トレイルカメラ博士にインタビュー vol.1

GIShopにはトレイルカメラ(自動撮影カメラ)の裏事情に詳しいトレイルカメラ博士(通称トレカメ博士)がいるという・・・。
そのトレカメ博士にインタビューしてみた。
記者 はじめまして。いきなりだけどトレイルカメラってどういうカメラなんですか?
博士 トレイルカメラは元々、軍事目的で監視用として開発されたセンサーカメラじゃ。
現在は主にアメリカでハンティング用として使用されておる。つまりターゲットである動物(ゲームと呼ぶ)が
どんな種類がどこにいるかを無人で調べるために使われておるんじゃ。
記者 じゃあ動物だけを撮影できるカメラなの?
博士 そうとは限らん。ほとんどのトレイルカメラに内蔵されているセンサーはPIRセンサーと言い受動型の赤外線熱感知センサーなんじゃ。
熱を持った者の動きに反応するセンサーじゃ。人を含む動物だけではなく車両や風で揺れた植物にも反応する。
記者 へー。じゃあずっと撮影しているわけではなく何かが通った時にだけ撮影するんだ。それ便利ですね。
博士 そう。何も通らなければずっとスタンバイのまま、だから常時録画型の監視カメラよりはるかに省電力で
乾電池でも動作することが最大の特徴なんじゃ。
記者 トレカメ博士は世界中のトレイルカメラに詳しいって聞いているけど本当に詳しいの?
博士 そうじゃ。世界で3番目に詳しい。今まで使ってみたトレイルカメラは100台を超すじゃろ。
記者 (3番目って・・・。)100台はすごいですねー(棒)。日本でトレイルカメラはどんな用途で使われているの?
博士 主に野生動物調査、研究や鳥獣害対策、一部では監視カメラとして使用されておるんじゃ。
記者 ほとんどのトレイルカメラはアメリカのメーカーが作っているみたいだけどどうして日本製はないの?
博士 アメリカのメーカーがほとんどじゃがアメリカで製造されているトレイルカメラはReconyxだけじゃ。
それ以外はほとんど中国で製造されておる。日本のメーカーが日本で製造するとコスト面で中国製に
太刀打ちできないじゃろ。そもそもハンティングがスポーツとして定着していない日本でそれほど需要が
多いわけではないので、どのメーカーも本腰を入れないじゃろ。
記者 なるほど。日本製だと確かな製品になりそうだけど高価であれば買う人いないかもしれないですよね。
博士 トレイルカメラは1個設置するより複数個設置したほうがその分、撮影できる確率が上がる。
できるだけ多くのトレイルカメラを設置したいと思っている人が多いはずじゃ。そのため1個当たりの単価を
安いものを選択したいということになるじゃろ。
記者 日本で販売されているトレイルカメラの価格っていくらくらいですか?
博士 安ければ1万円台、高くても8万以下じゃ。3万くらいのカメラが主流じゃが用途によってユーザーが選択しているんじゃ。
記者 ずいぶん価格に開きがありますね。安いものは画像が荒くて壊れやすかったりするのですか?
博士 そうとも限らん。トレイルカメラもデジタルカメラを内蔵したデジタル機器。日進月歩で技術革新も進んでおり
ここ2,3年で大幅に小型化され価格も安くなった。もちろん性能も良くなったので安くても十分使えるカメラが多いんじゃ。
記者 じゃあどうして高いカメラを買うのですか?
博士 高いと言ってもずば抜けて高いメーカーはReconyxだけじゃ。Reconyxは本場アメリカでの評価も最高クラス。
例えばトリガースピードと言われるセンサー感知から社ったが切れるまでのタイムラグが断トツで速かったり
リカバリータイムと呼ばれる撮影後、次の撮影までの回復時間がなかったり、仕様には表せないが
センサーの感度がずば抜けてよかったり、博士の一押しメーカーなんじゃ!!
記者 (うわ~興奮しだした!)じゃあ博士のオススメはReconyxなんですね。
博士 いや、総合的に見てReconyxが全て優れている訳ではないんじゃ。
記者 え?性能良くて高価なのに?
博士 例えば今のReconyxでは動画撮影ができないんじゃ。どうしても動画撮影したいということであれば他の機種をお勧めするしかないんじゃ。
記者 高価なのにどうして動画撮影機能がないの?
博士 Reconyxは前途の通りリカバリータイムがほぼない。つまりセンサー前に動物がいると静止画で1秒間に2枚くらい
ずっと連続撮影ができるんじゃ。それを組み合わせてコマ送り動画を作れる。とメーカーが考えて動画機能を付けなかったのじゃ。
記者 それでも動画のほうが見やすいと思いますけどね。
博士 そうじゃろう。おそらくユーザーもそういう意見が多かったじゃろう。
Reconyxの次期モデルでは動画機能が追加される予定じゃ。しかもHD画質で。
記者 HD画質ってハイビジョンってことですよね?きれいじゃないですか!?いいな~
博士 そう。その通り。2013年モデルはどのメーカーもHD動画撮影ができる新モデルをリリースすることになるじゃろ。
記者 へ~。画質も上がってトリガースピードも速くてさすがReconyxですね!
博士 新モデルのトリガースピードについては・・・残念ながら遅くなるじゃろう。
記者 え!?Reconyxの最大の特徴じゃなかったの?
博士 その原因は・・・
次号に続く

2013年2月27日

トレカメ博士

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GIShopにはトレイルカメラ(自動撮影カメラ)の裏事情に詳しいトレイルカメラ博士(通称トレカメ博士)がいるという・・・。

そのトレカメ博士に新人記者がインタビューしてみた。

記者 はじめまして。いきなりだけどトレイルカメラってどういうカメラなんですか?

博士 トレイルカメラは元々、軍事目的で監視用として開発されたセンサーカメラじゃ。現在は主にアメリカでハンティング用として使用されておる。つまりターゲットである動物(ゲームと呼ぶ)がどんな種類がどこにいるかを無人で調べるために使われておるんじゃ。

記者 じゃあ動物だけを撮影できるカメラなの?

博士 そうとは限らん。ほとんどのトレイルカメラに内蔵されているセンサーはPIRセンサーと言い受動型の赤外線熱感知センサーなんじゃ。熱を持った者の動きに反応するセンサーじゃ。人を含む動物だけではなく車両や直射日光浴びて熱を持ち風で揺れた植物にも反応する。

記者 へー。じゃあずっと撮影しているわけではなく何かが通った時にだけ撮影するんだ。それ便利ですね。

博士 そう。何も通らなければずっとスタンバイのまま、だから常時録画型の監視カメラよりはるかに省電力で乾電池でも動作することが最大の特徴なんじゃ。

記者 トレカメ博士は世界中のトレイルカメラに詳しいって聞いているけど本当に詳しいの?

博士 そうじゃ。世界で3番目に詳しい。今まで使ってみたトレイルカメラは100台を超すじゃろ。

記者 (3番目って・・・。)100台はすごいですねー(棒)。日本でトレイルカメラはどんな用途で使われているの?

博士 主に野生動物調査、研究や鳥獣害対策、一部では監視カメラとして使用されておるんじゃ。

記者 ほとんどのトレイルカメラはアメリカのメーカーが作っているみたいだけどどうして日本製はないの?

博士 アメリカのメーカーがほとんどじゃがアメリカで製造されているトレイルカメラはReconyxだけじゃ。それ以外はほとんど中国で製造されておる。日本のメーカーが日本で製造するとコスト面で中国製に太刀打ちできないじゃろ。そもそもハンティングがスポーツとして定着していない日本でそれほど需要が多いわけではないので、どのメーカーも本腰を入れないじゃろ。

記者 なるほど。日本製だと確かな製品になりそうだけど高価であれば買う人いないかもしれないですよね。

博士 トレイルカメラは1個設置するより複数個設置したほうがその分、撮影できる確率が上がる。できるだけ多くのトレイルカメラを設置したいと思っている人が多いはずじゃ。そのため1個当たりの単価を安いものを選択したいということになるじゃろ。

記者 日本で販売されているトレイルカメラの価格っていくらくらいですか?

博士 安ければ1万円台、高くても8万以下じゃ。3万くらいのカメラが主流じゃが用途によってユーザーが選択しているんじゃ。

記者 ずいぶん価格に開きがありますね。安いものは画像が荒くて壊れやすかったりするのですか?

博士 そうとも限らん。トレイルカメラもデジタルカメラを内蔵したデジタル機器。日進月歩で技術革新も進んでおりここ2,3年で大幅に小型化され価格も

安くなった。もちろん性能も良くなったので安くても十分使えるカメラが多いんじゃ。

記者 じゃあどうして高いカメラを買うのですか?

博士 高いと言ってもずば抜けて高いメーカーはReconyxだけじゃ。Reconyxは本場アメリカでの評価も最高クラス。例えばトリガースピードと言われるセンサー感知からシャッターが切れるまでのタイムラグが断トツで速かったりリカバリータイムと呼ばれる撮影後、次の撮影までの回復時間がなかったり、仕様には表せないがセンサーの感度がずば抜けてよかったり、博士の一押しメーカーなんじゃ!!

記者 (うわ~興奮しだした)じゃあ博士のオススメはReconyxなんですね。

博士 いや、Reconyxが全て優れている訳ではないんじゃ。

記者 え?性能良くて高価なのに?

博士 例えば今のReconyxでは動画撮影ができないんじゃ。どうしても動画撮影したいということであれば他の機種をお勧めするしかないんじゃ。

記者 高価なのにどうして動画撮影機能がないの?

博士 Reconyxは前途の通りリカバリータイムがほぼない。つまりセンサー前に動物がいると静止画で1秒間に2枚くらいずっと連続撮影ができるんじゃ。

それを組み合わせてコマ送り動画を作れる。とメーカーが考えて動画機能を付けなかったのじゃ。

記者 それでも動画のほうが見やすいと思いますけどね。

博士 そうじゃろう。おそらくユーザーもそういう意見が多かったじゃろう。Reconyxの次期モデルでは動画機能が追加される予定じゃ。しかもHD画質で。

記者 HD画質ってハイビジョンってことですよね?きれいじゃないですか!?いいな~

博士 そう。その通り。2013年モデルはどのメーカーもHD動画撮影ができる新モデルをリリースすることになるじゃろ。

記者 へ~。画質も上がってトリガースピードも速くてさすがReconyxですね!

博士 新モデルのトリガースピードについては・・・残念ながら遅くなるじゃろう。

記者 え!?Reconyxの最大の特徴じゃなかったの?

博士 その原因は・・・

次号に続く