Reconyxで野生動物を撮らえよ 12レコ目

2010年8月26日

めがね

7/16以来のご無沙汰

ご無沙汰しております。熊に喰われていたわけではありません。

前回から随分経ったようです。もう8月も終わりです。

夏も終わってしまうんですかねぇ…ドライスーツにはちょうどいい季節になります。 

関係無いですけど。

ところで、カメラです。何事もなく順調に稼働中です。

順調にシカばかり撮り続けています。

顔アップ

目がコワい…

今回は趣向を変えて、Reconyx HyperFire本体について軽くご紹介しましょう。

決して、シカばかり撮れるのでネタが枯渇したワケではありませぬ…orz

6月から登板し、ほぼ2ヶ月野ざらしになっており、その間風雨にさらされておりますが、見ての通り、目立った損傷はありません。動作も特に問題なく、キレイなシカの写真を撮り続けています。

なかなか、頑丈なボディーのようです。

正面

さて外装です。

見ての通りの迷彩柄で、カメラの前でシカが座り込むほど周囲に溶け込みます。

設置イメージ

座る

大きさはiPod touchと比較しても、そこまで大きな差はないように見えます。厚さはずいぶん違いますが。 だけど、なぜにiPodと比較するんだか…

比較

そして、注目すべきは開閉部でしょう。

2ヶ月間風雨にさらされていますが、今のところカメラの内部に浸水被害はありません。開閉部の接合が良いようです。ただし、防水ではありませんので無理はいけません。

接合部

そして、あまり話題にならない上部、下部、側面、背面です。

背面には、オプションのVersa Mount(ヴァーサマウント)を取り付けるためのネジ穴があります。

back

側面には、カメラを固定するためのケーブルを通す穴があります。

side

上部はこれといって何もありません。下部同じ…やっぱり話題にならないワケです。

top

このように、シンプルな外装で派手さはありませんが、大きさ、耐久性、画質など野外で使用する自動撮影用カメラとしては優れた機種ではないかと思っています。

おまけ

eat

フキも食べるようです。

Reconyxで野生動物を撮らえよ 11レコ目

2010年7月16日

めがね

7/9設置~7/15回収

ボヤキです。

最近、虫が多いんですよね…

シカしか撮れないし…クマもいそうだし…

前回、新しく扱い始めたHCO社の「ScoutGuard」とReconyx社の「HyperFire」の大きさ比較を行いましたが、今回は画像の比較です。

前回の大きさ比較からちょっと時間がたってしまいました。ArcGIS for iOS(iPhone)のリリースとかがあったもので…あたらしいモノは楽しいものデス

では、早速画像の比較です。

なるべく、撮影条件を同じにしたかったため、カメラの設定は以下のように。

センサー感度:HyperFireは「medium」、ScoutGuardは「Normal」

撮影間隔:1trigger 1秒間隔で3枚撮影。

設置場所:いつものところ

ちなみに画素数ですが、両機種共に300万画素で撮影しています。

設置環境

こんな設置環境です。ちなみにHyperFireもマウント外して木に直付けです

さて、まずは昼間の画像から。

rec-d

                        「HyperFire」

HCO-d

                       「ScoutGuard」

「HyperFire」は今流行りの明るいビビッドな感じですね。これで背景ボケがあれば、まさにオシャレ写真。調査用のカメラにボケは必要無いですけど。

一方、「ScoutGuard」は発色を抑え気味のノスタルジックな感じです。今流行りのトイカメラの写りに通じるものがあります。

拡大してみるとわかりますが、「HyperFire」の方が画像が滑らかな感じを受けます。シカの毛並みから周辺環境まで明るく滑らかにといった感じでしょうか。さすがハイパーと言ったところですかね

次に、夜間の画像です。

rec-n

                       「HyperFire」

HCO-n

                       「ScoutGuard」

「HyperFire」は夜間でもなめらかな画質を保っています。周辺環境も明るく撮れており、夜間撮影も比較的良好な画像です。

一方、「ScoutGuard」ですが「HyperFire」と比較すると多少ノイジーな感じを受けますが、周囲の状況や写っている動物の同定は可能なレベルだと思われます。

総評:

昼夜共にほぼ同じ日時の同じシカを撮影していますが、画像の雰囲気が違います。

両機種共に、写った動物の種同定は可能な画質だと思います。

若干「ScoutGuard」がノイジーな感じで、「HyperFire」の方が画像が滑らかな感じを受けます。ただ、これは価格面での差を考えるとしかたないかもしれません。また、今回は大型動物でしたので、比較的良好な画像が得られましたが、小動物の場合どうなるか?などさらなるテストが必要です。シカしか撮れないんですけど…orz

あと、ScoutGuardは500万画素の設定もあるので、画素数を上げてテストしてみる必要もありますね。 ってなことでまたしばらくは現場通いです。

おまけ

シカがカメラの前で座り込みをしているので、えらい枚数の画像が撮れます。

今回は1000枚以上。日光浴中のシカの一挙一動が追跡可能です。いやはや

シカ日記になってきました。

あくび

              あくびなんかしてやがります

Reconyxで野生動物を撮らえよ 番外編

2010年7月2日

めがね

今回は、10レコ記念ということで番外編を用意しました。

カメラのサイズ比較です。10レコ目の画像回収に行った時に比べてきました。

これまではReconyx社の「HyperFire」を扱ってきましたが、新規にHCO社の「ScoutGuard」も扱い始めます。

そこで、両方とも本体のサイズが小さいので、設置した時のサイズや見え方などの外見について、比べてやろうと思ったワケです。

まずは、サイズです。

ScoutGuard」は「HyperFire」と比べてカタログスペックでも小さいですが、実際並べてみると「ScoutGuard」が小さく見えます。

正面

正面から

次は横から見てみましょう。

マウントが付いているので「HyperFire」が大きく見えますが、本体のカタログスペックはあまり変わらないです。

HyperFire」はマウントを付けることにより、角度を変えたりすることが出来るので、撮影位置の微妙な調節が可能です。(もちろんマウント無しでも設置は可能です)

横から

横から

外からの見え方についても見てみましょう。

どちらも迷彩柄なので、周囲にとけこんでいるように見えます。

設置

設置時の見え方

何しろ、シカがカメラの前で座り込みながら、何か食べてるくらいですから。

食事

食事中 HyperFireで撮影

気になる、実際の写りなどの比較は、後日実写テストを行い、結果をアップしたいと思います。ご期待ください。

そんなワケで、まだしばらくは現場通いです。

9レコ目の「アレ」の脅威が続きます…いやはや

Reconyxで野生動物を撮らえよ 10レコ目

2010年7月1日

めがね

6/24設置~6/30回収

[祝] 10レコ目

記念すべき10回目です。「野生動物を撮らえよ」シリーズです。

ですが、特にイベントはございません…

7月に入りましたね。夏ですね。どこか行きたいですね。

そんなワケでReconyxの画像回収に行ってきました。

前回は「喰われるかも」でしたが、こうやってトピックを書いてるので、

「喰われなかった」ようです。いやはや

さて結果です。

今回は162ショット撮れていましたが、なんとスカが3ショットのみ!

スカ率約2%!すばらしい!

じゃ、何がそんなに写っていたのかというと…毎度おなじみのシカです。

156ショットも…約96%…さすがに飽きました。

あとは…キジバトが写ってました。

キジバト

              こんな状況でも写ります 拡大

そんなワケで今回はシカの定点行動観察です。

観察記録(1) 2010/6/24 11:38~12:04 48ショット

11:38~11:45 何か食べる

食事

11:45~11:46 親が何かに警戒

警戒

11:47~2秒間 授乳

授乳

11:48~12:04 親座る

座る

                 座りながらも食べてます

観察記録(2) 2010/6/29 19:06~20:11 105ショット

19:06~19:12 何か食べる

出てきた

19:12~19:52 親40分間座り続ける 小鹿は自由行動

夜の食事

              小鹿が何か食べる

走る

               小鹿が走る

19:53~20:11 何か食べる

夜の食事2

GPS付けて、行動圏調査もしてみたいですね。

カメラの設定を1回の反応時に3ショット撮影する設定にしてあるので、連続した行動を撮影することができます。

外装が迷彩で小さいからなのか、カメラに警戒せずに長時間カメラの前にいてくれました。おかげでほんの少し、シカの行動をその場にいないで観察することができました。

特に今回は夜間撮影数が多かったのですが、今後に期待の持てる画質でした。

今度は、エゾモモンガでも写ってくれないものでしょうかねぇ

おまけ

小鹿

                 小鹿です

最後に動画

Reconyxで野生動物を撮らえよ 9レコ目

2010年6月23日

めがね

6/18設置~6/23回収

今回で9回目となる「野生動物を撮らえよ」シリーズです。

カメラをHyperFireに交代して2度目の撮影です。

撮影場所も移動しました。

あとは「野生動物」を撮らえよ!です。

さて、結果です。

今回は実にハイパーな結果です。ご期待ください。

まずは、おなじみのシカです。メスです。昼と夜で撮れました。

昼のシカ

夜のシカ

近接撮影もイケるようです

お次は…これは誰?何かが走り抜けたようです。

誰?

タヌキ?テン? 情報求む 拡大

鳥も撮れます。これはキジバト…だと思います。

キジバト

鳥もキレイに撮れてます 拡大

そして、今回の一押しです。

北海道ですからねぇ。出るんですねぇ。やっぱり…

7レコ目で、ネタになっていた…「熊」です。

iBooksで無料提供されている「くまのプーさん」なんてかわいらしいモノじゃありません。

モノホンの「ヒグマ」です。

クマ

コレがその辺をウロウロしてるんですねぇ 拡大

今回はHyperFireが本領発揮のハイパーな働きをしてくれました。

大動物から小動物まで、種の同定が可能なレベルのキレイな写り。

雨にも風にも負けないタフボディ。

これはイケます。使えるカメラです。今後に期待が高まります。

と、褒め称えましたが…

もうあの現場には近づきたくありません。

「ヤツ」がいます。

しかし、回収に行かなくてはなりません。

もし、10レコ目で担当者が代わっていたら「喰われた」と思ってください。

動画です。

~本日のおまけ~

こんなモノが写っていました。

人魂?

何でしょう…人魂?

熊に人魂…いよいよあの世が見えてきました。

Reconyxで野生動物を撮らえよ 8レコ目

          2010年6月16日     めがね

6/11設置~6/15回収

選手交代

今回で8回目となる「野生動物を撮らえよ」シリーズですが、今回からはカメラを交代しました。新機種です。

モデル名HyperFire。ハイパーです。何か期待させてくれます。

これまでのRapidFireシリーズと比べると格段に小さくなりました。

持ち運びが楽になりました。

詳細は弊社の紹介ページをご覧ください↓

http://www.gisup.com/product/pr_reconyx_hyperfire.html

さて、結果です。

ご覧ください。柔らかい日差しが差し込む、美しい初夏の風景が撮影できました。

初夏の昼下がり

                    初夏の昼下がり

しかしながら、標的であるはずの野生動物が写っていません。

写っているのは風にたなびくフキのみ…フキ?

そうです。風でフキ、もしくはその他の何かが動き、センサーが反応してこの美しい写真が撮れたものと思います。

動くフキ

                   「フキの定点観測」

動くフキ2

       「フキの定点観測 2秒後」 赤丸の部分が微妙に動いたかと…

フキの定点観測をしてもしかたがないので、次回以降、期待です。

なにしろハイパーですから。

ネズミでも写って欲しいものです。

Reconyxで野生動物を撮らえよ 7レコ目

2010年5月6日

byカ二太郎

4/28設置~5/6回収

GWもレコニクスは働きっぱなしです。
そのおかげでほのぼの画像が撮れました!

シカの親子は木の皮が好きみたいです。
IMG_0297コジカたち。よく見ると目がかわいい。拡大

そこになんと!熊が!!!逃げろっ!

IMG_0311く、熊!?!?

よく考えると共生している訳もなく親のシカかなと・・・。

んで動画。

ちなみにこの前後はキツネが幾度となく写っていましたが割愛しました。
ゴメン、キツネ。。もう飽きたんだ・・・。

今までで合計28日間、撮影枚数は約2800枚でした。
ちなみにバッテリー残量は残り83%
てことはあたりまえですが17%しか消費していないということです。最初レコニクスを見たときに単二電池6本で動作でさすがアメリカ製品スケールでかいぜ!とバカにしていましたが長期間野外に設置しておくことを考えてのことだと納得。 メーカー仕様でバッテリーライフは6~10週間ですが撮影頻度によってはそれ以上に長持ちしそうです。

ちなみに前回撮影したコイツは各専門家?の意見からやはりテンではないかとのことです。
次は熊だな。

Reconyxで野生動物を撮らえよ 6レコ目

2010年4月28日

byカ二太郎

4/26設置~4/28回収

このトピックも6回目。
6回目にして過去最高の画像が撮れました!

名づけて「夜の野生動物園」

というほど動物は撮れていませんが念願のオスシカ、メジカ、いつものキツネ、テン?みたいのなどなどこの二日間でいろんな来客があったようです。これはかなりすごいんじゃ・・・。

まずはオスシカ

IMG_0029角が立派です。

いつものキツネ

IMG_0042

テン?

IMG_0062わかる人いたら教えてください。拡大

んでメスシカ

IMG_0091

最後に動画です。

Reconyxに付属するソフト「Buck View」で作成した動画です。
ちなみにテンは11秒くらいに一瞬だけ登場します。
スライドショーの切り替え速度も自由に設定できますので枚数が多いときは今回のようにスライド間隔を短めにして作成することも可能です。

Reconyxで野生動物を撮らえよ 5レコ目

2010年4月26日

byカ二太郎

4/22設置~4/26回収

また撮った!

今回から場所を少し変えてよりシカが出そうな場所に設置してきた。

IMG_0943

回収に行ってその場でパソコン上で画像を確認できるのもCFカードに画像を保存するレコニクスなら簡単です。 サムネイル画像を見て夜間での画像があるときはまず間違いなく写っていることが多い。 今回も夜間撮影画像があったので確実に撮らえたと思った。

その動物とは・・・

またキツネ・・・

人はどんどん欲張りになっていき今やキツネでは満足しない。 でも贅沢な悩みですかね。野生のキツネをこんなに簡単に撮影できる環境なんて都会の人には想像つかないでしょうし。これって北海道ならでは!!見たくても普通キツネなんてレコニクスがないと撮影できないよ!!

と思って何気にデジカメで撮ってきてもらった画像を見ていると

・・・

IMG_0957 普通にデジカメで撮れてるし

この辺りは観光地化され観光客がみんなエサをあげるから野生のキツネも慣れたもので車が止まると寄ってくる。エサくれよと。

やっぱシカ撮りたいな~

Reconyxで野生動物を撮らえよ 4レコ目

2010年4月23日
byカ二太郎

4/19設置~4/22回収

ん~・・・困った。。

前回のキタキツネでかなり自信がついたはずだったが今回も写っていたのは設置した人のみ。このトピックも4回目にして書くことない。

ということで今回はReconyxに付属のソフトウエアBuck Viewについて説明したいと思います。

Buck Viewはレコニクスで撮影した画像を管理するソフト。使うと意外と便利。
map拡大

おおまかに出来ることは

1.画像のフォルダ分け、管理

2.地図上で撮影した場所を記録できる。

3.動画作成

などなど。

1.は任意のフォルダを作成し管理する基本的な機能。

2.は地図上で撮影箇所を記録する。って言ってもReconyxはGPS内蔵しているわけではないので自動的には貼りつきません。また地図は自分で作成したただの画像(bit,jpegなど)です。上記画像ではGoogleMapをキャプチャし保存したものを読み込ませただけ。

3.はReconyxで撮影した画像を選択しコマ送り動画を作成する。
作成した動画はavi形式で保存されるのでそのままYoutubeなどに投稿可能。
動画作成ってめんどくさいイメージがありましたがこのBuck Viewで行う作業は
フォルダ内に保存した画像を選択しCreat Videoをクリックするだけ。

fox

拡大

できあがった動画はこんな感じ

※今回は諸事情によりaviをmpegに変換してアップしています。

このBuck ViewソフトウエアもReconyxには標準で付属します。

他にもYoutubeで「Reconyx」で検索するとこんなにいろいろな動画があります。

まあ、近々うちからもっとすごい動画がアップされ・・・ればいいです。