2019年6月6日
byボリボリ
6月に入り、北海道も半そでで日中を過ごす日が多くなりました。山々もきれいです。
近所の田んぼにも産毛のように小さいものが行儀よく植わっています。無事に育っておいしくいただく日が待ち遠しいです。
ところで、ゴールデンウィークを挟んで、MTK3329が搭載されたGPSロガーのユーザー様にはロールオーバー問題でご負担をおかけしております。
詳しくはこちら
https://www.gisup.com/gi-info_747.html
渦中のGPSロガーはトランシステム社のヒット商品である、747シリーズです。思い起こせば747Proは2010年の夏に売り出され2014年までに1万台を超える台数が日本各地に旅立っていきました。(遠い目)
今回の件で実感しましたが、過去のエース747Proはまだバリバリ活躍しているようです。言い換えるとユーザー様が今でも大切に使ってくださっています。
令和元年早々、バッテリーの販売も終了してしまった時、もう最後かと思いましたが何とか工夫して活かしていただいているのですね。
ジャパニーズマインドは物持ちがよいです。あきらめないで、使えるうちは。
その後747ProS(販売期間2011-2017年)に変わりBluetooth通信が無くなってしまいましたが、こちらのモデルは約9,000台販売され特に数年前より雪国の除雪車両に搭載され現役で活躍しています。
現在販売している新モデル(2016年-)はGL-770となりBluetooth通信が戻ってまいりました。昨年末に販売数5000台を超え、引き続きご好評いただいています。
GL-770 https://www.gishop.jp/shopdetail/000000001365/
こちらはBluetoothのバージョンが4.0に変わりBluetoothSmart(いわゆるBLE)という新しいものになりました。
Bluetoothのこの変化は、747Proがスマホ時代前のロガーならば、GL-770はスマホ時代のロガーであるという印象を強く感じます。
従来のBluetooth3.0(BT3.0)以前とこのBLE(Bluetooth4.0以降)は互換性が悪い感じで簡単に言うと、747ProとBT通信できるスマホでもGL-770とはBT通信できない可能性があるということなのです。ちなみに私のスマホはBluetooth4.0(LE付き)という仕様で747ProもGL-770も接続可能です。
ざっくり申し上げると、お持ちのスマホが、747ProのBT3.0とGL-770のBLEに対応している可能性がある場合と、747Proのみに対応している場合とGL-770のみに対応しているという3通りの可能性が理屈上あるということです。
「とにかく私のスマホにGL-770がつながるのか?」という疑問があるうちは
GL-770の購入に踏み切れない。あるいはロガーとしては使うがBLE機能は使わない。
これじゃ、付いている意味がない。日本で合法的に使えるよう手続きしたのに。
そこでGL-770と接続するためのスマホの要件をリストアップしてみました。
今回はアンドロイド端末前提で話を進めています。
●アンドロイドスマホの設定→端末情報で確認できる仕様
・バージョンがBluetooth4.0以降
・通信方式はBLE(Bluetooth Low Energy)
※私のスマホではBluetooth4.0 (LE付)という表記でした。
●メーカーHPやマニュアルで確認できる仕様
・対応のプロファイルがLNSに対応している。
LNSプロファイルとは
GATT(Generic Attribute Profile)と呼ばれるプロファイルをベースとして定義されたプロファイルLNS(Location and Navigation Service)
GATTとは
BLEで基本的にベースとして定義されているBluetooth通信のプロファイル
その他の力技としては、
既にGL-770をお持ちの場合は、試しにGL-770を見つけられるか検索する。
GL-770を検索出来れば、今度はアプリでGPS信号を受け取ってみる。
ということです。
ここでの問題はGL-770とBLE接続して使用できるスマホアプリがあるかどうかということです。私のアンドロイドスマホはBluetooth4.0 LE付きで、対応しているっちゃしてるのですが、それ用のアプリが無ければ770のGPSデータを受け取って何かすることができない。
そんなアプリないかなと思っていたら最近見つけました。
しかも日本語のアプリです。