新製品続々! BMCのカメラ を掘り下げる

2012/11/29
by ボリボリ

東川町に、遅い冬が来たと思いきや湿った重たい雪が連日振り続けております。

東川町

今朝はみぞれまじりの雪で、国道は路面がとけておりますが、民家の間の道路はつるつるびちゃびちゃという、スタットレスタイヤにとっては、もっとも踏ん張りのきかない状態となっており、滑りながら走行しているような危険な状況です。

そして、雪が降ってからネズミさんもどちらかのお宅に移動したのかまったく姿をみせません。引っ越しされたと思います。

我が家のガレージ

喜んでよいのかもしれませんが、思いのほかさみしい気持ちが我が家を静かにさせております。

あっけないネズミプロジェクトの幕引きでした。

待望の新商品、夜間もカラー動画で撮影できるSG860C-8Mの紹介はまた、テーマを変えて今後の機会にさせていただきます。

・・・

さて、SG560Cを製造しているBMCが最近カメラの画素数を500万画素から800万画素の商品にどんどん変わっていっております。ちょっと勢いのある自動撮影カメラのブランドです。
これらは、外形が一昔前のお弁当箱のようにシンプルで、かつ強い力でケースが閉じていることから水の侵入に対しても結構耐え忍んでくれます。

800万画素のモデルは、下の3機種です。

SG860C-8MSG560P-8MSG565F-8M

SG860C-8Mは、数々のネズミプロジェクト(社内スタッフ主催)で活躍したフルRGBの白色LEDフラッシュで夜間でもカラー動画撮影が可能な、珍しいカメラです。

SG860C-8M

SG560P-8Mは、光らないノーグロータイプのLEDフラッシュが今までよりも遠くまで照射できます。夜間撮影の静止画が比較的明るいのが特徴です。近距離のターゲットを撮影したい時は、予め近距離照射に設定をしておくと発光させるフラッシュを減らして照射することもできます。

SG560P-8M

SG565F-8Mは、ストロボタイプの白熱光タイプなので鮮やかなカラーの静止画を撮影することが可能です。
このモデルの特徴は、操作をリモコンで行うことです。

SG565F-8M


SG565F-8Mと小さくて薄いことが特徴のSG570V以外は、カメラ本体についた操作パネルタイプです。ほとんどの使用者様がこのタイプを便利で使いやすいとおっしゃいます。

操作パネル (SG860C-8M、SG560P-8M、SG560D)しかし、リモコンタイプにも良いところがあります。
比較的高い場所にカメラを設定している時です。
本体に触れるのがやっとな状況では、ケースを開けるのもやっとです。

高いところにあるカメラは操作が難しい

しかし、リモコンなら手元で画面を確認できます。

リモコンは、カメラが高いところにあっても平気

最後にSG560Dですが、これはまだ500万画素の一般的な自動撮影カメラのサイズです。フラッシュが白熱光とIRが搭載されており、用途に合わせてフラッシュのタイプを切り替えて使用します。

SG560D

夜間にカラーの静止画を撮影したい場合は白熱光のストロボタイプフラッシュで撮影すると良いでしょう。
別の調査の時に白黒の動画や静止画を必要とする場合は、IRフラッシュで撮影することができます。

野性動物の調査をなさる方がおっしゃることには、白黒の撮影でよいケースは、個体数の把握がほとんどのようです。あるいは、入ってほしくないエリアへの侵入口の特定などです。
一方、カラーで撮影したい時は個体数よりも動物の種類を見極めるために被写体の色の情報が助けになるのだそうです。

また、ストロボタイプの白熱光フラッシュの場合は、カメラの存在に被写体が気づき、その影響で被写体の進路や行動が変化してしまう可能性があるかもしれません。
調査の性格上、それでは困る場合にノーグロータイプのIRフラッシュをご選択になるのだそうです。

夜間撮影で不可欠なフラッシュでいえば、照射距離を調節できるタイプの自動撮影カメラも、好まれる傾向にあります。とくに、近距離の撮影がしたいお客様が、このことを気にされます。
今まで、使用されていた動物カメラのほとんどが2メートルや3メートルの近距離で被写体の白トビ(被写体が真っ白になる)がおこり、残念な画像になるケースが当たり前でした。

それができるのは、BMCブランドのSG565F-8MSG560P-8MのほかにCuddebackのAttack です。
Attackは、最初からその機能が搭載されていたわけではなくファームウェアの更新で対応するようになりました。
ファームウェア2.00以降のファームウェアですと切換可能です。
このファームウェアの更新方法なども、のちのち紹介して参りたいと鼻息を荒くしている次第です。
このように、じゃんじゃんばりばり新製品を生み出すBMCブランドが最近気になります。