家ネズミプロジェクト パート2 ガレージ編

11月16日(金)
ボリボリ

この穴です。
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この穴に気付いてしまったその時から、この物語は始まりました。
自宅の横に設置された物置件車庫の周りには、このように防犯目的の砂利石をじゃりじゃりと敷き詰めておるのですが、住人である私たちもこんなじゃりじゃりのところは特に歩くことが無く砂利の下に業者さんが敷き詰めた、草が生えないためのビニルを破って雑草が生えてこない限りこのエリアには立ち寄りませんでした。
そのせいで、このへこみに気付いたのはつい先日のことです。

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普段なら見過ごすであろうこれをたまたま自分の足でならし、またなにか草を見つけてこのあたりを数日後に立ち寄った時、まったく同じ隙間ができていたことに気づいてしまったのです。

このころ、同じ部門のカニ太郎さんの自宅にネズミが侵入しLANケーブルだかを食いちぎられて大変そうでした。それも、ようやくネズミの訪問が無くなったとかそんな話をしている矢先のことです。

以前のトピック:自動撮影カメラはネズミ駆除に使えるか

彼の自宅と我が家とは近所ではなく、まったく関係ないのですが、なんだか生き物の予感がしまして会社のみんなに相談しました。
不安なら、自動撮影カメラで記録をしてみては?
とのアドバイスをもらい、カメラを設置することにしました。
意外と、不安でどきどきします。知りたくないような、知りたいような。
いずれにせよ、この穴の正体がわかれば、なにか行動を起こさなくてはならないでしょう。

採用した機種は、LEDが明るく発光するタイプの新商品でSG860Cです。

自動撮影カメラ SG-860C
自動撮影カメラ SG860C

動画をカラーで撮影できるのは、この機種だけです。
LEDが省電力なので、このような商品ができたのですね。厳密に検証したわけではありませんが、特にネズミという生き物は人間とは異なり、移動するとき視覚よりもひげからの触覚や聴覚を頼りにしているらしいので派手に光るLEDフラッシュに行動がそれほど影響されないようです。

そのことは、カニ太郎さん宅の騒動の時に撮られた動画で実感していました。
ネズミが、フラッシュの点灯したSG-860Cに対して定位する様子もなければ、逃げる様子もなかったのでそのように受け止めています。

北海道にしてみれば、いい加減初雪が来てもおかしくない11月の始めのことです。
「タイヤ交換、もうした? いつする?」
なんて話しながら、回収したカメラの動画を再生してみると・・・。

「きゃああ~~」

やつでした。やっぱしでした。
鳥肌が立ちましたが、ハムスターとかうさぎとかを飼ったりしていた私的には、
「でも、かわいい・・・」
こんな発言が、どのような反響を招くのかもわからない素人ですみません。

だって、本当に可愛いんですもの。おめめとか。背中のラインとか。
唯一尻尾は、じわじわと気持ち悪いですが。

う~ん。
そして、動画をアップしてお世話になっている方から
こいつはドブネズミと思われるとの助言がTwitterに書き込まれました。

ふふふ。
こういうところが、カラー動画とインターネットの醍醐味ですよね。
ネズミ年なのに、ネズミのことを知らないド素人の私があっという間に種類を教えてもらえる時代です。すぐに教えて下さった方、そしてそんな「つながり」に感謝です。

話を戻して、ドブネズミ・・・。
気の毒な名前です。人間の生活エリア周辺に生息する家ネズミの中の一つだそうです。家ネズミの代表格は、ドブネズミとクマネズミ、そしてハツカネズミのようです。地面を選んだあたりでちょっと乱暴ですが3D的な行動パターンをもつクマネズミを除外しました。あとは、ドブネズミかハツカネズミのどちらかということですが、写真を見る限り、カニさん宅のケースとは違いかなりめんこい(頭が小さい)のでもしかするとハツカネズミかな~、それともドブネズミの子供かな~。なんて話していました。
ハツカネズミとドブネズミの違いは、大きさのようでハツカネズミは大きくても10センチぐらいのようです。だとしたら、大きさを調べましょう。

動画のちょうど良いコマをピックアップします。

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車庫の縦模様を頼りにシールなどで印をつけます。それを測ってみます。15cmとか16cmぐらいと出ました。

ネズミの体調を測る。ハグロフ社製折りたたみ輪尺ゲーターアイズで。

ちなみに、測定にしようしたのはハグロフ社の輪尺でマンタックスブラックキャリパーといいます。
ハグロフ社の輪尺は、本来薄暗い森林内で使用するものなので視認性抜群のメモリと数字がプリントされています。
ブログ用に写真を撮るには、もってこいです。

15cmぐらいありますね。う~ん。ハツカネズミではないようです。
ドブネズミは、もう少し大きく大人で22~26cmだから、じゃぁ15cm~23cmのクマネズミでしょうか。ドブネズミとクマネズミも違いがあるらしく目の大きさとか尾の長さとか耳の大きさとかいろいろポイントがあるのですが、やっぱり素人にはこれ以上はわかりません。2D的な行動パターンのドブネズミの若くて小さいタイプかな~というところです。

もう一回撮りました。SG860Cは動画の最初に日付と時刻をプリントします。YouTubeの一時停止ボタンをおして、最初のコマを表示するためにスライダーを一番左にドラッグして移動します。

今度はカメラ用マグネット雲台をガレージの壁に取り付けて上からの撮影にも成功しました。

なんか、座りなおしたときに背中のあたりがもこもこっとして不気味悪ぅ~。かわいいけど、おえ~~~っとなるのは、生々しい尾のせいでしょうか。

意外と小さく見えますが、同様に測ってみると

このコマをピックアップして

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測るとやっぱり15cmくらいです。

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日中も撮影しました。昼間もきれいに撮影できます。

さて、これからどうしよう。
このまま野放しにしておくと、物置に食べ物は置いていませんが何かしらの被害の心配もありますし。
こうして、家ネズミプロジェクトが、再び幕をあけるのでした。
(つづく・・・予定です)