自動撮影カメラ meets Wi-Fi内蔵SDカード

2013年6月14日

カニ太郎

IMG_0093

数ある自動撮影カメラで特に人気のBMC社製品Reconyx社製品

よく聞かれるのが「設置した際の画角(撮影範囲)を確認したい」ということ。

BMC製品でSG560P-8MSG860C-8M、新製品のSG968K-10Mはモニターディスプレイが背面にあるため設置後にカメラの正面から画角を確認することができない。Reconyx製品などモニターもないため現地にPCを持っていかなければいけない。

なんとか方法はないものか。そこで思い出したのがWi-Fi SDカード。

現場にパソコンを持っていくことはなくてもスマホはみんな持っていくだろう。じゃあスマホで確認できないのか?

調べてみるとあるわあるわデジカメとの使用例ばっか。 改めて自動撮影カメラが一般製品ではないことに気付く。

じゃあやってみますか!早速Amazonで一番名が売れているEye-Fiカード 最上位モデル Pro X2をポチる。 そして今日到着!!

早速使用しようとメーカーHPを見てみると本日さらに最新商品がリリースしていることに気付く・・・。まあ良くある話です。

Eye-Fiカードの説明はメーカーサイトなど見ていただければですが、簡単に説明すると撮影した画像がWi-Fiでスマホやパソコンに自動転送してくれちゃうSDカードです。つまりこれを使えば自動撮影カメラで撮影しそのカメラ近くにいればスマホに無線転送される・・・はずです。

気を取り直して早速実験。まずはデジカメと動作確認。おお~!撮影しただけでスマホの専用アプリに自動転送される。これは便利。いい時代になった。

子供の運動会でお子様撮りまくってもそのままスマホにも転送されるからSNSに簡単アップロードですね。

同じ感じで自動撮影カメラでもできるのであれば超便利です!早速実験!使用機種は最新モデル SG968K-10M!

この時に重要なのはWi-Fi環境がない場所、つまり山林内でも使用できるようにEye-Fiカードでいうところのダイレクトモード設定という機能を利用しないとカメラ-スマホ間はデータ通信できないということ。ダイレクトモードというのはEye-FiカードがアクセスポイントになってスマホとWi-Fi接続してくれるモードのようです。これをしないとWi-Fi環境がある室内では問題なくてもいざ現場でまったく使えないということになりますのでご注意を。

早速SG968K-10MにEye-Fiカードを挿入して野外に設置。いつも通りスイッチをONにします。

IMG_0094

公園のベンチにSG968K-10M置いてスマホ片手に30秒くらいカメラの前でウロウロしてみる。

うろ

ウロ

ウロ?

画像が転送されてきません。

どうしたカメラちゃんと撮影しているか?とSETUPモードで見てみると、ウ~ン素晴らしい画像を撮影してくれている。

なんで?と思っていたその時、スマホへ次々と転送される画像たち!遅っ!なにこのタイムラグとか思ったけどスマホをよく見ると今Eye-Fiカードとダイレクトモードで接続したっぽい感じ。どういうこと?

Screenshot_2013-06-14-15-26-13時間差で転送されてきた画像たち

その後、いろいろテストしてみた。

結論述べると

自動撮影カメラを撮影モードのONにするとカメラは電源が入っていることにならない。

が、SETUP(TEST)モード時はカメラが電源が入っている状態になるためEye-Fiカードを使う場合、一度SETUPモードにするためスライドスイッチをスライドする必要がある。ということ。

つまり

ONモード:NG

SETUPモード:OK

通常デジカメは電源ON/OFFしかない。ONだとEye-FiカードもONになるしOFFだとカードもOFF

しかし自動撮影カメラはON時でも省電力モードになりセンサーが反応し撮影するときに初めて電源ONになり撮影を終えるとまた省電力モード、スタンバイモードになってしまうためSDカードに電源供給されなくなっているのではないか。SETUPモードは各設定を変更するモードであり手動撮影もできるため常にカメラも電源ONになっておりEye-Fiカードもデジカメと同じように使える。

じゃあ本題に戻ると現場に設置後の画角確認手順はこうだ

1.Eye-Fiカードを挿入した自動撮影カメラを樹木などに設置する

2.スライドスイッチをONに

3.カメラのセンサー範囲をうろつく

4.30秒後、カメラのスライドスイッチをSETUPへ

5.少し待つとスマホへ画像が転送されてくるので画角を確認

6.その画角で問題なければスライドスイッチをONへ

文字にすると手間っぽいが実際はそうでもない。

この実験をしてみて気付いたがこのWi-Fi内蔵SDカードは画角の確認だけではなく画像の回収もすごく楽になる。

カメラの近くに行ったときにSETUPモードにするだけでスマホにどんどん送られてくる画像。すべて転送が終わればカメラでSDカードをフォーマットしてまたONに戻せばいいだけだ。スマホにたまった画像は拡大や削除も楽だし何より見やすい。Dropboxなどにいい画像だけを保存すれば第3者にすぐに見せることができるしメールで送ることもできる。

ただネックは価格が高いこと。普通のSDカードの4倍近くするので複数台設置している場合はコスト面で厳しいだろう。

ちなみにReconyxはカードエラーになり撮影さえできなかった。

Wi-Fi内蔵SDカードはEye-Fiカードだけではなく調べただけで5種類以上ある。価格も様々なのでもう少し安いものを買って検証しいてみようと思う。

SG968K-10M vs SG560P-8M vol.1昼間静止画比較編

2013年5月29日

トレカメ博士

さて今日は新発売 SG968K-10Mの性能を定番機種SG560P-8Mと比較してみようかの~。

SG968K-10MといえばHD動画撮影、センサー範囲&夜間照射距離が30mということが売りじゃがSG560P-8Mの上位機種でもある。

それ以外の性能を比較してみよう。まず両者のスペックから

hikaku

SG968K-10Mの赤くなっている箇所がアップグレードされているところじゃ。

いきなり価格もアップグレードされておるが注目すべきはトリガースピードとセンサー反応範囲、反応距離じゃ。

トリガースピードがSG560P-8Mが1-1.3秒に対してSG968K-10Mは1秒となっておる。そんなに大差がないと思うかもしれんがこのトリガースピードとセンサー反応範囲のアップグレードによってどんな効果があるか実験してみるかの~

実際に野外で箱の上に両モデルを置いて撮影された画像を検証してみることにしよう。

各カメラの設定は

・撮影モード:静止画・解像度:SG560-8M 800万画素/SG968K-10M 1000万画素・連続撮影:1枚撮影・PIRインターバル:0秒・感度:ノーマル で揃える。

画像の右側にSG968K-10Mを設置、左側がSG560P-8Mじゃ。その前を横切ってみると

hikaku1アスファルトの継ぎ目に注目じゃ。SG968K-10Mの画像のほうが早く検知し撮影しているのがわかるじゃろ。

これはトリガースピードが速いこととセンサー反応範囲が広いことの結果じゃ。ん?あんまり差がないって?ではもうちょっと様子を見てみるかの。

ではそのままカメラを放置しておいてみることにしよう。

hikaku2

走っている車両もこの通り。SG968K-10Mのほうが速く検知し撮影しておる。ん?SG968K-10Mが右側に置いていいるからだ、と言うか。それもあるが

hikaku3左から右に走り抜けていく車両もこの通り。左に設置していいるSG560P-8Mのほうが優位にも関わらずSG968K-10Mのほうが速く撮影しておる。

ちなみにすべての画像はサイズを縮小しておる。同じ比率で縮小してもSG968K-10Mは1000万画素のため画像サイズは大きくなるが今回は同じサイズになるよう調整しておる。

その後も

hikaku4hikaku5hikaku6hikaku7全ての画像でSG968K-10Mの画像のほうが速く撮影されておった。この他にも速いスピードで移動している車両はSG560P-8Mでは撮影されていないがSG968K-10Mでは後方のみ撮影されている画像が数枚あった。

車両でもこの差があるということは野生動物を撮影する際のこの撮影までの速さと言うのは非常に重要になってくる。つまり同じ環境で設置してもSG968K-10Mのほうが撮り逃しが少なく撮影枚数も多くなるじゃろう。

自動撮影カメラを選ぶときはトリガースピードを気にする人は多くてもセンサー範囲(広角)を気にする人は少ない。例えばCuddebackの全モデルはトリガースピードが0.3秒ととても速い。じゃがセンサー範囲がかなり狭いため撮り逃しが少ないわけではないんじゃ。かといってセンサー範囲が広くトリガースピードも早すぎると画角に収まる前に撮影されてしまい何も写らなくなるということもある。何事もバランスが大事じゃ。

トレイルカメラ博士にインタビュー vol.3

2013年5月21日

トレカメ博士

350x350_camera_hakase

博士 2013年のBMCのテーマは「ハイブリット」じゃ!

記者 ハ、ハイブリットってあのプリウスのハイブリットですか!?

博士 トレイルカメラで言うハイブリットモデルというのは・・・

博士 ズバリ「赤外線&ストロボ」両方を搭載しているモデルじゃ!

記者 両方?夜間カラーであり白黒!?どういうことですか??

博士 そう。つまり夜間撮影を赤外線を照射して行うか、ストロボでカラー撮影するかをモード選択できるのじゃ。すでにデュアルフラッシュモデルSG560Dという機種があるがそれを最新鋭のセンサーやレンズを搭載した次世代機ということになるじゃろ。

記者 普通は赤外線モデルかストロボモデルか購入時に選択する必要があるけどそれであれば1台2役ということでしょうか?

博士 その通り。用途、撮影したい画像や業務に応じてユーザーで設定できる便利なカメラじゃ。

記者 なるほど。なんかお得ですね。他には2013年新モデルはどのような機種があるのですか?

博士 前にも話したが新モデルはこぞって「HD動画」を撮影することができるようになっておる。

記者 動画がきれいに撮れるんですね。

博士 そう。従来の自動撮影カメラはVGAつまり640×480ピクセルの動画しか撮影できなかった。HDは1280×720ピクセルと高解像度じゃ。ただ注意しなければいけないのはHDはデータ容量がVGAよりはるかに大きい。つまり同じ容量のSDカードに保存できる動画数が少なくなるのじゃ。

記者 なるほど。静止画でも画素数が高くなるとデータ容量が大きくなるからデジカメのモデルチェンジで高画素数になることを嫌うユーザーもいますよね。

博士 その通り。動画はなおさら容量が大きいので注意が必要じゃ。かといってSDカードの容量は変わっていない。

記者 でも各メーカーがこぞってHD動画撮影できる機種をリリースして全て同じくらいの画質なのでしょうか?

博士 良い質問じゃ。HDと言っても解像度の話じゃ。デジカメも同じ画素数でもカメラによって写りは変わるじゃろ。同じように自動撮影カメラもメーカーによって画質が異なる。事前にどのモデルの動画が自分の業務に最適かを確認するべきじゃろ。

記者 えー!そんなに差があるんですか?

博士 例えば BMC SG968K-10Mで撮影したHD動画と Moultrie M-990iで撮影したHD動画を比較してみるかの

SG SG968K-10M

[youtube]http://www.youtube.com/watch?v=GMrowJicyV0&feature=share&list=UU6OlGSrbb5z2EkdDHQyUEmw[/youtube]

M-990i

[youtube]http://www.youtube.com/watch?v=tVwrnpOjHq0&feature=share&list=UU6OlGSrbb5z2EkdDHQyUEmw[/youtube]

博士 同じとき同じ場所から撮影した動画でも全然写りが違うのがわかるじゃろ。

記者 全然違いますね~SG968K-10Mの方がキレイな気がします。

博士 そうじゃな。画質以外にも大きな違いがあるのがわかるかの~?

記者 まず音がSG968K-10Mにはないですよね?あ、あと写っている景色が違うような・・・

博士 そうじゃ。画質はきれいじゃがSG968K-10Mの動画には音がない。これはSG968K-10Mに録音機能がないということじゃ。あと画角が違うから写っている景色も全然違う。通常SG968K-10Mの画角が普通なのじゃがMoultrieのカメラはM-990iに限らず縦の角度が狭いためワイドのように写るのじゃ。もちろん静止画も同様じゃ。

記者 なるほど。単純に画質でいうとSG968K-10Mが良いような気がしますが一長一短ですね。他の機種はどうですか?

博士 他にはSG-007という機種もリリースしたばかりじゃ。これもHD動画撮影が可能でしかも防水モデルなのじゃ!

記者 防水モデルって他の自動撮影カメラはもしかして防水ではない!?

博士 簡易防水程度。つまり雨には耐えうるが台風や大雨によって故障する可能性がある機種がほとんどじゃ。これは自動撮影カメラメーカーがメイン市場をアメリカに絞っていることが原因と言われておる。日本は雨が多いし湿度も高いからの~。

記者 え~じゃあ台風が近づいたらカメラを撤収しにいかなければいけないんですか?

博士 それが理想じゃが設置するのはほとんど山林内でそうもいかない場合がほとんどじゃろ。そこでわしが発明したのが「カメラ用雨天ルーフ」じゃ!

rain_loof_top

記者 さすがトレイルカメラ博士!(これが発明?)

博士 直接樹木に固定できるよう設計されておるからどの機種にも適応できるのが最大のメリットじゃ!

記者 アナログだけどありそうでなかった製品ですね~

博士 アルミで錆びない、取り付ける様々な樹木の太さにも対応しておるのも良い点じゃな。しかも今なら自動撮影カメラとセットで購入するとなんと1260円じゃ!

記者 かなり安いですね。も、儲けあるんですか?

博士 ほとんどないじゃろ。自動撮影カメラの故障がこれで減ればそれでいいのじゃ。

記者 さすがトレイルカメラ博士ですね~何より自動撮影カメラを愛している。他に新情報はありますか?

博士 まだ作成途中じゃが自動撮影カメラ セレクションガイドを一新しておる。その中のチャートをこっそり見せよう→コチラ

記者 これおもしろいですね!自分の欲しいカメラが簡単に見つかる。

博士 まだ作成途中じゃが完成次第、大々的にサイトに載せるつもりじゃ。あとは自動撮影カメラを中心としたカタログvol.3も近々完成予定じゃ。

記者 あの各カメラに博士が勝手に点数付けているカタログですね。

博士 勝手にではない!!ちゃんと検証した結果じゃ。国内で一番多く自動撮影カメラを取り扱っているうちだからできる比較のための点数じゃ。

記者 そうですね~メーカーであれば自社製品の評価が高くなるのは当然だし博士のところみたく第3者機関であれば公平なジャッジができますよね。

博士 それがうちの強みじゃ。

記者 まとめると新モデルはHD動画撮影があたりまえ。でも各モデルによって画質が異なるのでしっかり確認しようということですね?

博士 そうじゃな。あとはまだ先の話じゃが・・・画像を携帯電話網を利用して転送する「3Gカメラ」も現実味を帯びて来ておる。

記者 3Gカメラ!?

博士 3Gカメラとは・・・

次号に続く

トレイルカメラ博士にインタビュー vol.2

記者 へ~。画質も上がってトリガースピードも速くてさすがReconyxですね!
博士 新モデルのトリガースピードについては・・・残念ながら遅くなるじゃろう。
記者 え!?Reconyxの最大の特徴じゃなかったの?
博士 その原因はズバリ高画質化が仇となっているのじゃ。
記者 高画質化というと画素数が上がることですよね。
博士 そうじゃ。現行モデルは300万画素。次期モデルは画素数が800万画素になる。
記者 綺麗に撮れるし良いことじゃないですか~
博士 画素数が上がれば綺麗ということではないのじゃが・・・。その説明は割愛しよう。
画素数が上がれば他にデータ容量も大きくなる。つまり画像や動画1枚/1本の容量が大きくなるんじゃ。
記者 データ容量が大きくなると何が良くないんですか?
博士 まずSDカードに記録できる画像数が少なくなる。そしてその画像をカメラに記録するのに時間がかかるように
なるのじゃ。つまり連続記録が遅くなるため連続撮影も遅くなり、画像記録処理が追いつかず
トリガースピードも遅くなってしまうのじゃ。
記者 へ~高画質化が必ずしも良いこととは限らないのですね~
博士 そうじゃ。画像をそこまで拡大する必要がない場合、画素数にこだわらなくてもいいんじゃがの~
記者 じゃあReconyxは新モデルになったらトリガースピードが高速のモデルはなくなるんですね。
博士 現行モデルのHyperFireも引き続き販売される予定じゃ。ユーザーは用途に応じて選択できるようになるはずじゃ。
記者 それは安心ですね。やはりトリガースピードを重視して現行モデルを選ぶ人もいるでしょうし。
博士 そうじゃのう。現行モデルの需要も引き続き多いじゃろう。
記者 ところで博士、博士のところで売出し中のBMCとはどうゆうメーカーなんですか?あまり聞いたことないのですが。
博士 そうじゃろう。BMCは自動撮影カメラの製造元じゃ。製造元とは簡単に言うと自動撮影カメラ工場じゃ。
記者 工場?メーカーではないのですか?
博士 メーカーでもあるのじゃが、あまり表立ってメーカー名を宣伝しておらん。
それより自動撮影カメラを他メーカーにOEM供給しているのがメインビジネスなんじゃ。
今は違うがBushnellのトレイルカメラもここが供給しておった。他にも3メーカーくらいへは
今も自動撮影カメラを供給しているじゃろう。
記者 なるほど。だから聞きなれないんですね。それにしても他のメーカーに供給しているってことは
それだけ実績があり信頼できるところということでしょうね。
博士 そうじゃのう。自動撮影カメラのほとんどは中国で製造されておる。その製造元も多くはないんじゃ。
つまりBMCはアメリカだけではなくヨーロッパなど世界中に向けて自動撮影カメラを製造しておる信頼の製造元なのじゃ。
記者 へ~だから博士のところでも扱っているのですね~さすが。
博士 ○○ブランドの自動撮影カメラも実はBMCが製造している、なんて話はよくある。
大体、インターフェイスを見ればわかるのじゃがの~。
記者 BMCの2013年モデルはどんな機種が出るのですか?
博士 近々発売のモデルはHD動画、さらに広範囲センサー、ノーグローという機種が4月には
発売になるじゃろう。
記者 へ~HD動画はどの機種も当たり前になるんですね!
博士 そうじゃのう。HD動画だけではなく広範囲センサーにも注目じゃ。30m先でも反応するようになる。
夜間も30m照射できるノーグロー赤外線が搭載されるんじゃ。
記者 ノーグローで30m照射ってすごいですね。
博士 そうじゃ。まさに日進月歩じゃのう。
記者 でもなんで発売前のモデルの情報を知っているのですか?
博士 わしのもとには各メーカーから発売前のデモ機が届き評価を依頼してくるんじゃ。
だからわしは今まで使用した機種が100台を超える。もちろん評価の結果、発売に至らなかった機種も
山ほどある。BMCの機種も選りすぐった機種しか扱っておらん。
記者 なるほど。博士を信頼してメーカーから評価機が届くんですね。アメリカではそういう話聞いたことありますけど
まさか日本でも同じようなことをしている人がいるとは驚きです!
博士 だからトレイルカメラ博士と言われるんじゃ。
記者 他にはどういう機種がリリースされるんです?
博士 2013年のBMCのテーマは「ハイブリット」じゃ!
記者 ハ、ハイブリットってあのプリウスのハイブリットですか!?
博士 トレイルカメラで言うハイブリットモデルというのは・・・
次号に続く

2013年3月18日

トレカメ博士

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記者 へ~。画質も上がってトリガースピードも速くてさすがReconyxですね!

博士 新モデルのトリガースピードについては・・・残念ながら遅くなるじゃろう。

記者 え!?Reconyxの最大の特徴じゃなかったの?

博士 その原因はズバリ高画質化が仇となっているのじゃ。

記者 高画質化というと画素数が上がることですよね。

博士 そうじゃ。現行モデルは300万画素。次期モデルは画素数が800万画素になる。

記者 綺麗に撮れるし良いことじゃないですか~

博士 画素数が上がれば綺麗ということではないのじゃが・・・。その説明は割愛しよう。画素数が上がれば他にデータ容量も大きくなる。つまり画像や動画1枚/1本の容量が大きくなるんじゃ。

記者 データ容量が大きくなると何が良くないんですか?

博士 まずSDカードに記録できる画像数が少なくなる。そしてその画像をカメラに記録するのに時間がかかるようになるのじゃ。つまり連続記録が遅くなるため連続撮影も遅くなり、画像記録処理が追いつかずトリガースピードも遅くなってしまうのじゃ。

記者 へ~高画質化が必ずしも良いこととは限らないのですね~

博士 そうじゃ。画像をそこまで拡大する必要がない場合、画素数にこだわらなくてもいいんじゃがの~

記者 じゃあReconyxは新モデルになったらトリガースピードが高速のモデルはなくなるんですね。

博士 現行モデルのHyperFireも引き続き販売される予定じゃ。ユーザーは用途に応じて選択できるようになるはずじゃ。

記者 それは安心ですね。やはりトリガースピードを重視して現行モデルを選ぶ人もいるでしょうし。

博士 そうじゃのう。現行モデルの需要も引き続き多いじゃろう。

記者 ところで博士、博士のところで売出し中のBMCとはどうゆうメーカーなんですか?あまり聞いたことないのですが。

博士 そうじゃろう。BMCは自動撮影カメラの製造元じゃ。製造元とは簡単に言うと自動撮影カメラ工場じゃ。

記者 工場?メーカーではないのですか?

博士 メーカーでもあるのじゃが、あまり表立ってメーカー名を宣伝しておらん。それより自動撮影カメラを他メーカーにOEM供給しているのがメインビジネスなんじゃ。今は違うがBushnellのトレイルカメラもここが供給しておった。他にも3メーカーくらいへは今も自動撮影カメラを供給しているじゃろう。

記者 なるほど。だから聞きなれないんですね。それにしても他のメーカーに供給しているってことはそれだけ実績があり信頼できるところということでしょうね。

博士 そうじゃのう。自動撮影カメラのほとんどは中国で製造されておる。その製造元も多くはないんじゃ。つまりBMCはアメリカだけではなくヨーロッパなど世界中に向けて自動撮影カメラを製造しておる信頼の製造元なのじゃ。

記者 へ~だから博士のところでも扱っているのですね~さすが。

博士 ○○ブランドの自動撮影カメラも実はBMCが製造している、なんて話はよくある。大体、インターフェイスを見ればわかるのじゃがの~。

記者 BMCの2013年モデルはどんな機種が出るのですか?

博士 近々発売のモデルはHD動画、さらに広範囲センサー、ノーグローという機種が4月には発売になるじゃろう。

記者 へ~HD動画はどの機種も当たり前になるんですね!

博士 そうじゃのう。HD動画だけではなく広範囲センサーにも注目じゃ。30m先でも反応するようになる。夜間も30m照射できるノーグロー赤外線が搭載されるんじゃ。

記者 ノーグローで30m照射ってすごいですね。

博士 そうじゃ。まさに日進月歩じゃのう。

記者 でもなんで発売前のモデルの情報を知っているのですか?

博士 わしのもとには各メーカーから発売前のデモ機が届き評価を依頼してくるんじゃ。

だからわしは今まで使用した機種が100台を超える。もちろん評価の結果、発売に至らなかった機種も山ほどある。BMCの機種も選りすぐった機種しか扱っておらん。

記者 なるほど。博士を信頼してメーカーから評価機が届くんですね。アメリカではそういう話聞いたことありますけどまさか日本でも同じようなことをしている人がいるとは驚きです!

博士 だからトレイルカメラ博士と言われるんじゃ。

記者 他にはどういう機種がリリースされるんです?

博士 2013年のBMCのテーマは「ハイブリット」じゃ!

記者 ハ、ハイブリットってあのプリウスのハイブリットですか!?

博士 トレイルカメラで言うハイブリットモデルというのは・・・

次号に続く

トレイルカメラ博士にインタビュー vol.1

GIShopにはトレイルカメラ(自動撮影カメラ)の裏事情に詳しいトレイルカメラ博士(通称トレカメ博士)がいるという・・・。
そのトレカメ博士にインタビューしてみた。
記者 はじめまして。いきなりだけどトレイルカメラってどういうカメラなんですか?
博士 トレイルカメラは元々、軍事目的で監視用として開発されたセンサーカメラじゃ。
現在は主にアメリカでハンティング用として使用されておる。つまりターゲットである動物(ゲームと呼ぶ)が
どんな種類がどこにいるかを無人で調べるために使われておるんじゃ。
記者 じゃあ動物だけを撮影できるカメラなの?
博士 そうとは限らん。ほとんどのトレイルカメラに内蔵されているセンサーはPIRセンサーと言い受動型の赤外線熱感知センサーなんじゃ。
熱を持った者の動きに反応するセンサーじゃ。人を含む動物だけではなく車両や風で揺れた植物にも反応する。
記者 へー。じゃあずっと撮影しているわけではなく何かが通った時にだけ撮影するんだ。それ便利ですね。
博士 そう。何も通らなければずっとスタンバイのまま、だから常時録画型の監視カメラよりはるかに省電力で
乾電池でも動作することが最大の特徴なんじゃ。
記者 トレカメ博士は世界中のトレイルカメラに詳しいって聞いているけど本当に詳しいの?
博士 そうじゃ。世界で3番目に詳しい。今まで使ってみたトレイルカメラは100台を超すじゃろ。
記者 (3番目って・・・。)100台はすごいですねー(棒)。日本でトレイルカメラはどんな用途で使われているの?
博士 主に野生動物調査、研究や鳥獣害対策、一部では監視カメラとして使用されておるんじゃ。
記者 ほとんどのトレイルカメラはアメリカのメーカーが作っているみたいだけどどうして日本製はないの?
博士 アメリカのメーカーがほとんどじゃがアメリカで製造されているトレイルカメラはReconyxだけじゃ。
それ以外はほとんど中国で製造されておる。日本のメーカーが日本で製造するとコスト面で中国製に
太刀打ちできないじゃろ。そもそもハンティングがスポーツとして定着していない日本でそれほど需要が
多いわけではないので、どのメーカーも本腰を入れないじゃろ。
記者 なるほど。日本製だと確かな製品になりそうだけど高価であれば買う人いないかもしれないですよね。
博士 トレイルカメラは1個設置するより複数個設置したほうがその分、撮影できる確率が上がる。
できるだけ多くのトレイルカメラを設置したいと思っている人が多いはずじゃ。そのため1個当たりの単価を
安いものを選択したいということになるじゃろ。
記者 日本で販売されているトレイルカメラの価格っていくらくらいですか?
博士 安ければ1万円台、高くても8万以下じゃ。3万くらいのカメラが主流じゃが用途によってユーザーが選択しているんじゃ。
記者 ずいぶん価格に開きがありますね。安いものは画像が荒くて壊れやすかったりするのですか?
博士 そうとも限らん。トレイルカメラもデジタルカメラを内蔵したデジタル機器。日進月歩で技術革新も進んでおり
ここ2,3年で大幅に小型化され価格も安くなった。もちろん性能も良くなったので安くても十分使えるカメラが多いんじゃ。
記者 じゃあどうして高いカメラを買うのですか?
博士 高いと言ってもずば抜けて高いメーカーはReconyxだけじゃ。Reconyxは本場アメリカでの評価も最高クラス。
例えばトリガースピードと言われるセンサー感知から社ったが切れるまでのタイムラグが断トツで速かったり
リカバリータイムと呼ばれる撮影後、次の撮影までの回復時間がなかったり、仕様には表せないが
センサーの感度がずば抜けてよかったり、博士の一押しメーカーなんじゃ!!
記者 (うわ~興奮しだした!)じゃあ博士のオススメはReconyxなんですね。
博士 いや、総合的に見てReconyxが全て優れている訳ではないんじゃ。
記者 え?性能良くて高価なのに?
博士 例えば今のReconyxでは動画撮影ができないんじゃ。どうしても動画撮影したいということであれば他の機種をお勧めするしかないんじゃ。
記者 高価なのにどうして動画撮影機能がないの?
博士 Reconyxは前途の通りリカバリータイムがほぼない。つまりセンサー前に動物がいると静止画で1秒間に2枚くらい
ずっと連続撮影ができるんじゃ。それを組み合わせてコマ送り動画を作れる。とメーカーが考えて動画機能を付けなかったのじゃ。
記者 それでも動画のほうが見やすいと思いますけどね。
博士 そうじゃろう。おそらくユーザーもそういう意見が多かったじゃろう。
Reconyxの次期モデルでは動画機能が追加される予定じゃ。しかもHD画質で。
記者 HD画質ってハイビジョンってことですよね?きれいじゃないですか!?いいな~
博士 そう。その通り。2013年モデルはどのメーカーもHD動画撮影ができる新モデルをリリースすることになるじゃろ。
記者 へ~。画質も上がってトリガースピードも速くてさすがReconyxですね!
博士 新モデルのトリガースピードについては・・・残念ながら遅くなるじゃろう。
記者 え!?Reconyxの最大の特徴じゃなかったの?
博士 その原因は・・・
次号に続く

2013年2月27日

トレカメ博士

350x350_camera_hakase

GIShopにはトレイルカメラ(自動撮影カメラ)の裏事情に詳しいトレイルカメラ博士(通称トレカメ博士)がいるという・・・。

そのトレカメ博士に新人記者がインタビューしてみた。

記者 はじめまして。いきなりだけどトレイルカメラってどういうカメラなんですか?

博士 トレイルカメラは元々、軍事目的で監視用として開発されたセンサーカメラじゃ。現在は主にアメリカでハンティング用として使用されておる。つまりターゲットである動物(ゲームと呼ぶ)がどんな種類がどこにいるかを無人で調べるために使われておるんじゃ。

記者 じゃあ動物だけを撮影できるカメラなの?

博士 そうとは限らん。ほとんどのトレイルカメラに内蔵されているセンサーはPIRセンサーと言い受動型の赤外線熱感知センサーなんじゃ。熱を持った者の動きに反応するセンサーじゃ。人を含む動物だけではなく車両や直射日光浴びて熱を持ち風で揺れた植物にも反応する。

記者 へー。じゃあずっと撮影しているわけではなく何かが通った時にだけ撮影するんだ。それ便利ですね。

博士 そう。何も通らなければずっとスタンバイのまま、だから常時録画型の監視カメラよりはるかに省電力で乾電池でも動作することが最大の特徴なんじゃ。

記者 トレカメ博士は世界中のトレイルカメラに詳しいって聞いているけど本当に詳しいの?

博士 そうじゃ。世界で3番目に詳しい。今まで使ってみたトレイルカメラは100台を超すじゃろ。

記者 (3番目って・・・。)100台はすごいですねー(棒)。日本でトレイルカメラはどんな用途で使われているの?

博士 主に野生動物調査、研究や鳥獣害対策、一部では監視カメラとして使用されておるんじゃ。

記者 ほとんどのトレイルカメラはアメリカのメーカーが作っているみたいだけどどうして日本製はないの?

博士 アメリカのメーカーがほとんどじゃがアメリカで製造されているトレイルカメラはReconyxだけじゃ。それ以外はほとんど中国で製造されておる。日本のメーカーが日本で製造するとコスト面で中国製に太刀打ちできないじゃろ。そもそもハンティングがスポーツとして定着していない日本でそれほど需要が多いわけではないので、どのメーカーも本腰を入れないじゃろ。

記者 なるほど。日本製だと確かな製品になりそうだけど高価であれば買う人いないかもしれないですよね。

博士 トレイルカメラは1個設置するより複数個設置したほうがその分、撮影できる確率が上がる。できるだけ多くのトレイルカメラを設置したいと思っている人が多いはずじゃ。そのため1個当たりの単価を安いものを選択したいということになるじゃろ。

記者 日本で販売されているトレイルカメラの価格っていくらくらいですか?

博士 安ければ1万円台、高くても8万以下じゃ。3万くらいのカメラが主流じゃが用途によってユーザーが選択しているんじゃ。

記者 ずいぶん価格に開きがありますね。安いものは画像が荒くて壊れやすかったりするのですか?

博士 そうとも限らん。トレイルカメラもデジタルカメラを内蔵したデジタル機器。日進月歩で技術革新も進んでおりここ2,3年で大幅に小型化され価格も

安くなった。もちろん性能も良くなったので安くても十分使えるカメラが多いんじゃ。

記者 じゃあどうして高いカメラを買うのですか?

博士 高いと言ってもずば抜けて高いメーカーはReconyxだけじゃ。Reconyxは本場アメリカでの評価も最高クラス。例えばトリガースピードと言われるセンサー感知からシャッターが切れるまでのタイムラグが断トツで速かったりリカバリータイムと呼ばれる撮影後、次の撮影までの回復時間がなかったり、仕様には表せないがセンサーの感度がずば抜けてよかったり、博士の一押しメーカーなんじゃ!!

記者 (うわ~興奮しだした)じゃあ博士のオススメはReconyxなんですね。

博士 いや、Reconyxが全て優れている訳ではないんじゃ。

記者 え?性能良くて高価なのに?

博士 例えば今のReconyxでは動画撮影ができないんじゃ。どうしても動画撮影したいということであれば他の機種をお勧めするしかないんじゃ。

記者 高価なのにどうして動画撮影機能がないの?

博士 Reconyxは前途の通りリカバリータイムがほぼない。つまりセンサー前に動物がいると静止画で1秒間に2枚くらいずっと連続撮影ができるんじゃ。

それを組み合わせてコマ送り動画を作れる。とメーカーが考えて動画機能を付けなかったのじゃ。

記者 それでも動画のほうが見やすいと思いますけどね。

博士 そうじゃろう。おそらくユーザーもそういう意見が多かったじゃろう。Reconyxの次期モデルでは動画機能が追加される予定じゃ。しかもHD画質で。

記者 HD画質ってハイビジョンってことですよね?きれいじゃないですか!?いいな~

博士 そう。その通り。2013年モデルはどのメーカーもHD動画撮影ができる新モデルをリリースすることになるじゃろ。

記者 へ~。画質も上がってトリガースピードも速くてさすがReconyxですね!

博士 新モデルのトリガースピードについては・・・残念ながら遅くなるじゃろう。

記者 え!?Reconyxの最大の特徴じゃなかったの?

博士 その原因は・・・

次号に続く

ジャパンバードフェスティバル初出展!

2012年11月6日
カニ太郎

11月3日、4日と千葉県我孫子市で開催された日本最大級の鳥をテーマとしたイベント ジャパンバードフェスティバルに初出展しました!

IMAG0140

ジャパンバードフェスティバルとは

観る、知る、触れる、鳥を楽しむ2日間。
ジャパンバードフェスティバル(Japan Bird Festival/略称:JBF)は、千葉県我孫子市手賀沼周辺にて行われる、鳥をテーマにした日本最大級のイベントです。行政・NPO・学生・市民団体などによる鳥・自然環境に関する研究・活動の発表、鳥の彫刻・絵画・写真展や、子供工作教室、船上バードウォッチングやスタンプラリーなど、お子様からご年配の方までお楽しみいただけます。

観る、知る、触れる、鳥を楽しむ2日間。

ジャパンバードフェスティバル(Japan Bird Festival/略称:JBF)は、千葉県我孫子市手賀沼周辺にて行われる、鳥をテーマにした日本最大級のイベントです。行政・NPO・学生・市民団体などによる鳥・自然環境に関する研究・活動の発表、鳥の彫刻・絵画・写真展や、子供工作教室、船上バードウォッチングやスタンプラリーなど、お子様からご年配の方までお楽しみいただけます。

公式サイト
IMAG0139

毎年恒例の光学機器メーカー試用会

日本最大級だけあってたくさんの来場者と同じ趣味を持つ人々が集まり、すごい賑わい!天気にも恵まれ素晴らしい2日間となりました!GIShopブースはバードウォッチング用の迷彩ブラインド、テントを2ブースで展示。会場の隅っこだったにも関わらずたくさんの人にお越しいただきました。

IMAG0142この道の奥に位置していた迷彩ブース


GIShopブースの看板となっていた3D迷彩ポンチョは前を通る人のほとんどが触っていき、そのインパクトある見た目に笑みがこぼれる人がほとんど。

1_005039000024[1]実は完売した3D迷彩ポンチョ


またかわいらしい野鳥グッズを販売しているお店の中で迷彩テントを5個も並べていたブースに「何に使うの?」「軍物?」と不思議そうに聞いてくるお客様。
自分の身を隠してバードウオッチングする道具です。と説明すると「なるほど!」と言って中に入ってみたり興味深く見ていただけました。

その中でもやはり大きく目立っていたのか一番注目されていたのは迷彩テント。特に一人用で耐水性生地を使用、4面全てに窓があるアウトハウス迷彩ブラインド、ガンナー迷彩ブラインドは注目度が高かったです。

IMAG0144手前がガンナー、隣がアウトハウス迷彩ブラインド

IMAG0137とにかく迷彩!テントは子供に大人気でした!

折りたたむととてもコンパクトになるためその場で購入してくれた方も多かったです。ありがとうございました。
バードウオッチング人口の中でもまだまだこういった迷彩ブラインドを使う人は2割ほどでしょうか。
今まで扱う販売店が少なく日本で手に入る迷彩ブラインドも限られていました。海外製品であり、在庫を置くスペースと大量仕入れが必要なため都会では難しい製品群でしょう。うちは北海道にあり大きな倉庫を持っていいるため在庫も多く持つことができます。
元々はハンティング用でアメリカのメーカーも日本で需要があるのか半信半疑。日本ではバードウォッチング用としてこれからも普及させることができるようがんばっていきます!
弊社ブースにお越しいただいた皆様ありがとうございました!

自動撮影カメラはネズミ駆除に使えるかvol.3

2012年11月1日

カニ太郎

前回のvol.2を書いた次の日からまったくネズミの足音がしなくなり、カメラにも映らなくなった。

ちょうど毒エサを置いて1週間位。

毒エサをくれた害獣駆除の専門家は「明かりを求めて外に出て息絶える」と言っていたことを思い出し家の周りを探索。

それらしい姿は見つからなかったが、1箇所だけネズミが出入りしていたであろう穴が家の基礎に開いているのを見つけた。

ちょうどネズミが出入りできるほどの大きさ。すぐに塞いだ。

さて、これでうちからネズミがいなくなり一件落着だが本題の「自動撮影カメラはネズミ駆除に使えるか」の結論を言うと

使えました。

直接駆除したのは自動撮影カメラではないが、カメラを使用して良かったことをまとめると

1.動物の種類がわかった・・・やはりネズミでした。
[youtube]http://www.youtube.com/watch?v=7_I65soCP4c&list=UU6OlGSrbb5z2EkdDHQyUEmw&index=8&feature=plcp[/youtube]
2.ネズミの種類がわかった・・・クマネズミでした。
[youtube]http://www.youtube.com/watch?v=P6kZWwR4s3Q&list=UU6OlGSrbb5z2EkdDHQyUEmw&index=7&feature=plcp[/youtube]
3.その種の特性から対策を考えることができた・・・クマネズミは賢く警戒心が強いため、今回は粘着罠が役に立たなかった→毒エサに変えた
[youtube]http://www.youtube.com/watch?v=b0tjHXwAcTc&list=UU6OlGSrbb5z2EkdDHQyUEmw&index=3&feature=plcp[/youtube]
4.本当にその罠が得策か確かめることができた・・・毒エサむちゃくちゃ食べてました。
[youtube]http://www.youtube.com/watch?v=8BqzSfg52SU&list=UU6OlGSrbb5z2EkdDHQyUEmw&index=2&feature=plcp[/youtube]
5.侵入経路がわかった・・・下記の動画を見ると出入り口がわかった。(が、そこを塞ぐことは物理的に不可能だった・・。)
[youtube]http://www.youtube.com/watch?v=D60qqS21Wb0&list=UU6OlGSrbb5z2EkdDHQyUEmw&index=9&feature=plcp[/youtube]
6.本当に駆除できたのか確かめることができた・・・その後、2週間カメラを設置したが映らなくなった。

特に後半導入した夜間もカラー動画が撮影できる自動撮影カメラ SG860Cは上記2の種の判別に大きく貢献してくれた。

夜間カラー動画が撮影できるという機種は今現在、この機種しかない。かつ電池駆動のため電源を引かなくても山の中でもどこでも設置可能。

しかもLEDなので省電力。動物調査目的では大いに活躍する機種だ。

ただ気を付けなければいけないのは暗闇で眩しいくらいに光るため警戒心の強い動物、例えばイノシシやクマだと逃げて本来の行動を記録できなくなる可能性があり、最悪、興奮してカメラを壊されることも考えられる。また人を対象に防犯目的で使用する場合も同様に撮影されていることに気付くため盗まれたり壊されることも考えられる。そういう場合は夜間光らず撮影でき、まず撮影されていることに気づかれないノーグローモデルが最適だ。

ノーグローモデルはこちら

さて自動撮影カメラSG860CはすでにGIShopに掲載しています。

夜間カラー動画撮影ができる 自動撮影カメラSG860C

リリースもうすぐです!

自動撮影カメラはネズミ駆除に使えるかvol.2

2012年10月2日
カニ太郎

前回、自動撮影カメラで撮影したことによりネズミの種類と行動を把握。

今回はテストを兼ねて暗闇でもカラー動画が撮影できる新機種を投入してみた。

暗闇でもより鮮明に毛色、毛並がわかり種の判別も容易になる。夜間カラーで静止画を撮れるストロボモデルはあったが動画が撮れるのはこの機種のみ。まだ発売前だがこの記事の一番下で紹介させていただきます。

さて粘着罠では捕獲できないことがわかったが、次はどのような仕掛けをするべきか。知り合いの専門家に相談したところ

帰ってきた答えは「毒エサ置いてみる?」でした。

ど、毒エサか・・・。実はネズミが出てから1週間、自動撮影カメラでその姿と表情を確認し憎たらしい!と思えずに、むしろ愛くるしいその姿から情が湧いていた。いや、そりゃそうでしょ!上の動画見てもかわいいし!飼うべきだ!と主張→家族会議→毒エサ決定

翌日、緑色したパン粉がうちに届いていた。見るからに毒々しい。

早速それを設置。どうか食べないで・・・。

僕の願いとはウラハラに全力でほうばるクマネズミ。

毒エサと聞いて食べたらその場で「ウッ」と倒れこむことを想像していたが次の日もその次の日も元気いっぱいに食べに来ている。

逆におかわりを足したくらいだ。よく見ると

一周り大きくなっていないか・・・。

次の日はさらに大きくなっている気が・・・

時には撮ってんじゃねえええ!と言わんばかりにカメラを固定している紐を食いちぎる

毒エサを食べて3日目くらいの昨日、夜11時くらいに突然、天井がバタバタ鳴った。

念のために仕掛けておいた平らになるタイプの粘着罠にかかったみたいだ!

早速、様子を見に行くとすでに暴れて後ろ足のみがかかっている状態だった。

右側のペットボトルはケーブルちぎられないように対策

その後も暴れ続け結局、振りほどいて逃げて行った。罠にかかった時の迫力はすごい。

というか、毒エサ食べているのにむちゃくちゃ元気だったんですけど・・・。

専門家に聞いてみると今回使用している毒エサ(パン粉タイプ)は食べてから持って1週間。

そろそろでは?とのことでした。明かりを求めてフラフラになりながら光を求め、外に出て息絶えるとのことです。さみしい。

さて上の動画で使用している夜間カラー動画撮影ができるセンサーカメラはSG860Cという機種。

リリースは11月を予定しています。

うちの新カタログに掲載しているのでぜひご覧ください。新カタログはこちら

うちからネズミがいなくなるまで・・・つづく。

自動撮影カメラはネズミ駆除に使えるか

2012年9月27日
カニ太郎

ある日突然、自宅のインターネットが繋がらなくなった。

その次の日、固定電話が繋がらなくなった。

その次の日、ふと天井を見てみると柱をつたって張っているLANケーブルがぶら下がってた。

198599_282541871849802_1171307724_nえっ

切り口を見てみると、かじったように乱雑だ。ここで気づいた。ヤツがいる!

Facebookで報告すると経験者様が

fbそ、そんなに!?

次の日、夜中に足音がして目が覚めた。人か?っていうくらい大きな音が静かな部屋に鳴り響いた。

足音の幅が大きい。つまり歩幅が大きい。本当にネズミか?っていうくらいドッシリした音。

次の日、ドラッグストアーにネズミホイホイを買いに行って、畳をはがし、床をめくって設置した。

その日も足跡は聞こえていた。「これはすぐに捕まえられるな」なんの知識も経験もないのに自信だけはあった。完全に舐めてた。

次の日も足音は聞こえるのに捕まってない。エサを置いてみた。パン粉を置いてみた。

次の日、パン粉はきれいになくなっていた。ネズミホイホイは「捕まえてませんが何か?」と言っていた。

パン粉を食べることは分かった。ネズミホイホイの粘着部分にパン粉を置いた。ホイホイを2個から5個に増やした。

次の日も次の日も捕まらない。

ここで自動撮影カメラを導入。ヤツの顔を拝むのと完璧な罠の何が悪いのか調べるためだ。

設置した次の日の動画がこれだ!

で、でかい!

罠にパン粉作戦の何が悪かったのか。その答えは次の動画が物語っていた。

なんてことはないネズミの大きさに対して罠が小さすぎるのだ。上の動画の17秒くらいに一度は罠にかかっているのに脱出しているのがわかる。

この動画からクマネズミであることが判明。ネットで調べてみると・・・

クマネズミは警戒心が強く、頭が良い。いつもと違うモノを警戒するため粘着罠では捕獲できないことが多い。

そういうことですか・・・。

その他の動画でも上の動画で一度、罠にかかりそうになっていたにもかかわらず、頭だけ罠に入れてパン粉を食べたり余裕綽々。

動画を見る限りすべて同じネズミのような気がするのでとりあえず1匹か。1匹いると10匹入るという話はよく聞くがいないことを願う。

その日の夜の動画がこれ。

そう日付を見るとわかるが今朝回収した動画である。この話はネズミが出てからの1週間です。

つまりまだ捕まえていません。軽く楽しんでいる僕ですが家族はそれどころではないようで、引っ越しを熱望。

ちなみにうちは築33年の一戸建て住宅。動画は1階と2階の間で撮影されており、米などの食料は食べられていない。

プロに頼むべきか。どうするべきか。

次号に続く!かも

動物カメラの夜間撮影時のライトについて

2012年7月18日

カニ太郎

動物カメラは夜間も内蔵しているライトで照射することで撮影することができます。デジカメでいうフラッシュ機能が動物カメラにも付いています。

しかし全てのモデルにデジカメと同じようなフラッシュが付いているわけではなく、大きく分けて以下の3種類のライトを搭載したモデルがあります。

1.Lo-Glow赤外線ライト(通称ローグロー)

動物カメラで最も多い種類。

赤外線LEDが搭載され、そのLEDが赤く光ることで辺りを照らし白黒の画像を撮影することができる。

ローグローモデルは可視光を放ちその波長は850nm、その光は人や動物の目にも見える。しかし白光フラッシュのように辺り一面を一瞬照らすわけではないのでそのカメラの位置を見ていないと気付くことはない。

用途:動物調査など

カメラ正面からズームで撮影

5210A

上の動画撮影時に5210Aで撮影した画像

2.No-Glow赤外線ライト(通称ノーグロー)

ローグローに比べ同じモデルでも高価な場合が多い。

ローグローモデルは不可視光を放ち、波長940nmで照射するため人や動物の目には見えない(見えずらい)。

人や動物に気付かれず撮影できるため、セキュリティー目的や動物本来の動きを調査するために使用されることが多い。

しかしローグローに比べ光らない分、暗い画像になってしまうということとモデルによっては電圧が高い電池しか使用できないもものもあるという欠点もある。

用途:動物調査、防犯など

5210Bのようなノーグローモデルはカメラのファインダーを通すと目に見えない不可視光が見えて撮影されてしまうため人の目から見えるように撮影
できませんので動画はありません。ほぼ光っていないと思ってください。

同じ環境でその時5210B撮影した画像はコレ。5210Aより暗いのがわかります。

5210B

3.ストロボ(白光フラッシュ)タイプ

デジカメと同じように白く強烈な光を一瞬放つことで明るい画像を撮影できる。

キセノンフラッシュが主流で赤外線カメラでは撮影できない、夜間カラー画像を撮影できるため野生動物の種の判別を調査する場合などに用いられることが多い。

しかしフラッシュを光りっぱなしということはできないため夜間動画撮影は不可。また赤外線モデルに比べ、リカバリータイム(回復時間)が長く、連続撮影は遅いモデルが多い。

カメラ正面からズームで撮影

SG565-8M

上の動画撮影時にSG565F-8M 短距離設定で撮影した画像

どれが一番いいのか。ということではなく各用途に応じて使い分けるのがベストです。

上記3種類のほかに新モデルがもう1種類増えそうな情報も!
まだリリース前(7月20日現在)ですが 「白LED」 を搭載したモデルのデモ機がメーカーから届いています。

白LEDを搭載しているということは夜間もカラーで撮影できます。しかもLEDなので省電力でストロボのような回復時間もいらない。
つまり夜間カラー画像が連続撮影できます。さらに夜間カラー動画も撮影できるモデルも!?

1機種は発売間近のReconyx HC550。
アメリカのトレイルカメラ評価サイトではファーストクラスと称されているReconyx HC500/HC600の夜間カラーモデルです。
IMG_0109

フラッシュ部分を拡大すると白LEDが5個搭載されている
IMG_0110

夜間撮影時のイメージは

フラッシュテストでもこの通り。連続撮影もものすごく速い。

HC550
撮影した画像はこんな感じ。1mの近距離でも白飛びしない。

そしてもう1機種はまだデモ機も届いていませんが、さらに白LEDを多数搭載した
860C
名前もまだない。
なんとこの機種、夜間カラー動画も撮影できてしまいます。こんなトレイルカメラほかにありません。

こうご期待!