2010年7月16日
めがね
7/9設置~7/15回収
ボヤキです。
最近、虫が多いんですよね…
シカしか撮れないし…クマもいそうだし…
前回、新しく扱い始めたHCO社の「ScoutGuard」とReconyx社の「HyperFire」の大きさ比較を行いましたが、今回は画像の比較です。
前回の大きさ比較からちょっと時間がたってしまいました。ArcGIS for iOS(iPhone)のリリースとかがあったもので…あたらしいモノは楽しいものデス
では、早速画像の比較です。
なるべく、撮影条件を同じにしたかったため、カメラの設定は以下のように。
センサー感度:HyperFireは「medium」、ScoutGuardは「Normal」
撮影間隔:1trigger 1秒間隔で3枚撮影。
設置場所:いつものところ
ちなみに画素数ですが、両機種共に300万画素で撮影しています。
こんな設置環境です。ちなみにHyperFireもマウント外して木に直付けです
さて、まずは昼間の画像から。
「HyperFire」
「ScoutGuard」
「HyperFire」は今流行りの明るいビビッドな感じですね。これで背景ボケがあれば、まさにオシャレ写真。調査用のカメラにボケは必要無いですけど。
一方、「ScoutGuard」は発色を抑え気味のノスタルジックな感じです。今流行りのトイカメラの写りに通じるものがあります。
拡大してみるとわかりますが、「HyperFire」の方が画像が滑らかな感じを受けます。シカの毛並みから周辺環境まで明るく滑らかにといった感じでしょうか。さすがハイパーと言ったところですかね
次に、夜間の画像です。
「HyperFire」
「ScoutGuard」
「HyperFire」は夜間でもなめらかな画質を保っています。周辺環境も明るく撮れており、夜間撮影も比較的良好な画像です。
一方、「ScoutGuard」ですが「HyperFire」と比較すると多少ノイジーな感じを受けますが、周囲の状況や写っている動物の同定は可能なレベルだと思われます。
総評:
昼夜共にほぼ同じ日時の同じシカを撮影していますが、画像の雰囲気が違います。
両機種共に、写った動物の種同定は可能な画質だと思います。
若干「ScoutGuard」がノイジーな感じで、「HyperFire」の方が画像が滑らかな感じを受けます。ただ、これは価格面での差を考えるとしかたないかもしれません。また、今回は大型動物でしたので、比較的良好な画像が得られましたが、小動物の場合どうなるか?などさらなるテストが必要です。シカしか撮れないんですけど…orz
あと、ScoutGuardは500万画素の設定もあるので、画素数を上げてテストしてみる必要もありますね。 ってなことでまたしばらくは現場通いです。
おまけ
シカがカメラの前で座り込みをしているので、えらい枚数の画像が撮れます。
今回は1000枚以上。日光浴中のシカの一挙一動が追跡可能です。いやはや
シカ日記になってきました。
あくびなんかしてやがります