2014年11月22日
mochan
昨年、帯広での開催に続いて、今年も企業出展をさせて頂きました。
今年は道南の森町での開催です。
旭川からは車で約6~7時間。なかなか長い道のりでした。
路面が悪いと移動だけで一日がかりになる所でしたが、幸いにも雪が降らずに助かりました。
ヒグマフォーラムは1989年から毎年開催されており、研究者のみならず、鳥獣害対策を行う役所の方などヒグマに関わる方の講演を聞くことができます。
弊社も会場にて展示をさせて頂きました。
お隣のブースは電気柵とデコイと呼ばれる狩猟で囮に使われる模型を展示。
風が吹くとゆらゆら動くそうで、本物のシカも間違えて誘き出されてしまいます。
写真の右側に電気柵も展示していますが、電気柵は農地などに動物の侵入を防ぐのに役立つと講演者からもご紹介がありました。
また、電気柵出展社のご担当者にお話を伺ったところ、農地などに動物の侵入を防ぐ一方で、放牧で農地の外に動物が出ないようにするためにも需要があり、設置にノウハウがあるとの事です。
地元の猟友会の方から、囲い罠にエサを仕掛けて、クマを捕獲しようとしたところ、手を伸ばして器用にエサだけ取り出している姿が弊社の自動撮影カメラで撮影されており、状況が良くわかった!と伺いました。
このように、弊社の自動撮影カメラは、鳥獣害の状況を確認するための第一歩として、電気柵やわななどと併用して活用いただいております。
講演の様子。
研究者の方の発表では、クマには良いクマと悪いクマがいて、農地や人里にやってくる悪いクマは特定の個体とのこと。悪いクマが農業被害などを出さないよう、研究者と現場で日々対策に努力されているそうです。
ヒグマは北海道の象徴的な動物であり、保護管理が必要な一方で被害の対策も行わなければなりません。そういった広い意味での対策は、本当に難しい問題であると感じました。