TREL 4G-LSのご紹介

2024年07月02日
by かんちゃん

皆さんこんにちは!

新商品「TREL 4G-LS ライブカメラ」を販売開始しましたのでご紹介します!

TREL 4G-LS ライブカメラとは?

ライブストリーム機能を搭載した自動撮影カメラです。専用のスマートフォンアプリを使うと、遠隔でライブ映像を確認することができます。(良好な通信環境が必要です)

TREL 4G-LS

撮影画像

特徴

ライブ映像が大きな特徴ですが、それ以外にも様々な機能があります。

・無料で使えるクラウドプラットフォーム

TREL 4G-LSから送信された画像や動画をまとめて閲覧したり、遠隔で設定変更を行ったりできます。

・メールサーバーの設定が不要

クラウドプラットフォームにデータが送信される設定があらかじめ組み込まれているため、メールサーバーの設定が不要になりました。SIMカードの設定を入力するだけで通信機能を使用することができます。

・TREL 4G-Rとほぼ同等の機能

3キャリア(Docomo、KDDI、SoftBank)対応や、タイムラプス、スケジュールといった機能などTREL 4G-Rとほぼ同等の機能を有しています。

・その他の機能や仕様

-最大画素数3,200万画素

-IP68の防水防塵規格

カメラの詳細な機能や仕様、クラウドプラットフォームなどは次の商品ページからご覧いただけます。

https://www.gishop.jp/shopdetail/000000001526/

ご不明な点等がございましたら、お気軽にお問い合わせください。

ハグロフ社-Haglöf Sweden AB-訪問レポート5 

2024年06月28日
by ボリボリ

6月の初め、スウェーデンにはとても良い季節に林業製品のハグロフ社に訪問しました。5回目(最終回)のレポートです。レポート1レポート2レポート3レポート4 

ストックホルムのアーランダ空港(夜中1時頃は少し明るい) 

施設見学について報告です。 

ハグロフ社の顧客とのミーティングに同行しました。

ここは世界的に見ても極めて特殊なポールを製造しています。

電信柱を多くの国に輸出しています。電信柱は、長くて真っすぐで上の方まで太い柱が要求されます。

そのために松の木が使われています。スウェーデンも自動車で移動する限りすべて木製の電信柱でした。

今は、アナログのプレシジョンキャリパーを使用しておりますが、これからデジタルキャリパーのシステム導入を検討しているということで、ソリューション担当の数名のスタッフと初めてのミーティングを行いました。 

ミーティングのあとは施設を見学させていただきました。広大な敷地に、とてつもなく長いポールが大量に積みあがって、少しずつ仕上がっていく時計周りのコースで確認できました。 

施設や製品の様子がわかるショート動画は下の通りです。数年前のドバイの万博でここの木材が使用されたそうです。 

Ground planting 

ところどころ作業小屋にプレシジョンキャリパーがあったり、ドリルにドリルチャックとボアビットが装着された工具がおかれていました。 

完成品を背景に。右側3名とも全滅なのが残念ですが仕方ありません 

 

スタッフの皆さんとランチをいただいているときに、熊の話になりました。 

スウェーデンもヒグマの増加に頭を悩ませているそうです。 

多い時は年間600頭も狩猟されているようです。 

とても貴重な会社を見学させていただきました。 

この地域にとって、林業はとても重要な産業なのだと実感しました。 

ハグロフ社の見学もさせていただきました。 

インクリメントボアビットの製造過程の一部を見せていただいたのですが、造形後の塗装前にとても重要な作業を行っていました。 

一本一本専用の道具をつかい横から押したり測定器を目視したり、手作業で、完全にまっすぐになるように調整していました。長いビットではとてつもなく時間のかかる作業ですが、必ず必要な工程なのだそうです。 

製造スタッフも、ベテランが多いです。インクリメントボアのチームもそうですし、Vertex5を組み立てていた人もVertexIIIの頃からのベテランでした。 

その他、日本のユーザー様向けのサポートについて、サービス部門の方と時間をかけてミーティングを行い、一部の修理についても実習を受けました。 

今まではメールでのやり取りでしたが、何年も対応していただいていたので初めましてという緊張は無く、充実したミーティングになりました。 

休憩の時、天気がよいので外のテーブルでサービスのスタッフと雑談しながらコーヒーを飲んでいたのですが、話の中で「息子さんは何歳?」と聞くと、彼はとても不思議そうな顔をして、やがて笑顔になり「違うよ、今は太陽の話をしていたんだよ。」どうやら、SONの話ではなく、SUNの話をしていたようです。夏は夜が明るいという話だったようです。 

ハグロフ社-Haglöf Sweden AB-訪問レポート4 

2024年06月28日
by ボリボリ

 

6月の初め、スウェーデンにはとても良い季節に林業製品のハグロフ社に訪問しました。4回目のレポートです。レポート1レポート2レポート3 

スウェーデンの山中で、DPII(DPII+)システムでの、円形のサンプルプロット調査のデモを見せていただきました。 

プロットの決定には、DPII+とDP DME GPSモジュール、Vertex5でおなじみのトランスポンダ―T4+スプレッダー+伸縮ポールが必要です。 

このDME GPSモジュールはDPII+から電源供給されるので充電などの気遣いが増えません。ホントこういうところがスマートだなと思います。 

伸縮ポールにスプレッダーとトランスポンダ―T4を取り付け、サンプルプロットの中心に立てます。 

最初のプロットの位置をGPSで決定します。これでマッピングが可能になります。その後、DME(距離測定)機能で決められた半径(今回のデモでは5メートルに設定)内にある樹木の胸高直径を測ります。 

次に樹木の高さを測ります。今回はVertexLaserGeoのレーザー機能を使い高さを測定します。 

商品の詳細は下のリンクで確認できます。

 https://haglofsweden.com/project/dp-gps-dme/ 

※Cromeの場合はブラウザの設定ボタン(たてに黒丸3つのボタン)をクリックして、設定メニューを表示し翻訳機能をご使用ください。Edgeの場合はアドレスバーの右側に”aあ”というアイコンがあるのでそこをクリックして翻訳機能で日本語にできます。 

・・・それにしても綺麗な景色 

綺麗な景色と言えば、滞在したホテルはスキー場の上にあり、そばにジャンプ台がふたつもありました。さすがスウェーデン、木製です。 

こちら↑の高いジャンプ台は怖くて途中で断念しました。 

むりです。 

こちらの低い方は大丈夫でした。 

この景色も最初で最後のような気がします。 

ハグロフ社-Haglöf Sweden AB-訪問レポート3 

2024年06月27日
by ボリボリ

6月の初め、スウェーデンにはとても良い季節に林業製品のハグロフ社に訪問しました。3回目のレポートです。レポート1をみるレポート2をみる 

ハグロフ社の顧客の収穫作業を見学させていただきました。 

収穫作業に使用するハグロフ製品は、倒した丸太の長さと直径を評価するためのソフトウェアが搭載されたDPII+キャリパーです。 

https://haglofsweden.com/project/dp-ii-computer-caliper-2/

※Cromeの場合はブラウザの設定ボタン(たてに黒丸3つのボタン)をクリックして、設定メニューを表示し翻訳機能をご使用ください。Edgeの場合はアドレスバーの右側に”aあ”というアイコンがあるのでそこをクリックして翻訳機能で日本語にできます。 

GISupplyでは、現在MDII+を販売しております。MDII+はソフトウェアは一つで、そのソフトが搭載された状態です。MDIIには、立木を調査するための機能と収穫の丸太を測定する機能が搭載されております。また立木を調査するモードではVetrtex5から高さデータを受け取ることができます。あるいは、立木の高さや丸太の長さを手動で入力できます。 

いっぽうDPII+は、ハードウェアの他に立木の測定や収穫丸太の測定など用途に合ったソフトウェアを選択し合わせて購入する必要があります、またさらにGPSや音波で測距(DME)、丸太の長さや測定場所の位置を測るなど、用途に応じたアクセサリも豊富です。 

収穫作業の見学の続きです。重機に乗せてもらいました。興奮します。 

重機を動かす前にDPIIを起動して、重機に備えられたコンピューターにDPIIで作成した樹木のデータを送ります。倒す前から樹木は管理されています。 

コンピュータの準備ができれば作業開始です。 

※説明文は私の理解が追いついていない箇所もあるので間違いを避けるため動画にはコメントを入れていません。見て感じていただければ幸いです。 

さくさく切っていきます。 

丸太のカットする長さは、コンピュータに登録されている価格表から、できるだけ高額で販売できるよう決定されます。 

ざっくりですが、小さいと紙の原料になり、大きいと材木として利用されます。 

カットされた丸太は、枕木の上に並べられます。 

DPIIでクロス測定の平均を直径とするため丸太の下にキャリパーのジョウが入らなければ測定ができません。 

DPIIでまず、丸太の長さをテープで測り重機でカットした時の長さのデータから参照しどの樹木か確認します。それから上の細い方の直径を間隔をあけて測定します。 

重機での作業時の測定データと、DPIIの測定データを比較して丸太のサイズに誤差が無いか確認します。ここでは、直径で±4mm、長さで2㎝の誤差を確認しています。…木の皮一枚に満たなくないですか。重機の計測の精度がすごくないですかね。 

その後、このカットされた丸太は、若い女性が坂の下まで運んで、長さごとに積み分けておりました。 

作業は夏は早朝と夜間の涼しい時に行うそうです。 

今時期は雨が少なく、山火事には大変警戒しているということでした。 

ミーティングや食事をする部屋や修理を行う部屋を持つコンテナハウス。たしかに必要です。 

森林管理における先進国の現場見学は、とても貴重な体験でした。 

少しでも共有できればうれしいです。 

ちなみに、ここではKOMATSUの重機も活躍していて感動しました。 

関係ないのですが、お土産に買ってきた黒い飴玉が何とも言えないはじめての味でした。 

帰国後スタッフに、「北欧でリコリス(甘草)が使われたお菓子がある」ということを聞き、もしやと思いGoogleレンズで成分の項目を翻訳したところ、やはりリコリスでした。 

ハグロフ社-Haglöf Sweden AB-訪問レポート2 

2024年06月25日
by ボリボリ

6月の初め、スウェーデンにはとても良い季節に林業製品のハグロフ社に訪問しました。訪問レポート1にづづき2回目のレポートです。 

 

 

ハグロフ社の新商品については、VertexLaserGeo2が今年の秋に登場するそうです。 

Vertex Laser Geoは、音波またはレーザーで距離を測り、それと傾斜計で高さを測り、さらに電子コンパスで地形を測り、さらにさらにGPSでマッピング、ハグロフのクラウドアプリにデータを送ると体積を算出されるという、スーパーマシンです。 

以下に、海外サイトをご案内しますが、日本語に翻訳して閲覧できます。 

※Cromeの場合はブラウザの設定ボタン(たてに黒丸3つのボタン)をクリックして、設定メニューを表示し翻訳機能をご使用ください。Edgeの場合はアドレスバーの右側に”aあ”というアイコンがあるのでそこをクリックして翻訳機能で日本語にできます。

VertexLaser Geoサイト

 https://haglofsweden.com/project/laser-geo/

 

クラウドアプリのサイト(データを保存しなければ無料版で使用可能) 

https://haglof.app/

 

VertexLaserGeo2でさらに立木の任意の高さの直径を測定する機能が追加されました。 

今月行われたKWFという大きなイベントで紹介されました。下のリンク先でチラ見できます。

 https://www.kwf-award.de/2022/nominierte-produkte/produkt-13-vertexlaser-geo-2/

日本で使用されているVertexIIIやVertexIVでは、メモリ(保存)機能が搭載されていませんでしたが現在販売中のVertex5でも、VertexLaser Geoと同様にメモリ(保存)機能が搭載されており、測定し保存されたマシンからスマホのアプリでデータを吸い出し、吸い出したデータはエクセルで後処理したり、クラウドアプリで集計、レポートの作成ができます。 

樹木の直径を測るデジタルキャリパーMDII+やデジテックBTのデータも同様です。 

クラウドアプリは、EdgeやCromeなどWebブラウザでログインして使用できるのでOSも選ばず、つまりは、スマホでもパソコンでも、マックでもアンドロイドでもWindowsで作業ができるわけです。またブラウザの日本語翻訳機能を使えば、海外のアプリも日本語で使用できるのが良いところです。 

無料でアカウントを作成でき、機能を試すことができます。 

ハグロフ社最寄りの空港 貸切り状態の瞬間(大丈夫ですよ、皆さん後ろにいます) 

ハグロフ社-Haglöf Sweden AB-訪問レポート1 

2024年06月24日
by ボリボリ

6月の初め、スウェーデンにはとても良い季節に林業製品のハグロフ社に訪問しました。3日ほどの滞在でしたがいくつかに分けてレポートします。 

日本の皆様には「木の成長を調べる棒」、「幹の直径を測る巨大ノギス」、「音波と傾斜計で樹高を測定する」、「胸ポケットにおさまる世界最小クラスの樹高測定ツール」といえば、「ハグロフしか勝たん」でおなじみかと思います。 

念のため答え合わせは下の通りです。 

 

ハグロフ本社には35名が働いており、製造工場は姉妹会社でその他海外に関連会社があります。 

商品の開発にかかわる重要な部署には30年ほど働いているスタッフが数人、セールスや発注の窓口には23~4年(私とほぼ同じ)のスタッフが数名おり、修理窓口も間もなく20年目とベテランが多い印象です。 

なるほど、この人たちが世界80か国にハグロフ製品を輸出しているのか…。 

すでにインクリメントボアの製造を手掛けていたハグロフ氏が81年前に立ち上げた会社です。 

「僕のグランドグランド…(3回かそれ以上言っていた)ファーザーだよ」 

創業者の血族も働いています。 

インクリメントボアはハグロフ社の出発点だったのだと教えてくれるCMOの輝くひとみが印象的でした。 

大きなインクリメントボアの下で、CEO(左)と撮影 

 

ちなみにこのGISupply、最初の発注がVertexIIIでした。初めてご注文をいただいたときのことを今でも覚えています。賃貸のアパートの一室、私一人。当時東京を駆け回るK社長に電話で報告。 

「やっと受注きました!」 

「おめでとうございます!」 

CEOとCMOさんにシカ肉のステーキをごちそうになりながら、そんなエピソードをお話ししました。 

私の英語スキルは、かつての映画に出演していた指の長い宇宙人よりもひどいですが、なんとか伝わったような笑顔を彼らは返してくれました。 

Wildlife Insightsを使ってみました!

2024年6月6日
by かんちゃん

 

みなさんこんにちは!

今回は「Wildlife Insights」というサービスを利用してみました。

自動撮影カメラで撮影された画像などを選別することができます。

登録方法や利用方法につきましては公式ホームページをご参照ください。 

  

自動撮影カメラで次のようなことが起こる場合があります。

  • 植物の揺れに反応して、動物が写っていないのに撮影してしまう(空撮り)
  • 動物が写っているが、何の動物なのかわからない

「Wildlife Insights」を利用すると、これらが解決する可能性があります。

 

  

早速使ってみました。

まずはこちらの写真を読み込ませてみます。(※画像は一部編集しています)

すると次の結果となりました。

上から哺乳類、クジラ目、シカ科ということで合ってそうです。

この写真はわかりやすいですね。

  

  

次にこの画像を読み込ませてみました。

夜間なので白黒写真であることに加えて、動物が少しぶれています。

結果は次の通りでした。

同じく哺乳類、クジラ目、シカ科ということで良さそうです。

白黒でも判別ができそうです。

  

  

次はこちらの画像です。

こちらは何も写っていない画像です。これを読み込ませると・・・

何も写っていないという結果になりました。

空撮り写真も含めた複数枚の写真を読み込ませても、このように選別することができそうです。

  

今まで大量の空撮り写真に悩まされていた方や、写真に写っているのが何の動物か分からなかった方はこのサービスを使えば解決するかもしれません!

大量に選別した場合は時間がかかることがあるそうです。

また、動物を判別した場合、どのくらいその動物と思われるか(確率)といった表示もされるようです。

興味のある方は一度、ご利用になってみてはいかがでしょうか。

自動撮影カメラの対応SIMを追加しました!

2024年02月22日
by リトルフィールド

弊社が販売している自動撮影カメラには「通信機能付き」と「非通信カメラ」があり、

通信機能付カメラの各商品ページには対応SIMを記載しています。

(例) 4G-Rの商品ページ「対応SIMについて」
https://www.gishop.jp/html/page58.html

通信について検証を行い、動作確認が取れたSIMを「対応SIMについて」に載せていますが、選択肢は多いほうがいい! ということで下記SIMカードを追加いたしました。

  ・国内ビタッ!データプラン(D) ※SMS有
  ・国内ビタッ!データプラン(D) ※SMS無
  【対応機種】
  ・4G-R
  ・4G-H
  ・HS2XC
  ・HL2XC

  ※HS2XC、HL2XCはSMS機能無

ちなみに…SMS機能を使用すると携帯電話からのメッセージ機能で遠隔撮影や設定変更、状況確認が可能です!(※1)

もちろん対応SIM以外のSIMでは通信しないというわけでは無いですが、動作確認済SIMが多ければ多いほど安心して選べるのは間違いないので、今後も少しずつですが増やして表を大きくしていきます!

(※1) SMSによる遠隔操作は「4G-R」「4GーH」のみ対応しています。「HS2XC」「HL2XC」はSMS機能が無いため遠隔操作には対応していません。

Titly Scientifics社来日とAnabatScout日本語マニュアル公開のご報告

2023年11月15日
by ボリボリ

北海道大学学術交流館にて10月27日~11月1日に行われたIBAC2023国際生物音響学会にてTitly Scientific(Titly社)が出展し、日本の販売代理店であるGISupplyからお手伝いに参りました。
Titly社は、アナログの時代からバットディテクターを世界に提供していた、コウモリ探知機の先駆者です。

私たちは、2021年から持ち運びタイプのメモリ機能付きバットディテクターAnabatScoutの販売をしています。

ここで吉報なのですが、Titly社の快諾をうけ、AnabatScoutの日本語マニュアルとスタートガイド、さらに専用ソフトのAnabat Insightの日本語マニュアルを公開できることになりました!
検討中の方は是非ご購入のご参考に、ユーザー様はスマホに携帯などご活用ください!

AnabatScoutの詳細ページ内にDLのリンクがあります。
https://gishop.jp/shopdetail/000000001481/

IBAC2023には200名以上(参加申し込み220名)の参加者が世界各国から来日し、活発に意見交換していました。
近年は2年に1度のペースで行われていましたが、2019年の開催以降はコロナの影響で延期となり2023年にようやく開催となったそうです。
参加者が顔を合わせることが優先されリモートは行わない方針があったようで、ようやくの開催となったそうです。

生物音響といっても、陸上の生物ばかりでなく水中生物の音響や、都会の騒音とその影響を受ける野生動物など多様な調査、研究がされているようでした。

上の写真の右側に何気なく設置型録音マシンの新商品「Ranger」が置かれています。
Anabat Swiftの後継機で、ちかぢか販売開始の予定です。

Rangerの詳細(Titly社Website)
https://www.titley-scientific.com/ranger.html

学会の開催期間は北大のイチョウ並木の紅葉が美しかったです。

来日されたTitlyのスタッフから「ランチタイムにギンコウアベニューを散歩しないか」と英語で誘われたのですが、私はイチョウ→ginkgoであることを知りません。
「銀行通り?銀行行きたいの?」と勘違いしてしまいました。
その日は、イチョウを見ると「Bank Avenueだね」といじられたことは言うまでもありません。

香港に出張しました

2023年10月16日
by ノルドマルク

7年ぶりに 香港秋季産品展(Hong Kong Electronics Fair)を見学するため香港へ行ってきました。

札幌からの香港便も復活し、3泊4日でも余裕のある日程となりました。

この展示会は毎年春と秋に開催され、数多くのコンシューマー製品を製造する香港、深圳等のメーカーが出展しています。メーカーとバイヤーを結びつける世界的にも貴重な展示会のひとつで、欧米からのバイヤーも数多く来香しているようでした。弊社はコンシュマー商品の取り扱いはあまりないのですが、弊社に日本向けの業務用製品を提供している会社も出展していたため、4社と打合せを行いました。

7年前にこの展示会を訪問した時はドライブレコーダーやGPS製品、ドローンなどを展示する会社が多かったのですが、陳列されている製品もすっかり様変わりしていました。キーワードは「IoT」、「AI」ですが、家電、オーディオ、ウェアラブル、カメラなどに大別でき、特にApple Watchと似たような腕時計の展示が目を引きました。弊社のような業務向けのウェアラブル機器は少なく、あくまでもコンシュマー製品が多いという印象でした。

さて今回香港を久々に訪問し、驚いたのは北京や深圳などで話される「普通語」の浸透度です。単に以前訪れた時に私が気づかなかっただけかもしれませんが、着実に「普通語」を話す人たちが増えているような気がしてなりません。調べていませんが、普通語をしゃべる人達が香港(通常は広東語)に移住するケースも多いのでしょうか?コンビニや露店のおばさん、おじさんも英語よりも、むしろ普通語の方がコミュニケーションをはかることができます。小さな食堂などでは、普段からお互い普通語でしゃべっているケースも見受けられました。

今回も電子マネーについて調べてきました。結論から言うと香港は「Tourist Octopus」とクレジットカードがあれば、あとは小銭程度で大丈夫です。

Tourist Octopus はSUICAのようなシステムで、iPhoneにアプリをダウンロードしてクレジットカードでチャージできます。香港空港から香港エクスプレスに乗る時も、MTRに乗る時にもアプリを立ち上げる必要がありません(事前設定要)。スマホを改札でOctpusマークにかざすだけです。コンビニなどだいたいどこのお店でもOctpusに対応しています。では現金が必要になるのはどのような時でしょうか?麺やお粥を食べるようなお店では「現金のみ承ります」みたいなことが入口にかいてあることがあります。そのようなお店ではクレジットカードもOctpusも役にたちません。あとはチップなどを支払う場合でしょうか(香港でチップは必須ではないと思われます)。

スマホについてですがAhamoは最近訪問した台湾、カナダ、香港で問題なく使用できました。中国に行った人の話ではAhamoだとVPNなしでLine、X、Youtubeなど利用可能で、中国での利用はメリットが大きいようです。今回香港のホテルWi-Fi利用のPCでABEMAでLIVE放送の「サッカー日本 vs カナダ」を見ようしたところ、「お住いの地区では視聴できません」という表示がでて途方に暮れておりました。ところがAhamoテザリングでつなげると、問題なく視聴することができ無事試合を視聴できました。私にとってAhamoの唯一の難点は「海外での利用は15日間のみ速度制限なし」という点だけでしょうか。だいたいの出張はOKですが、今年カナダに18日間滞在した時は、前後3日間程度はWi-Fiや同行者のテザリングでしのいでいました。

円安もあり日本でのモノの安さが際立っています。日本のコンビニでは300円弱程度で売っているハーゲンダッツが、香港では600円以上でした。食堂(決してきれいではない)で食べた牛肉麺も1,600円くらいです。日本では980円で売っているワインをコンビニでみかけましたが、これも2,000円くらいでした。私の住む旭川はまた東京などとも事情が違い、特に物価が安いと感じます。香港から遅くに帰ってきて、スーパーのタイムセールで買った「チキン照り焼き弁当」は199円でした!最近台湾、カナダ、香港と続けて訪問しましたが、こんな値段で弁当を買うことができる先進国は他にないのではないでしょうか?賃金があがらないのはいやですが、ラーメンが2,000円くらいの「新しい日常」もいやだなと感じる今日この頃です。