることができた・・・クマネズミは賢く警戒心が強いため、今回は粘着罠が役に立たなかった→毒エサに変えた
[youtube]http://www.youtube.com/watch?v=b0tjHXwAcTc&list=UU6OlGSrbb5z2EkdDHQyUEmw&index=3&feature=plcp[/youtube]
4.本当にその罠が得策か確かめることができた・・・毒エサむちゃくちゃ食べてました。
[youtube]http://www.youtube.com/watch?v=8BqzSfg52SU&list=UU6OlGSrbb5z2EkdDHQyUEmw&index=2&feature=plcp[/youtube]
5.侵入経路がわかった・・・下記の動画を見ると出入り口がわかった。(が、そこを塞ぐことは物理的に不可能だった・・。)
[youtube]http://www.youtube.com/watch?v=D60qqS21Wb0&list=UU6OlGSrbb5z2EkdDHQyUEmw&index=9&feature=plcp[/youtube]
6.本当に駆除できたのか確かめることができた・・・その後、2週間カメラを設置したが映らなくなった。

特に後半導入した夜間もカラー動画が撮影できる自動撮影カメラ SG860Cは上記2の種の判別に大きく貢献してくれた。

夜間カラー動画が撮影できるという機種は今現在、この機種しかない。かつ電池駆動のため電源を引かなくても山の中でもどこでも設置可能。

しかもLEDなので省電力。動物調査目的では大いに活躍する機種だ。

ただ気を付けなければいけないのは暗闇で眩しいくらいに光るため警戒心の強い動物、例えばイノシシやクマだと逃げて本来の行動を記録できなくなる可能性があり、最悪、興奮してカメラを壊されることも考えられる。また人を対象に防犯目的で使用する場合も同様に撮影されていることに気付くため盗まれたり壊されることも考えられる。そういう場合は夜間光らず撮影でき、まず撮影されていることに気づかれないノーグローモデルが最適だ。

ノーグローモデルはこちら

さて自動撮影カメラSG860CはすでにGIShopに掲載しています。

夜間カラー動画撮影ができる 自動撮影カメラSG860C

リリースもうすぐです!

自動撮影カメラはネズミ駆除に使えるかvol.2

2012年10月2日
カニ太郎

前回、自動撮影カメラで撮影したことによりネズミの種類と行動を把握。

今回はテストを兼ねて暗闇でもカラー動画が撮影できる新機種を投入してみた。

暗闇でもより鮮明に毛色、毛並がわかり種の判別も容易になる。夜間カラーで静止画を撮れるストロボモデルはあったが動画が撮れるのはこの機種のみ。まだ発売前だがこの記事の一番下で紹介させていただきます。

さて粘着罠では捕獲できないことがわかったが、次はどのような仕掛けをするべきか。知り合いの専門家に相談したところ

帰ってきた答えは「毒エサ置いてみる?」でした。

ど、毒エサか・・・。実はネズミが出てから1週間、自動撮影カメラでその姿と表情を確認し憎たらしい!と思えずに、むしろ愛くるしいその姿から情が湧いていた。いや、そりゃそうでしょ!上の動画見てもかわいいし!飼うべきだ!と主張→家族会議→毒エサ決定

翌日、緑色したパン粉がうちに届いていた。見るからに毒々しい。

早速それを設置。どうか食べないで・・・。

僕の願いとはウラハラに全力でほうばるクマネズミ。

毒エサと聞いて食べたらその場で「ウッ」と倒れこむことを想像していたが次の日もその次の日も元気いっぱいに食べに来ている。

逆におかわりを足したくらいだ。よく見ると

一周り大きくなっていないか・・・。

次の日はさらに大きくなっている気が・・・

時には撮ってんじゃねえええ!と言わんばかりにカメラを固定している紐を食いちぎる

毒エサを食べて3日目くらいの昨日、夜11時くらいに突然、天井がバタバタ鳴った。

念のために仕掛けておいた平らになるタイプの粘着罠にかかったみたいだ!

早速、様子を見に行くとすでに暴れて後ろ足のみがかかっている状態だった。

右側のペットボトルはケーブルちぎられないように対策

その後も暴れ続け結局、振りほどいて逃げて行った。罠にかかった時の迫力はすごい。

というか、毒エサ食べているのにむちゃくちゃ元気だったんですけど・・・。

専門家に聞いてみると今回使用している毒エサ(パン粉タイプ)は食べてから持って1週間。

そろそろでは?とのことでした。明かりを求めてフラフラになりながら光を求め、外に出て息絶えるとのことです。さみしい。

さて上の動画で使用している夜間カラー動画撮影ができるセンサーカメラはSG860Cという機種。

リリースは11月を予定しています。

うちの新カタログに掲載しているのでぜひご覧ください。新カタログはこちら

うちからネズミがいなくなるまで・・・つづく。

自動撮影カメラはネズミ駆除に使えるか

2012年9月27日
カニ太郎

ある日突然、自宅のインターネットが繋がらなくなった。

その次の日、固定電話が繋がらなくなった。

その次の日、ふと天井を見てみると柱をつたって張っているLANケーブルがぶら下がってた。

198599_282541871849802_1171307724_nえっ

切り口を見てみると、かじったように乱雑だ。ここで気づいた。ヤツがいる!

Facebookで報告すると経験者様が

fbそ、そんなに!?

次の日、夜中に足音がして目が覚めた。人か?っていうくらい大きな音が静かな部屋に鳴り響いた。

足音の幅が大きい。つまり歩幅が大きい。本当にネズミか?っていうくらいドッシリした音。

次の日、ドラッグストアーにネズミホイホイを買いに行って、畳をはがし、床をめくって設置した。

その日も足跡は聞こえていた。「これはすぐに捕まえられるな」なんの知識も経験もないのに自信だけはあった。完全に舐めてた。

次の日も足音は聞こえるのに捕まってない。エサを置いてみた。パン粉を置いてみた。

次の日、パン粉はきれいになくなっていた。ネズミホイホイは「捕まえてませんが何か?」と言っていた。

パン粉を食べることは分かった。ネズミホイホイの粘着部分にパン粉を置いた。ホイホイを2個から5個に増やした。

次の日も次の日も捕まらない。

ここで自動撮影カメラを導入。ヤツの顔を拝むのと完璧な罠の何が悪いのか調べるためだ。

設置した次の日の動画がこれだ!

で、でかい!

罠にパン粉作戦の何が悪かったのか。その答えは次の動画が物語っていた。

なんてことはないネズミの大きさに対して罠が小さすぎるのだ。上の動画の17秒くらいに一度は罠にかかっているのに脱出しているのがわかる。

この動画からクマネズミであることが判明。ネットで調べてみると・・・

クマネズミは警戒心が強く、頭が良い。いつもと違うモノを警戒するため粘着罠では捕獲できないことが多い。

そういうことですか・・・。

その他の動画でも上の動画で一度、罠にかかりそうになっていたにもかかわらず、頭だけ罠に入れてパン粉を食べたり余裕綽々。

動画を見る限りすべて同じネズミのような気がするのでとりあえず1匹か。1匹いると10匹入るという話はよく聞くがいないことを願う。

その日の夜の動画がこれ。

そう日付を見るとわかるが今朝回収した動画である。この話はネズミが出てからの1週間です。

つまりまだ捕まえていません。軽く楽しんでいる僕ですが家族はそれどころではないようで、引っ越しを熱望。

ちなみにうちは築33年の一戸建て住宅。動画は1階と2階の間で撮影されており、米などの食料は食べられていない。

プロに頼むべきか。どうするべきか。

次号に続く!かも

動物カメラの夜間撮影時のライトについて

2012年7月18日

カニ太郎

動物カメラは夜間も内蔵しているライトで照射することで撮影することができます。デジカメでいうフラッシュ機能が動物カメラにも付いています。

しかし全てのモデルにデジカメと同じようなフラッシュが付いているわけではなく、大きく分けて以下の3種類のライトを搭載したモデルがあります。

1.Lo-Glow赤外線ライト(通称ローグロー)

動物カメラで最も多い種類。

赤外線LEDが搭載され、そのLEDが赤く光ることで辺りを照らし白黒の画像を撮影することができる。

ローグローモデルは可視光を放ちその波長は850nm、その光は人や動物の目にも見える。しかし白光フラッシュのように辺り一面を一瞬照らすわけではないのでそのカメラの位置を見ていないと気付くことはない。

用途:動物調査など

カメラ正面からズームで撮影

5210A

上の動画撮影時に5210Aで撮影した画像

2.No-Glow赤外線ライト(通称ノーグロー)

ローグローに比べ同じモデルでも高価な場合が多い。

ローグローモデルは不可視光を放ち、波長940nmで照射するため人や動物の目には見えない(見えずらい)。

人や動物に気付かれず撮影できるため、セキュリティー目的や動物本来の動きを調査するために使用されることが多い。

しかしローグローに比べ光らない分、暗い画像になってしまうということとモデルによっては電圧が高い電池しか使用できないもものもあるという欠点もある。

用途:動物調査、防犯など

5210Bのようなノーグローモデルはカメラのファインダーを通すと目に見えない不可視光が見えて撮影されてしまうため人の目から見えるように撮影
できませんので動画はありません。ほぼ光っていないと思ってください。

同じ環境でその時5210B撮影した画像はコレ。5210Aより暗いのがわかります。

5210B

3.ストロボ(白光フラッシュ)タイプ

デジカメと同じように白く強烈な光を一瞬放つことで明るい画像を撮影できる。

キセノンフラッシュが主流で赤外線カメラでは撮影できない、夜間カラー画像を撮影できるため野生動物の種の判別を調査する場合などに用いられることが多い。

しかしフラッシュを光りっぱなしということはできないため夜間動画撮影は不可。また赤外線モデルに比べ、リカバリータイム(回復時間)が長く、連続撮影は遅いモデルが多い。

カメラ正面からズームで撮影

SG565-8M

上の動画撮影時にSG565F-8M 短距離設定で撮影した画像

どれが一番いいのか。ということではなく各用途に応じて使い分けるのがベストです。

上記3種類のほかに新モデルがもう1種類増えそうな情報も!
まだリリース前(7月20日現在)ですが 「白LED」 を搭載したモデルのデモ機がメーカーから届いています。

白LEDを搭載しているということは夜間もカラーで撮影できます。しかもLEDなので省電力でストロボのような回復時間もいらない。
つまり夜間カラー画像が連続撮影できます。さらに夜間カラー動画も撮影できるモデルも!?

1機種は発売間近のReconyx HC550。
アメリカのトレイルカメラ評価サイトではファーストクラスと称されているReconyx HC500/HC600の夜間カラーモデルです。
IMG_0109

フラッシュ部分を拡大すると白LEDが5個搭載されている
IMG_0110

夜間撮影時のイメージは

フラッシュテストでもこの通り。連続撮影もものすごく速い。

HC550
撮影した画像はこんな感じ。1mの近距離でも白飛びしない。

そしてもう1機種はまだデモ機も届いていませんが、さらに白LEDを多数搭載した
860C
名前もまだない。
なんとこの機種、夜間カラー動画も撮影できてしまいます。こんなトレイルカメラほかにありません。

こうご期待!

結局動物カメラの電池はどれがいいのか検証してみた

2012年6月4日

カニ太郎

IMG_0005

ほぼすべての動物カメラで使用するのは単3電池。
その単3電池にもいろいろ種類があります。
よくユーザーさんに「エネループ使えるの?」とか
「アルカリで何枚撮れるの?」とか「結局どれがいいの?」と聞かれます。

全て検証してみた。

使うカメラは一番人気 Ltl Acorn 5210Aを3台。
各カメラにはそれぞれ充電式ニッケル水素電池、アルカリ電池、リチウム電池を
8本ずつ使用。同条件で電池がなくなるまで何枚撮影できるか試してみました。

IMG_0010

まず各電池の特徴を簡単に

アルカリ電池
手に入り易さ、価格の安さNo.1。
電池と言えばアルカリと言えるほどメジャーな種類。
今回はアスクルさんの新品アルカリ電池を使用。
8本で200円。安い。

ニッケル水素
充電でき繰り返し使えるコストパフォーマンスNo.1。
エネループが有名だけど他メーカーも製造している。
今回はほぼ新品のエネループ白を使用。
8本で2400円。1500回使えるらしい。※要充電器

リチウム電池
各動物カメラメーカーがこぞって推薦している種類。
価格は高く手に入りにくい。
今回はエナジャイザーというメーカーの新品リチウム電池を使用。
8本で1600円くらい。1回で終わり。高い!

アルカリ、ニッケル水素は生活していて触れる機会も多いけど
リチウムは良くわからない。というか高いんで私用じゃまず買わない。
新品の状態でまずは電圧を計測してみた。

アルカリ 1.62v

IMG_0006

ニッケル水素 1.46v

IMG_0007

リチウム 1.81v

IMG_0008

比べてみると同じ大きさの電池なのに結構差がある。
これが寿命にどう関係してくるのか。

電池を設置しようとするとリチウム電池だけやけに軽い。
それほど重要ではないけど測ってみると

アルカリ8本入 428g

IMG_0015

ニッケル水素8本入 450g

IMG_0016

リチウム8本入 362g

IMG_0014

結構違う。持ってみると明らかにリチウムが軽い。台数持ち歩くときは楽だ。

電池を入れて各カメラの設定を変更。
すると・・・おや?ニッケル水素は満充電なのにバッテリーステータスが足りていない。

IMG_0012

電圧の低さから満充電ステータスになっていないのか。
※アルカリ電池でも種類によってはステータスがフルになりません。

同じ条件で撮影するために設定はTime Lapseモードで5秒間隔に設定。
ひたすら5秒間隔で撮影し何枚まで撮影できるかを競います。
環境は事務所内で温度変化もあまりない。夜は真っ暗なのでIR照射で撮影になります。

ちなみにLtl Acorn 5210A/5210BのTime Lapseモードは設定した時間より短く撮影されそれが積み重なると大幅に時間が狂います。

他は優秀な機種ですがこれはいただけないオマケ機能と思ってください。

IMG_0011

各カメラに名前を付けます。ちょっとかっこいい。

IMG_0013

他のスタッフがちゃんと働いているか監視しているかのように定点撮影。みんなイヤに違いない。

IMG_0017

4日間かけて撮影しました!

結果発表!

撮影枚数

アルカリ

21306

ニッケル水素

18704

リチウム

28249

※リチウムはSDカードは満杯になったため撮影を停止。

順にみていくと

まずアルカリ電池。

IMG_0055
撮影枚数は21306枚。
16GBSDカードは空きが3.44GBあり、残り電圧は前後とも約1vあった。
1vも残っているのに撮影を終了している。

次にニッケル水素電池。エネループ。

IMG_0056
撮影枚数は18704枚。
16GBSDカードは空きが4.73GBあり、残り電圧は前は0.15v、後は1vあった。

最後にリチウム電池。撮影枚数は28249枚。ん?あ、SDカードがフルだ。

IMG_0087

16GBSDカードは空きは2.4MBでフル。残り電圧は前後ともは0.5v。

リチウムはSDカードがフルになり撮影を終了したが空き容量があれば
もう少し撮影できていたかもしれない。32GB SDカードを入れておくべきだった。
※Ltl Acorn 5210A/5210Bは仕様上、最大容量は16GBになっているが32GBでも使用できる。
非公式のため動作は保証しません。

結果として リチウム>アルカリ>ニッケル だが
コスパを考えると ニッケル>アルカリ>リチウム だ。

各メーカーがリチウム電池を推薦するのはこの結果からも納得ができるが
現実問題、アルカリかニッケルを使うことがほとんどだろう。
ではどのような時にリチウムが適しているか。

できるだけ長期間設置したい、できるだけ枚数を稼ぎたい、頻繁に電池交換しに行けないなど
このような時にはリチウム電池をお勧めする。
ちなみにリチウム電池は耐環境性能も他の2種類に比べて優れている。
今回使用したエナジャイザーの日本代理店 Shickのサイトにいよると
温度変化に強く-40°~60°と広範囲、使用有効期限も15年だそうだ。
動物カメラの動作温度はそんなに広くないので極寒猛暑では使用できないが。。

その他の特徴としてアルカリ、ニッケルは0℃を下回るとその性能が半減すると言われている。

車も寒冷地仕様だとバッテリー容量が大きくなるように寒さにはとことん弱い。

今回は室内でテストしたが冬期間氷点下を下回る場合や30℃を超える場所では
はリチウム電池がその性能を発揮できそうだ。

総評

長持ち

耐環境

コスパ

アルカリ

ニッケル水素

リチウム

×

シーンに分けて使用する電池を選択するのがよさそうだ。

ちなみによく電源が入らなくなったので修理してほしいと返送されてきてこちらで新品の電池で検査するとあっさり電源が入ることが良くある。故障を疑う前に新品の電池8本で動作を確認してくださいますようお願いします。

Ambush IR(アンブッシュIR)とAttack IR (アタックIR)を比較してみた。

2012年5月10日

yahman

高速トリガーと形状が特徴的なCuddeback(カドバック)社のトレイルカメラに

新たに Ambush IR(アンブッシュIR)が加わりました。

[正面から大きさ比較]

ambush2

(左)Ambush IR(アンブッシュIR) /  (右) Attack IR (アタックIR)

[背面から大きさ比較]

IMG_0201-400px

この写真だけみると、多少小さくなったようにしか見えません。

しかし・・・

底面から比較してみると

IMG_0194

厚さがこんなに違いました。

(左)Ambush IR(アンブッシュIR) /  (右) Attack IR (アタックIR)

[上から比較]

IMG_0199

Ambush IR(アンブッシュIR) は薄型なので、手にもよくなじみます。

Attack IR (アタックIR)は、単一電池を4本使用します。

電池を入れる方向は本体にイラストで表示されています。

IMG_0206

Ambush IR(アンブッシュIR)は、単三電池8本使用します。

IMG_0210

4本ずつ両面に入れます。

IMG_0216

電池を入れるとこんな感じです。

2機種を並べてみました。

IMG_0218

(左)Ambush IR(アンブッシュIR) /  (右) Attack IR (アタックIR)

IMG_0228

Ambush IR(アンブッシュIR)の SDカードスロットは上部に、

Attack IR (アタックIR)のSDカードスロットは背面のふたを開けたところにあります。

背面カバーを開けると・・・

IMG_0223

ディスプレイ表示・設定ダイヤルはこんな感じです。

どちらもダイヤルを回して設定項目を合わせます。

Attack IR (アタックIR)には、Videoモード ON/OFFスイッチがついています。

紛らわしいのですが、電源スイッチではありません。

IMG_0002-onoff

Ambush IR(アンブッシュIR)では、このスイッチがなくなりました。

IMG_0183

VideoモードのON/OFFはダイヤルを回して設定します。

ビデオ(動画)撮影時間は、Ambush IR(アンブッシュIR)が10秒間、

Attack IR (アタックIR)は30秒間(10,20,30秒で設定可能)となっています。

どちらの機種も、撮影した画像(または動画)を確認するための液晶ディスプレイはついていないため、

SDカードのデータ確認には、PCやビューワーが必要になります。

現地ですぐ確認したいときは、

ピクチャービューワワイドピクチャービューワがあると便利です。

acc-Attack1

ピクチャービューワ

acc-Attack2

ワイドピクチャービューワ

Ambush IR(アンブッシュIR) と Attack IR (アタックIR)は、どちらも

トリガースピードが0.25秒。秒速6mで移動する対象も撮影可能です。

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