Titly Scientifics社来日とAnabatScout日本語マニュアル公開のご報告

2023年11月15日
by ボリボリ

北海道大学学術交流館にて10月27日~11月1日に行われたIBAC2023国際生物音響学会にてTitly Scientific(Titly社)が出展し、日本の販売代理店であるGISupplyからお手伝いに参りました。
Titly社は、アナログの時代からバットディテクターを世界に提供していた、コウモリ探知機の先駆者です。

私たちは、2021年から持ち運びタイプのメモリ機能付きバットディテクターAnabatScoutの販売をしています。

ここで吉報なのですが、Titly社の快諾をうけ、AnabatScoutの日本語マニュアルとスタートガイド、さらに専用ソフトのAnabat Insightの日本語マニュアルを公開できることになりました!
検討中の方は是非ご購入のご参考に、ユーザー様はスマホに携帯などご活用ください!

AnabatScoutの詳細ページ内にDLのリンクがあります。
https://gishop.jp/shopdetail/000000001481/

IBAC2023には200名以上(参加申し込み220名)の参加者が世界各国から来日し、活発に意見交換していました。
近年は2年に1度のペースで行われていましたが、2019年の開催以降はコロナの影響で延期となり2023年にようやく開催となったそうです。
参加者が顔を合わせることが優先されリモートは行わない方針があったようで、ようやくの開催となったそうです。

生物音響といっても、陸上の生物ばかりでなく水中生物の音響や、都会の騒音とその影響を受ける野生動物など多様な調査、研究がされているようでした。

上の写真の右側に何気なく設置型録音マシンの新商品「Ranger」が置かれています。
Anabat Swiftの後継機で、ちかぢか販売開始の予定です。

Rangerの詳細(Titly社Website)
https://www.titley-scientific.com/ranger.html

学会の開催期間は北大のイチョウ並木の紅葉が美しかったです。

来日されたTitlyのスタッフから「ランチタイムにギンコウアベニューを散歩しないか」と英語で誘われたのですが、私はイチョウ→ginkgoであることを知りません。
「銀行通り?銀行行きたいの?」と勘違いしてしまいました。
その日は、イチョウを見ると「Bank Avenueだね」といじられたことは言うまでもありません。

IoT/M2M展秋2017出展中です!

2017年11月8日
by かんちゃん

 

展示会会場からお届けします。現在、第3回IoT/M2M展 秋(2017)に出展中です!

当社のブースは幕張メッセ7ホール21-27となっています。

メインストリート沿いでの出展となっておりますので分かりやすいはずです!

当社ブースではLoRa鳥獣被害アラートシステム等をご案内いたしております。

実際にどのような形でシステムが稼働しているかをご覧頂くことも出来ます。

もちろん、LoRaシステムは鳥獣被害対策以外でも使用することが可能ですので、お悩み事がございましたらブーススタッフにお問合せ下さい。

また、今回、西菱電機株式会社様との共同出展により、LoRa農業センサーの展示も行っております。

IoT/M2M展秋2017は11/8(水)~11/10(金)の3日間、10:00~18:00まで開催しております。(最終日は17:00まで)ご都合のよろしい方は、ぜひブースまでお越し下さい。

第126回 日本森林学会大会に参加してきました!

2015年4月2日

こだピー

第126回日本森林学会大会に参加してきました。

会場は北海道大学で、北海道も少しずつ暖かくなり春の訪れを感じますね。それでも植物たちはまだまだ準備中のようです。

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名古屋で開催された生物多様性条約COP10以降、生物多様性保全への関心が高まっている今日、森林づくりと生物多様性は切り離せないものとなっております。日本全国で多発する鳥獣被害…農作物の被害だけではとどまらず、食害による植物多様性が脅かされています。

そんな動植物たちのモニタリング調査で活躍するのがセンサーカメラ!まさに当社で扱っている商品です。

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センサーカメラ(自動撮影カメラ)は動物の個体数調査や鳥獣被害対策でよく扱われている物で、弊社でも多くの種類のカメラを扱っております。

最近は野生動物だけにとどまらず、不法投棄の現場などにもお使いいただいており今後も様々なところで活躍するかもしれません。

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こちらが弊社で取り扱っているセンサーカメラ(自動撮影カメラ)達(一部)です。右下に見えるカメラがTREL(トレル) 10Jというセンサーカメラでは珍しい日本語モデルのものです。その他にも用途によっておすすめするカメラがいろいろとあるので、もし迷っているお客様はお気軽にお問い合わせください。

 

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こちら、自動撮影カメラ業界でも有名なReconyx社初の動画モデルです。近々リリース予定なので、弊社ホームページをこまめにチェックしてみてください。

 

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その他にもGPSを利用し、位置情報を取得する端末も展示しました。

左側のTR-313Jは、この端末を持っている人や物の位置をwebアプリでリアルタイムに見ることができます。作業している人や車がどこにいるか把握するのにいいかもしれません。中央のPSL-12と右側747ProSのGPSロガーは位置情報の取得は後処理になってしまいますが、林内でもお使いいただくことができます。(精度は747ProSの方がいいです)

 

もし、弊社の商品にご興味があればGIShopにぜひお越しください。

次回は「IoT/M2M展」に出展しますので、是非弊社のブースへお越しください。

ヒグマフォーラム2014 in 森町に出展しました

2014年11月22日

mochan

昨年、帯広での開催に続いて、今年も企業出展をさせて頂きました。

今年は道南の森町での開催です。

旭川からは車で約6~7時間。なかなか長い道のりでした。

路面が悪いと移動だけで一日がかりになる所でしたが、幸いにも雪が降らずに助かりました。

ヒグマフォーラムは1989年から毎年開催されており、研究者のみならず、鳥獣害対策を行う役所の方などヒグマに関わる方の講演を聞くことができます。

弊社も会場にて展示をさせて頂きました。

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お隣のブースは電気柵とデコイと呼ばれる狩猟で囮に使われる模型を展示。

風が吹くとゆらゆら動くそうで、本物のシカも間違えて誘き出されてしまいます。

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写真の右側に電気柵も展示していますが、電気柵は農地などに動物の侵入を防ぐのに役立つと講演者からもご紹介がありました。

また、電気柵出展社のご担当者にお話を伺ったところ、農地などに動物の侵入を防ぐ一方で、放牧で農地の外に動物が出ないようにするためにも需要があり、設置にノウハウがあるとの事です。

 

地元の猟友会の方から、囲い罠にエサを仕掛けて、クマを捕獲しようとしたところ、手を伸ばして器用にエサだけ取り出している姿が弊社の自動撮影カメラで撮影されており、状況が良くわかった!と伺いました。

このように、弊社の自動撮影カメラは、鳥獣害の状況を確認するための第一歩として、電気柵やわななどと併用して活用いただいております。

 

講演の様子。

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研究者の方の発表では、クマには良いクマと悪いクマがいて、農地や人里にやってくる悪いクマは特定の個体とのこと。悪いクマが農業被害などを出さないよう、研究者と現場で日々対策に努力されているそうです。

 

ヒグマは北海道の象徴的な動物であり、保護管理が必要な一方で被害の対策も行わなければなりません。そういった広い意味での対策は、本当に難しい問題であると感じました。

3Dプリンターで自動撮影カメラのアクセサリー作成

2014年1月24日

カニ太郎

GIShopに念願の3Dプリンターがやってきた!

そいつの名前はSCOOVO。スモール工房が名前の由来らしい。その存在を知った時からどうしても欲しかったけどまだまだ自腹じゃ手が出ない価格。じゃあ会社で買ってもらえばいいんだ!理解ある上層部の承諾を得て昨年末に到着。

・・・こいつだ

scoovo-c170

早速、サンプルデータの中からiPhoneスタンドなるものをチョイスして試作してみる。

スタッフみんな見るのも初めて触るのも初めて。動いたときには「おお~!」「カシャッ」「ピロリロリ~ン」と撮影会が始まる始末。でも完成まで・・・え?8時間!?

2時間くらいでパパッというイメージだったけどかなり時間がかかるのね。こりゃ今日のものじゃないとあきらめて帰宅しようと思ったがそこはGIShop。だてに自動撮影カメラを販売していません。この過程をSG-007でタイムラプス撮影することにした。

翌朝、(ほぼ)完成していた!立体のものがプリントされているってすごい!!その時のタイムラプス画像を動画にしたのがこれ

なるほど。1層ごとに組み上げていって立体形にしてるんだ。おもしろいな~

試作と仕組みがわかったところで、よしなんか作ろう!実は3Dプリンターでどうしても作成したいものがあった。自動撮影カメラのアクセサリーだ。

自動撮影カメラはほとんど野外で使用するにも関わらず防水の機種は現在のところSG-007しかない。そこでGIShopでは雨天ルーフなどを自作してきた。でももっとスマートになるはず。という思いからそのまま自動撮影カメラに被せる「雨天キャップ」を自作したかったのだ。

でも図面はどう書くのか。CADなんて学生時代以来使ってないんですけど。

調べてみるとCADを使えなくても図面を作成できるフリーのソフトやウェブサービスが山ほどある。いい時代です。

何種類か使ってみて一番良さげなTinkercadなるサイトを使ってみた。ソフトのインストール不要でブラウザ上で図面を簡単に作成できる。もちろん無料。

早速、図面作成。いや、待てよ。カメラの大きさどうやって測る?3Dプリンターはあるけど3Dスキャナはない。ここは定規とノギスで実寸測るしかない。

コツコツ測ってなんとか図面ができた。早速STLファイルをダウンロードしSCOOVOに読み込ませる。ふむふむSTLからGコードを作成するのか。ドキドキしながら印刷開始!

出来上がったのがこれ

cap

おお~思ったよりいい仕上がりだ。チョコみたい。ちょっとブカブカだけど。こんな簡単にできるのか~

でもこれじゃ浅くて風で飛ぶんじゃないか?という意見もありまたコツコツと図面を手直しする。より深くした2代目雨天キャップがこちら

cap2

深くなってより安定した。水をかけても大丈夫。見た目?アメリカの大学生っぽいねという意見が多い。なるほど、製品化するにはもっと見た目も良くなければいけないのね。その時はこれが一番いい!と思っても出来上げるとここはこうしたほうが良かった、ここはこうするべきだって改良点が見えてくる。何回も何十回も繰り返してやっと製品になるんだな~と実感。

ここで少し変わってSG-007のアクセサリーに取り掛かる。実はSG-007はセキュリティボックスがないため本体下部のSDカードスロットから抜こうと思えばSDカードを盗まれる恐れもある。じゃあ本体下部を覆うカバーがあれば抜けなくなるってことで作ったのはこれ

sg007case

背面にストラップかパイソンロックでカメラに通して樹木に固定する形状のためこのカバーで一応はSDカードが抜けなくなる。ACアダプターも使えるよう下部に穴を開けた。そこから溜まった水も抜ける。ただ耐久性とかは実験しなければわからない。

この図面は30分ほどで完成した。便利な時代だ。

その後、またキャップを改善。より製品っぽく丸みを持たせ、よりしっかりカメラにフィットするよう精密に採寸し図面に反映させた。

roof

お~これは完成度高い。そして試作品3つを並べてみると進化してるな~と自画自賛。もちろん改良点は多々あるけど外注しないで事務所でここまでできるのであれば発想が形になりその形からさらなる発想が生まれる。もちろん導入コストはかかるけどそれとは比べ物にならない効果が3Dプリンターにはあるような気がする。素人の僕でもここまでできたので。

自宅にも欲しいな~

モルトリー D-555i が、まさかの終了

2013/1/14

by ボリボリ

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こんにちは。会社の室外機が、どえらいことになっておりますが皆様はいかがお過ごしでしょうか。

今日は、大雪のため物置にも近づきたくない気持ちです。

 

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屋根の雪が、ひどい感じなので弊社のイケメン数名が屋根の雪庇をたたいて落としてくれました。

まずは、上ります。再放射アンテナが凛々しいです。

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そして落とします。「安全第一・・・」を祈ります。

屋根の雪下ろしは、雪と一緒に落下する危険がありますので大変な作業です。

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無事終了しました。

 

さて、本題ですが先週紹介しましたモルトリー社製D-555iの販売が終了とメーカーより連絡が入りました。ご検討中のお客様には誠に申し訳ございません。

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機能的には、M-990iが上位となります。電池のサイズが555iは単二でしたが990iは単三となってしまいますので、ご注意をお願いします。

 

取り急ぎご報告いたします。

新年のご挨拶

新年あけましておめでとうございます。

旧年中お世話になった皆様、これからお世話になる皆様にご納得していただけるよう午年だけに犬馬の労を尽くしてまいりたいと思います。(使い方が正しいか不安・・・)

会社前道路の夜景と私
新しいカメラで撮影すると夜景もきれいです。

 

昨年末には、初めての自動撮影カメラフォトコンテストを開催させていただき、とてもステキな写真をたくさんお寄せいただきました。油断すると胸がいっぱいになるような写真も数多くありました。

貴重なお写真を本当にありがとうございました。

 

さて、新年早々のカメラの小ネタを紹介したいと思います。

HD動画ということもあり、人気商品のひとつであるSG968K-10Mの動画撮影についてです。他のカメラとはちょっと違う動作をします。

BMC SG968K-10M

動作撮影の時は、電池の残量が少なくなってくると撮影時間が設定よりも短くなってくるという特徴があります。しかし、SG968K-10Mの場合は設定どおりに録画することを優先し、次に撮影されるまでの時間が次第に長くなってきます。

そのことによる撮りのがしの可能性もありますので、その症状を極力抑えるためには撮影の時間を短く設定する、あるいはセンサーの反応間隔時間を長く設定するということも有効でしょう。

最終的には、動画撮影をできるだけ多く設定に近い時間で撮影をするためにはどのカメラも同じ対策ということになってしまいます。

細かい、カメラ情報でした。

 

 

もう一つ、ずいぶんと前からモルトリー社の D-555i 自動撮影カメラを社内の壁掛け時計に向けて1時間おきに撮影していました。

 

単2乾電池6本という力強い電池で、室内環境で5か月程度撮影できました。

時刻は、映っている時計とカメラのスタンプされた時刻を比較して思いのほか正確であることがわかりました。

この実験(1時間おきのタイムラプス)では、スタンプされた時刻の間隔は一定でした。

これは、深夜0時になると必ず0時0分に撮影され、そこから1時0分、2時0分と設定した1時間ごとの撮影となるため、もし仮に少しずれていってもこの0時のタイミングでリセットが行われているのではないかと考えられます。もう少し短い間隔で試してみたいところです。

時刻の精度についてもBMCSG968K-10Mにはおよびませんが2週間程度に1分のズレでした。それほど大幅なズレではありません。

 

以上、カメラの細かすぎる情報でした。

 

第1回 自動撮影カメラ フォトコンテスト総評

2013年12月19日

トレカメ博士

came-hakase前代未聞の自動撮影カメラで撮影した野生動物の画像のみが応募対象となる「第1回 自動撮影カメラ フォトコンテスト」 も本日が結果発表日じゃ。

初開催にもかかわらず応募総数47点とは企画したワシも鼻高々じゃ。応募してくれた方々に心からお礼を言うぞ。ここで受賞作品を1点ずつワシが勝手に解説していくかの~

栄えあるグランプリは・・・

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「羆」

じゃ!

この迫力!そして自動撮影カメラでなければ撮影できないであろうこの作品が選ばれた。撮影機種はSG565FVというSG565F-8Mの前モデル。ストロボ搭載で夜間でもカラー動画が撮影できるモデルじゃ。ストロボモデルはストロボが強力すぎて近距離では白飛びすることがあるのじゃがこの作品は対象が黒いからあまり反射せずきれいに撮れたのじゃろう。やはり赤外線モデルでは撮影できない夜間カラー画像は毛並までリアルに見えて迫力があるの~満場一致でグランプリじゃ。賞品はHD動画が撮影できる最新機種SG968K-10Mじゃ。いさくまにはさらに素晴らしい作品を撮影してほしい。

準グランプリ 2点は・・・

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「冬を乗り越える」

じゃ!

本来ニホンジカは体が重いわりに足が小さいので埋まってうまく歩けないため雪上の移動を嫌う。しかしそう言ってられない季節になると無理にでも雪をかけ分けて進まねばならないじゃろう。その姿がラッセル車並みに豪快で自然界で生きるオスジカの姿をうまく撮影できた作品じゃ。撮影機種はLtl Acorn 5210Aじゃろ。

準グランプリ2点目は

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「廃棄農作物に注意!被害を拡大しているのはあなたです。」
じゃ!

これはベストメッセージ賞とも言えるじゃろう。自動撮影カメラを使うことで被害が大きくなっている原因は実は自分だった。と認めさせることもできる。様々な用途で使用できるのもこの自動撮影カメラの魅力じゃ。撮影機種はCuddeback Captureかの~。グランプリと同じく夜間もカラーで撮影できるストロボタイプじゃ。

準グランプリの賞品はリアクションカメラじゃ。今はやりのウェアブルカメラで様々なシーンを撮影してほしい。

特別賞は全部で10点。それぞれに勝手に名称を付けていくかのう。

まずベストアングル賞

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「ん?」
カメラ目線でエラそうじゃの~。軽く眉毛に見えるのもポイントが高い。後ろにもう1匹いる構図もおもしろいの~。撮影機種はMoltrieの・・・少し昔の機種じゃ。

エビフリャー賞

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「雪原に刺さったエビフライ」
その名の通り空から降ってきたエビフライをうまく撮影できた作品じゃ。ではなく野ウサギの後ろ姿じゃ。それがどう見てもエビフライに見える。エビは小さいが衣でかさ増ししている感じじゃの~。撮影機種はLtl Acorn 5210Aかの~。

北海道賞

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「冬眠前の母子ヒグマ_3連写」
3枚送っていただいたヒグマの連続撮影の1枚じゃ。撮影機種はMoultrie game spy i45。カメラのほうを見ている画像がなかったため赤外線モデルならではの「対象に気づかれにくい」撮影ができているんじゃろう。

猛禽類賞

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「座って身繕い」
今回、猛禽類の作品は2点だけで同じ方からの応募じゃった。オオタカも自動撮影カメラの前ではリラックスし無防備じゃ。これもまさに自動撮影カメラだから撮れた作品かもしれないの~。撮影機種はSG565F-8Mじゃ。

ベスト構図賞

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「夏のカモシカ」
実はワシが一番好きな作品がこれじゃ。背景と色合い、カモシカの哀愁は見事な構図じゃ。撮影機種はSG560P-8M。画質は本当にキレイじゃの~。入選の「ムササビ?」も同機種での作品じゃ。夜間これほど明るい画像が撮影できる機種はないじゃろう。

切ないで賞

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「お母さんたすけてよ」
獣害対策の一環として行っている駆除事業に「切ないで賞」という名称を付けるのは正直、迷ったのじゃが見たまま思いついた名称を付けたのじゃ。気を悪くしないでほしい。撮影機種はReconyx HC600。昼間の画像も300万画素とは思えないほどきれいに撮れとる。

ペコちゃん賞

シカ

「シカのペコちゃん!?」

これもストロボタイプのCuddeback Captureで撮影した画像じゃ。ニホンジカのアップと偶然撮れたくりくりした目と舌出しポーズは非常に可愛らしい。撮影機種はCuddeback Captureじゃ。

最速賞

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「びゅんっ!」

これもストロボタイプのCuddeback Attackで撮影した画像じゃな。ウサギの格好からかなりの速さで通り抜けておる。それにも関わらず被写体ブレもほとんどなく撮影できているのはAttackのトリガースピードの速さとストロボで光量を稼ぎ、シャッタースピードを早くすることで可能になった1枚じゃ。

ファミリー賞

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「ハクビシンの群れ」
ハクビシンの群れじゃ。ストロボタイプで撮影したことでイタチとの違いは一目瞭然じゃ。アライグマといいハクビシンといい外来種調査でも数多く自動撮影カメラが使われているようじゃの~。撮影機種はCuddeback Attackじゃ。

癒し賞

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「こもれび」
癒されるの~こういった野生動物のありのままを撮影できるのも自動撮影カメラの特徴じゃ。撮影機種はこれもCuddeback Captureじゃな。センサー範囲は極端に狭いがトリガースピードが速いのでちょうど画像の真ん中で撮影できる特徴を持った機種じゃ。

特別賞の賞品はGPS内蔵アクションカメラ GPS-11じゃ。

これは専用ソフト上で録画した映像と地図がマッチしどの場所で撮影した動画か閲覧できるウェアブルカメラじゃ。狩猟やスキーのお供に最適じゃ。

続けて入選作品は5点

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「直立不動のアライグマ」

アライグマの2本足直立をうまく撮影できておる。見た目は可愛らしいのじゃが・・・。撮影機種はBushnellの・・・なんじゃろう?

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「ムササビ?」

夜間照射距離が長い機種ならではの明るい画像じゃ。撮影機種は SG560P-8Mじゃな。

 

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「進路喪失」

アメリカではホワイトテールと呼ぶこともあるシカ。その名の通り白いお尻がかわいいの~絵面も素晴らしい。 撮影機種はMoultrieの何かじゃ。

 

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「猪突猛進!」

まさに猪突猛進。このままカメラに追突しそうな勢いじゃ。撮影機種はReconyx HC500じゃ。

 

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「接近注意!!」

かなり近くまで寄ってきたサル。好奇心旺盛じゃ。寄り過ぎてボケているがおもしろい。10枚連続撮影しているようじゃが他の画像も見てみたいの~撮影機種はReconyx HC550じゃ。

 

やれやれ開催したはいいが応募が少なくて一時はどうなることかと思ったわい。

みんな夏休みの宿題並みに終了ギリギリで応募してきてなんとか盛況の元、結果発表までたどり着けた。応募者のみんなに感謝感謝じゃ。今回受賞しなかった作品も素晴らしい画像は何枚もあった。選ぶのはほんと大変じゃったわい。

なんとか第2回も続けることができるじゃろう。実は今回いろいろな意見も頂戴した。

その中でも多かったのが「普段、動画ばかり撮っているからビデオコンテストをぜひ」という意見じゃった。次回以降、これは外せないじゃろう。

では受賞者のみんな本当におめでとう。賞品が調査に役立つことができれば幸いじゃ。

ちょっといいモノ  カメラ用ACアダプターの紹介

2013/9/13

byボリボリ

今週は、東川町周辺はなま暖かい日が続きました。

お天気が安定したので自転車で2日だけ通勤しましたが、まだハーフパンツでいけます。心配なのが帰りの日没の早さです。家に着くころには真っ暗なので、できるだけ白い服を着て、車に自分の存在をアピールしています。

北海道の道路は自動車が結構なスピードを出せますのでそんな車と接触したときは自転車の私はジエンドです。できれば、電飾ジャケットを着たいくらい、車道を自転車で走るのに恐怖があります。恐怖がありますが、自転車通勤の楽しさがそれを上回っているかもです。たまに虫がのどに飛び込みますが、大丈夫です。死にません。

さて、今日ご案内するちょっといいモノは、カメラ用ACアダプターです。
対応するカメラはBMCシリーズ(SG968K-10MSG560P-8MSG860C-8MSG565F-8MSG560DSG570-6M)と HGC SG-007です。

外部電源ポートの位置
外部電源ポートの位置(6個しか写ってませんが7機種に対応)

実際にそれぞれ、ここにつきます(↑)。気をつけることと言えば、いずれのカメラも本体の底面に電源ポートがありますので設置の時はとカメラの底面側にスペースが必要になることぐらいです。

左上:968K、560P、560D 左下:565V 右上:570V 右下:SG007
左上:968K、560P、860C、560D  右上:570
左下:565F    右下:SG-007

動画撮影の場合は、電池の残量が減ると同時に供給電圧が下がりカメラの機能が1回の撮影時間を設定より短くし、より長期間の撮影をしようとし始めます。
昼間は、ある程度続けて設定どおりの時間で録画を保存しますが、夜間撮影のときは、フラッシュを発光する分だけ電圧を必要としますので、昼間よりも比較的早いタイミングで、動画が短く保存されるようになります。

AC電源を利用するとそういった問題を解消できます。
あとはSDカードの空き容量を気にするだけです。

以上、今日のちょっといいモノ(第一弾)は、カメラ用ACアダプターでした。
ところで、第二段があるのでしょうか・・・。

夜間撮影カメラSG560P-8MとバットディテクターSSF BAT2 でコウモリ観察

2013/9/2 Byボリボリ

今週に入り、秋の気配を感じる北海道です。
朝夕が大変涼しく、寝る時も長ズボンと長袖です。今年は結構おしゃれステテコがはやった気がしますが北海道ではもう終わりですかね。
つい先週8月を惜しむように、ご当地のメロンとかとうきび(とうもろこし)とかスイカとかをガブガブ食べましたが、なまらうまかったです。

ところで、今年のとうきびはやけに白いです。いただきものですが実家のもご近所のも同じように白くて、でも食べるとジューシーでかなり甘いです。なまらうまいです。
とうきびは黄色いという常識が変わったんですかね。

さて、涼しくなると虫も少なくなり、コウモリ観察が困難を要しますがバットディテクターがあると、彼らがそこらへんにいることはわかります。

でもその姿は、大きな蛾のようで「これ」という瞬間に出会えません。
かろうじて飛び方で、これはそうかな~。コウモリっぽいな~と想像して楽しんでいます。
肉眼で見るより、センサーカメラで手動撮影しながら観察するとフラッシュが照射されるのでよく見える動画が保存されました。SG968K-10MなのでHD動画で見やすいですが、残念ながら音はありません。少しぶれていますが、大きめで左右に大きく動いている個体が、コウモリっぽいなと感じます。まるで大きなブランコに揺られているような、こいつです。

バットディテクターにレコーダーを接続すると、録音できるのですが、そのレコーダーを持っていくことを忘れ、現場で激しく後悔しました。

Webで公開されている多くのコウモリ動画では、住宅街にも夕暮れ時に飛んでいたり朝方に巣から飛び立っていたりなかなかわかりやすいのですが、夜の外灯そばでは食事中のためかかなり活動的で、動きが速いです。

残念ながら今の私には、飛んでいる様子から蛾とコウモリの識別すらできませんが、
「これかな~、あれかな~」と眺めているだけでも、意外と楽しいです。

バットディテクターが、可聴音に変換してくれているのは、コウモリが発する音声ですがこれはエコロケーション(反響定位)といって、が飛行中に発しその反響音から周りの状態を把握している、本来は人には聞こえない音(超音波)です。

この音声を聞いて、大体のコウモリの種類を推測することもできるそうです。しかし、確実に種類を見極めるためには、捕獲する必要があると専門サイトのHPに書かれています。
が、野生動物は勝手に捕獲してはいけないケースがあります。コウモリについても、その状況により複数の申請手続きが必要ですのでお気を付け下さい。