ESRIユーザーカンファレンスに訪れました

2008/08/18
ボリボリ

 夏の一番良い時期に私は、アメリカ西海岸はカルフォルニアにあるサンディエゴという都市に訪れました。

gi080818_01サンディエゴらしい景色

ESRI社によるユーザーカンファレンスの展示会に訪れました。

gi080818_02会場-サンディエゴ コンベンションセンター

DGPS受信機メーカーのTrimbleHemispereそしてGeneq、コンパス内蔵レーザー距離計TruPulse360Laser Technology、屋外用ハンドヘルドPC ArcherJuniper System、そしてGIS機器用の便利なアクセサリーを製造しているSECOと、弊社や弊社グループ会社と取引のある会社が数多く出展していました。

Hemisphere, Inc.(ヘミスフィア)gi080818_03米国エリアの営業部長(右) とカスタマーサポートスタッフ(左)

 DGPS受信機や、GPSコンパスは数多く日本のお客様にお使いいただいています。
カナダのカルガリーにあるメーカーです。
弊社のグループ会社である川崎の有限会社ヘミスフィアともども大変お世話になっています。

 OEMモジュールの新商品を見せていただきました。
V100に内蔵されているエンジンでした。
HemispherのGPSコンパスV100は、Vectorの後継機種にあたり日本でも多くのお客様にご評価をいただいている設置の比較的簡単な一体型GPSコンパスです。

9月半ばごろにも新商品を計画しているそうです。従来商品のアップグレード版とのことで、とても楽しみです。

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Geneq, Inc.(ジェネック)gi080818_04

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こちらのDGPS受信機は、Bluetooth通信機能搭載の森林向けとして評価されつつあります。
森林内でGPSデータを取得しても、ポイントの突発的な「とびはね(?)」がとても少ないのが特徴のDGPS受信機です。

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Trimble Navigation Limited(トリンブル)gi080818_06

こちらは、MicroSoftと並んで広いスペースに展示していました。
ESRIのGISツールとTrimbleの機器を組み合わせた完成度高いシステムという印象でした。

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LaserTechnology, Inc.(レーザーテクノロジー、LTI)gi080818_07LTIのブース

 Impulse+MapStarシステムおよびTruPulse200、TruPulse360を出展していました。
プロダクトマネージャーの方にはミーティングの時間を設けていただきました。
副社長も参加して日本のユーザーの感想やリクエストを聞いていてくれました。

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Juniper Systems, Inc.(ジュニパー)

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gi080818_09副社長(上)とハンドヘルドプロダクトマネージャー(下)

 ハンドヘルドPCのArcher Field PCと、従来からさまざまな国で使用されているデータコレクタAllegroを展示していました。
副社長とプロダクトマネージャーに出席していただき2時間ほどミーティングをしました。

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SECO Manufacturing Company Incorporated.(セコ)gi080818_10SECOのブースとプロダクトマネージャー

 GIS機器を現場で使用するためのアクセサリを数多く製造しています。
長いあいだ弊社との取引実績がありますが、プロダクトマネージャーとお会いするのは私は初めてです。
日本にどのようなユーザーが居るのかを説明しようとしたのですが、説明しなくてもどのような会社が何を購入するか伝えると、マネージャーは用途がすぐにわかるようでした。 その速さにさすが!と思いました。

 また、探している商品の話をすると「それは大変重要だ」と理解を示していただけました。

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 メーカーの皆さんへ、お客様の声をお届けすることができとてもよかったですし、メーカーのスタッフの皆さんも日本のユーザー様がたの感想が聞けて大変うれしそうでした。

おまけ

サンディエゴは良いところでした。

gi080818_11トローリー(路面電車

gi080818_12カヤックの店(ミッションベイ)

gi080818_13空が広くてとても綺麗でした(ミッションベイ)

今年も日本森林学会大会に出展しました!

2008年3月31日
By ヤンピン

こんにちは。ヤンピンです。
今回で第119回にもなります『日本森林学会大会』にGISupplyは今年も出展してきました。
僕にとっては初めてです。
緊張しました。

大会の期間は3月27日(木)~29日(土)。
場所は東京農工大府中キャンパスで行われました。
僕に直接関係のある企業展示は26・27日の2日間でした。

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説明文っぽくなりますが、前日の夜に現地入りし、当日(27日)の朝デジタルコンパス内蔵レーザー距離計TruPulse360°と森林測量ソフトField Mapper PROをインストールした20時間以上もバッテリーがもち屋外作業に大活躍♪のArcher Field PCにArcher用DGPS受信機 XF101を取り付け、敷地内を小一時間程測量しました。

gi080331_02Trupulse360°

gi080331_03Archer(下部分)とXF101(上部分)

なんとこの3つを合わせた重量はたったの1002g。1kgです。
片手で楽々持てます!素晴らしい♪
その気になる結果は…。

gi080331_04背景図は航空写真をペタリ

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若干の説明(言い訳)をしますと、地中にケーブルかなにかが埋まっているようで、コンパスの初期化ができない場所もあちこちで発見できました。車や建物も近くにあります。
当然ですが芳しくない結果に終わりました。
期待した僕が悪いのです。

通常は1/200程度は取れる性能を持っています。
会社の近くにあるスキー場で取ったデータはこちら。
これも僕が取りました。このくらいは取れるのです。

gi080331_06こちらは国土地理院から拝借

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さて肝心の大会の方ですが、なかなか会場の設営が終わりません。
寂しくベンチに座りデータを眺めている僕。

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いつになったら準備ができるのか不安からスタートした大会でしたが、始まってみるとご覧の通り大盛況!

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色々な方々にお目にかかり、お話を聞きと、非常に勉強になりました。
ありがとうございました。

gi080331_11GISupplyのブース

初日に続き2日目もとても多くの方々が来場されていました。
電話やメールでしか面識のなかったお客様と名刺を交換した瞬間は目頭が熱くなりました!
これからも宜しくお願いいたします。

gi080331_122日目の様子

話題のメインはTruPulse360°の測量セットです。
すでにお使いのお客様が他のお客様にも勧められる程満足していただいているようでした。
ご検討中の方は是非一度お問い合わせを!

もう1つ話題となったのが安価な小型のGPSロガーです。
新機種のデジタルコンパス・気圧式高度計内蔵のWSG-1000や、森林関係の方に人気のあるi-Blue747の上位機種
i-Blue747トリップレコーダーなどがよく手に取られていた印象です。

gi080331_13WSG-1000

gi080331_14i-Blue747トリップレコーダー隣のブースの方から「おたくさんのところは盛り上がっていましたね」などとも言われましたが、本当にあっという間の2日間でした。

来年も現場での貴重な体験・意見をお願いいたします。
こちらからはまたなにか『面白いもの』を持って行きます。
それではまた。

COMPUTEX TAIPEI 2007に行ってきました!

2007年6月12日
by ノルドマルク

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今年の台湾の梅雨は長い。雲は分厚く傘をさしていても外に出るとあっという間にびしょぬれになってしまうような大雨の毎日である。そんな中でも台湾の人たちは、雨合羽をはおってバイクで元気に通勤している。
 台湾の人たちにとって、北海道はあこがれの旅行先である。街中のコンビニに行くと、なんの変哲も無いパンに「北海道」という名前がつけられている。コンビニ内だけでも北海道にちなんだ(実はまったくの無関係でも)製品がいかに多いことか・・・。そんな北海道から台湾にでかけてきました。

梅雨の中メーカーとの打ち合わせも兼ねてCOPUTEXTAIPE2007を視察に行ってきました。

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会場は3つに別れているのですが、出展企業の数が多く2日間びっちりブースをまわっても時間が足らないという感じでした。本展示会は主にバイヤーを対象としたもので、日本からもアキバのショップから仕入れにこられている?ような方たちに会場でたくさんお会いしました。パソコン関係ではメモリ、冷却装置、筐体など「よくこれだけ同じようなブースがあるな・・」と感心するほどで、こんな中で競争している台湾企業は競争力があるはずである。一般的なパソコンパーツなどの他に防水防塵パソコンや、ソーラーパネルで電源供給できるバックパックなど、付加価値をつけた製品も目立ちました。
さて肝心のGPS関係ですが、これも「よくこれだけ同じようなGPS受信機があるな」というくらいたくさんのGPS受信機が展示されていました。Mioを始めとする「カーナビヒューマンナビ」・・・横長PDAタイプの製品が多くの企業から展示されていました。日本ではカーナビ専業メーカーが強く、このテの「兼用タイプ」は人気がないようです。

台湾の大手GPSメーカーと言えばミオテクノロジーです。
MIOはハードウェアの大きさもさまざまなタイプがリリースされ、着実に自分たちのマーケットを固めつつあるようです。今回の展示会はあくまでもハードウェアでPAPAGOなど、ポータブルナビ用のソフトウェアメーカーは展示していないようでした。

gi070612_04MIOからは新型PDAがリリース

- GlobalSat -

さて私が所属する会社のビジネス関係ではまずGlobalSatです。GlobalSatは設立わずか7年目ですが、短い期間で成長し昨年はついに株式上場を果たしました。GPS専業としては大変な大手です。

他のGPSメーカーはだいたい 「SirfStarIIIチップを決まりきったボックスに  入れてできあがり!」というような似たような製品が多いです。しかしGlobalSatはそういった小さなメーカーとは明らかに一線を画します。資金余裕もあるのかデザインなどもお決まりのGPSボックスではなく、個性的なものが多いように感じます。

gi070612_05アジア担当のジェシカさん(左)とエンジニア

今回打ち合わせではDG-100 GPSロガーについての、弊社の希望事項を伝えてきました。 ソフトウェア日本語化はそのひとつで GPSロガーは昨年末からのひとつのトレンドですが、新しいGPSロガーがリリースされます。その他にBT GPS二機種が新製品でこの夏発売されます。

gi070612_06新製品長薄型ブルートゥースGPS受信機

gi070612_07新製品ブルートゥースGPS受信機

- Transystem -

トランシステムはi-Blueシリーズで一気に名を高めましたが、GPS専業メーカーではなく通信機器などでの知名度の方が高いかもしれません。
こちらでも弊社の「希望リスト」を手渡してきましたが、既にソフトウェアの日本語化や処理スピードアップなど、現在GPSロガー用ソフトウェアの大幅バージョンアップを考えているようです。GPSチームは意思の疎通がしっかりしており、ユーザーの眼からは「技術者がより近くにいる会社」という感じがします。
 新製品としてはトランシステム社こだわりのソーラーパネル付GPS受信機と薄型ブルートゥースGPS受信機がこの夏にリリースされるようです。

gi070612_08トランシステムの営業担当エリック(中央)と開発者

gi070612_09この夏発売の新製品

- San Jose Navigation -

gi070612_10長年日本担当のリャンさん

San Jose Navigationは主にOEMを引き受けるGPS専業メーカーです。弊社にとり台湾メーカーの中ではもっとも付き合いが長い会社です。今回は展示会終了後リャンさんと一緒に食事をしました。

- Wintec -

gi070612_11営業のビッキーさん(右)とエンジニアのアルさん

今回出展はしていませんでしたが、最近最も人気のあるGPSロガーWBT-201のWintec社も訪問してきました。この会社も大きい会社ですが、GPSは後発です。この会社の大きな特徴は「エンジニアが良いと感じたことは、すぐ製品に反映する」ということです。  
左写真のアルさんの頭の中は恐らく、ロガー用ソフトウェアのアップデートと新製品のことで頭がいっぱい・・・なのでしょう。仕事が楽しくて仕方がない・・・というようにも見えます。恐らくアルさんが考えたことはすぐ製品に反映できるような会社組織なのでしょう。ロガー用ソフトウェアTimemachine X(よく考えたらネーミングもすごい)も大幅なアップデートの途中です。言語ファイルをお客にまかせて自由にローカライズできるのも魅力です(弊社販売のWBT-201は弊社で翻訳した言語ファイルを添付して納品しています)。

この夏発売の新製品は乾電池で作動するGPSロガーとコンパス内蔵表示部分有GPS受信機です。現在のところ方位情報は表示だけで出力の予定がない・・・ということでしたが、是非NMEAセンテンスとして方位情報を出力するようにお願いしておきました。

gi070612_12新製品のコンパス内蔵GPS受信機

取引きのあるメーカーの新製品の他に、いくつか興味のある製品がありました。弊社で徹底評価の上、ご案内していきたいと思います。