動物カメラの夜間撮影時のライトについて

2012年7月18日

カニ太郎

動物カメラは夜間も内蔵しているライトで照射することで撮影することができます。デジカメでいうフラッシュ機能が動物カメラにも付いています。

しかし全てのモデルにデジカメと同じようなフラッシュが付いているわけではなく、大きく分けて以下の3種類のライトを搭載したモデルがあります。

1.Lo-Glow赤外線ライト(通称ローグロー)

動物カメラで最も多い種類。

赤外線LEDが搭載され、そのLEDが赤く光ることで辺りを照らし白黒の画像を撮影することができる。

ローグローモデルは可視光を放ちその波長は850nm、その光は人や動物の目にも見える。しかし白光フラッシュのように辺り一面を一瞬照らすわけではないのでそのカメラの位置を見ていないと気付くことはない。

用途:動物調査など

カメラ正面からズームで撮影

5210A

上の動画撮影時に5210Aで撮影した画像

2.No-Glow赤外線ライト(通称ノーグロー)

ローグローに比べ同じモデルでも高価な場合が多い。

ローグローモデルは不可視光を放ち、波長940nmで照射するため人や動物の目には見えない(見えずらい)。

人や動物に気付かれず撮影できるため、セキュリティー目的や動物本来の動きを調査するために使用されることが多い。

しかしローグローに比べ光らない分、暗い画像になってしまうということとモデルによっては電圧が高い電池しか使用できないもものもあるという欠点もある。

用途:動物調査、防犯など

5210Bのようなノーグローモデルはカメラのファインダーを通すと目に見えない不可視光が見えて撮影されてしまうため人の目から見えるように撮影
できませんので動画はありません。ほぼ光っていないと思ってください。

同じ環境でその時5210B撮影した画像はコレ。5210Aより暗いのがわかります。

5210B

3.ストロボ(白光フラッシュ)タイプ

デジカメと同じように白く強烈な光を一瞬放つことで明るい画像を撮影できる。

キセノンフラッシュが主流で赤外線カメラでは撮影できない、夜間カラー画像を撮影できるため野生動物の種の判別を調査する場合などに用いられることが多い。

しかしフラッシュを光りっぱなしということはできないため夜間動画撮影は不可。また赤外線モデルに比べ、リカバリータイム(回復時間)が長く、連続撮影は遅いモデルが多い。

カメラ正面からズームで撮影

SG565-8M

上の動画撮影時にSG565F-8M 短距離設定で撮影した画像

どれが一番いいのか。ということではなく各用途に応じて使い分けるのがベストです。

上記3種類のほかに新モデルがもう1種類増えそうな情報も!
まだリリース前(7月20日現在)ですが 「白LED」 を搭載したモデルのデモ機がメーカーから届いています。

白LEDを搭載しているということは夜間もカラーで撮影できます。しかもLEDなので省電力でストロボのような回復時間もいらない。
つまり夜間カラー画像が連続撮影できます。さらに夜間カラー動画も撮影できるモデルも!?

1機種は発売間近のReconyx HC550。
アメリカのトレイルカメラ評価サイトではファーストクラスと称されているReconyx HC500/HC600の夜間カラーモデルです。
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フラッシュ部分を拡大すると白LEDが5個搭載されている
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夜間撮影時のイメージは

フラッシュテストでもこの通り。連続撮影もものすごく速い。

HC550
撮影した画像はこんな感じ。1mの近距離でも白飛びしない。

そしてもう1機種はまだデモ機も届いていませんが、さらに白LEDを多数搭載した
860C
名前もまだない。
なんとこの機種、夜間カラー動画も撮影できてしまいます。こんなトレイルカメラほかにありません。

こうご期待!

動物カメラ自作ケース:ユーザー事例2

2012年7月9日

カニ太郎

うちでオリジナルで作成した動物カメラ用ケースのトピックを掲載したところ、「私もこんなの作りました!」とレポートをいただいたのが

動物カメラ自作ケース:ユーザー事例1

でした。

そしてまたまたユーザー様より自作ケースを紹介していただきました!

「荒野の暇人」様製の自作ケースはこちら!

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凝ってます。かっこいいです。実用性高そうです。

さらに荒野の暇人様は惜しげもなく材料、作成手順を公開してくれました!

使用する材料はこちら

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(1)100円ショップでタッパー(70×135×185)と300ミリの結束バンドとホームセンターで購入した幅30ミリのすきまテープ(合計308円 塗料代は含まず)

というコスパの高さ。以下作成手順とコダワリです。

(2) タッパー本体側にレンズ・センサーの形に応じた穴を開ける。内側と蓋にすきまテープを貼る。本体下部に水抜き用の穴(直径8ミリ)を3個開る。←これが重要

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(3)(4) タッパーに迷彩色塗装をしてタッパーに挿入。蓋に結束バンド用の穴を4ヶ所。

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(5) 砂防林の枯れた黒松に蓋を固定し、本体をはめ込む。塗料は白、黒、赤、緑の4色でグレーや茶色等も作れる。

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(6) 家屋の白壁に取り付ける為に白塗装をしたケースも試作。家屋側から対面方向の花園を撮影するためにタッパー本体を壁に固定し、蓋側に穴を開ける。本体はポリプロピレン製で硬く、蓋はポリエチレン製なので簡単にカットできます。またセンサーの上下角の調整のため添え木に角度をつけた。

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(7) カメラはすきまテープと蓋で固定され落下する心配はない。以前この場所にはダミーカメラが設置されていた。

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(8) 花園側からは家屋に設置されたカメラを監視する定点カメラを巣箱の中に設置。

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どうですか!

そう、荒野の暇人様は防犯目的でLtl Acron 5210Bを使用しいているため設置場所によって人目からカモフラージュする

ことが重要となってきます。白い壁には白いケースを、樹木にはカモ柄をと徹底したこだわり。

しかも以前書いた

センサーカメラLtl Acorn 5210A雨天ケースを自作してみた

での重要な点

1.前面に何も貼らない、置かない・・・センサーが誤探知を起こすようなビニールなどは貼らない。結露時曇って画像もボヤケます。

2.雨が抜けるような構造にする・・・前面が開いているので雨がケース内に入るのはしかたないこと。入った雨がカメラに浸からず抜けることが大事。

3.取り付けのことを考える・・・今回はパイソンロックを使用し樹木に固定することを前提としてケース。マウントは使用不可。

を全てクリアしています。

さらにすきまテープを有効活用。これによりカメラがケースに固定され安定感が増します。しかも雨にも強そうです。

すきまテープか・・・メモメモ

実はタッパーを利用して自作している人、結構いるんです。大きさが選べるのがいいんですよね~

まだまだ自作ケース案を大募集!荒野の暇人さんに負けない雨天ケースをドシドシお寄せください!!

メーカーで作れよって話ですが望みがあまりないので自作しちゃいましょう!

動物カメラ自作ケース:ユーザー事例1

2012/6/27

カニ太郎

先日、書いた

センサーカメラLtl Acorn 5210A雨天ケースを自作してみた

を見ていただいたユーザーからうちではこんなの自作しました!といううれしい連絡がありました!

Ltl Acron5210Bのユーザーで「ハンドルメード」様からの投稿です。

その自作ケースはこちら!

P1010134

そう、2リットルのペットボトルをカットしただけ。これぞ究極のエコケース。コスパ最高。

実際に設置してみると

P1010137正面から

正面から見てみるとカメラの幅より狭くカットしているのがわかります。こうすることで前からカメラが落ちることはなくなります。

また台形にカットし下側を広くすることでセンサーにケースが被っていません。

P1010136横から

以下ハンドルメード様のこだわり

・必要なものは2L入り空きペットボトルとカッターだけです。

・カットする面は幅の狭い方です。

(カメラの幅よりケースの方が狭くなるので、ケースの前後を手で押しながら上からかぶせ、手を離すとしっかり固定され動かなくなります。)

・カメラを支持物に固定したままメンテが可能なのがいいかなーと思っています。(夕方鹿の出る山にセットしてきました。雨が早く降れ・・・)

確かにこのケースは下部が開いているのでSDカードの取り出しが可能。

というか上からケースを被せカメラの突起に引っ掛けているだけなので簡単に取り外しができる理想的な状態です。しかも防水性バツグンでしょう。

これから効果のほどを検証していただけるとのことで続報を期待しましょう。

ハンドルメード様に負けないような自作ケース作りました!というご連絡まだまだお待ちしております!!

結局動物カメラの電池はどれがいいのか検証してみた

2012年6月4日

カニ太郎

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ほぼすべての動物カメラで使用するのは単3電池。
その単3電池にもいろいろ種類があります。
よくユーザーさんに「エネループ使えるの?」とか
「アルカリで何枚撮れるの?」とか「結局どれがいいの?」と聞かれます。

全て検証してみた。

使うカメラは一番人気 Ltl Acorn 5210Aを3台。
各カメラにはそれぞれ充電式ニッケル水素電池、アルカリ電池、リチウム電池を
8本ずつ使用。同条件で電池がなくなるまで何枚撮影できるか試してみました。

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まず各電池の特徴を簡単に

アルカリ電池
手に入り易さ、価格の安さNo.1。
電池と言えばアルカリと言えるほどメジャーな種類。
今回はアスクルさんの新品アルカリ電池を使用。
8本で200円。安い。

ニッケル水素
充電でき繰り返し使えるコストパフォーマンスNo.1。
エネループが有名だけど他メーカーも製造している。
今回はほぼ新品のエネループ白を使用。
8本で2400円。1500回使えるらしい。※要充電器

リチウム電池
各動物カメラメーカーがこぞって推薦している種類。
価格は高く手に入りにくい。
今回はエナジャイザーというメーカーの新品リチウム電池を使用。
8本で1600円くらい。1回で終わり。高い!

アルカリ、ニッケル水素は生活していて触れる機会も多いけど
リチウムは良くわからない。というか高いんで私用じゃまず買わない。
新品の状態でまずは電圧を計測してみた。

アルカリ 1.62v

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ニッケル水素 1.46v

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リチウム 1.81v

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比べてみると同じ大きさの電池なのに結構差がある。
これが寿命にどう関係してくるのか。

電池を設置しようとするとリチウム電池だけやけに軽い。
それほど重要ではないけど測ってみると

アルカリ8本入 428g

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ニッケル水素8本入 450g

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リチウム8本入 362g

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結構違う。持ってみると明らかにリチウムが軽い。台数持ち歩くときは楽だ。

電池を入れて各カメラの設定を変更。
すると・・・おや?ニッケル水素は満充電なのにバッテリーステータスが足りていない。

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電圧の低さから満充電ステータスになっていないのか。
※アルカリ電池でも種類によってはステータスがフルになりません。

同じ条件で撮影するために設定はTime Lapseモードで5秒間隔に設定。
ひたすら5秒間隔で撮影し何枚まで撮影できるかを競います。
環境は事務所内で温度変化もあまりない。夜は真っ暗なのでIR照射で撮影になります。

ちなみにLtl Acorn 5210A/5210BのTime Lapseモードは設定した時間より短く撮影されそれが積み重なると大幅に時間が狂います。

他は優秀な機種ですがこれはいただけないオマケ機能と思ってください。

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各カメラに名前を付けます。ちょっとかっこいい。

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他のスタッフがちゃんと働いているか監視しているかのように定点撮影。みんなイヤに違いない。

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4日間かけて撮影しました!

結果発表!

撮影枚数

アルカリ

21306

ニッケル水素

18704

リチウム

28249

※リチウムはSDカードは満杯になったため撮影を停止。

順にみていくと

まずアルカリ電池。

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撮影枚数は21306枚。
16GBSDカードは空きが3.44GBあり、残り電圧は前後とも約1vあった。
1vも残っているのに撮影を終了している。

次にニッケル水素電池。エネループ。

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撮影枚数は18704枚。
16GBSDカードは空きが4.73GBあり、残り電圧は前は0.15v、後は1vあった。

最後にリチウム電池。撮影枚数は28249枚。ん?あ、SDカードがフルだ。

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16GBSDカードは空きは2.4MBでフル。残り電圧は前後ともは0.5v。

リチウムはSDカードがフルになり撮影を終了したが空き容量があれば
もう少し撮影できていたかもしれない。32GB SDカードを入れておくべきだった。
※Ltl Acorn 5210A/5210Bは仕様上、最大容量は16GBになっているが32GBでも使用できる。
非公式のため動作は保証しません。

結果として リチウム>アルカリ>ニッケル だが
コスパを考えると ニッケル>アルカリ>リチウム だ。

各メーカーがリチウム電池を推薦するのはこの結果からも納得ができるが
現実問題、アルカリかニッケルを使うことがほとんどだろう。
ではどのような時にリチウムが適しているか。

できるだけ長期間設置したい、できるだけ枚数を稼ぎたい、頻繁に電池交換しに行けないなど
このような時にはリチウム電池をお勧めする。
ちなみにリチウム電池は耐環境性能も他の2種類に比べて優れている。
今回使用したエナジャイザーの日本代理店 Shickのサイトにいよると
温度変化に強く-40°~60°と広範囲、使用有効期限も15年だそうだ。
動物カメラの動作温度はそんなに広くないので極寒猛暑では使用できないが。。

その他の特徴としてアルカリ、ニッケルは0℃を下回るとその性能が半減すると言われている。

車も寒冷地仕様だとバッテリー容量が大きくなるように寒さにはとことん弱い。

今回は室内でテストしたが冬期間氷点下を下回る場合や30℃を超える場所では
はリチウム電池がその性能を発揮できそうだ。

総評

長持ち

耐環境

コスパ

アルカリ

ニッケル水素

リチウム

×

シーンに分けて使用する電池を選択するのがよさそうだ。

ちなみによく電源が入らなくなったので修理してほしいと返送されてきてこちらで新品の電池で検査するとあっさり電源が入ることが良くある。故障を疑う前に新品の電池8本で動作を確認してくださいますようお願いします。

Ambush IR(アンブッシュIR)とAttack IR (アタックIR)を比較してみた。

2012年5月10日

yahman

高速トリガーと形状が特徴的なCuddeback(カドバック)社のトレイルカメラに

新たに Ambush IR(アンブッシュIR)が加わりました。

[正面から大きさ比較]

ambush2

(左)Ambush IR(アンブッシュIR) /  (右) Attack IR (アタックIR)

[背面から大きさ比較]

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この写真だけみると、多少小さくなったようにしか見えません。

しかし・・・

底面から比較してみると

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厚さがこんなに違いました。

(左)Ambush IR(アンブッシュIR) /  (右) Attack IR (アタックIR)

[上から比較]

IMG_0199

Ambush IR(アンブッシュIR) は薄型なので、手にもよくなじみます。

Attack IR (アタックIR)は、単一電池を4本使用します。

電池を入れる方向は本体にイラストで表示されています。

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Ambush IR(アンブッシュIR)は、単三電池8本使用します。

IMG_0210

4本ずつ両面に入れます。

IMG_0216

電池を入れるとこんな感じです。

2機種を並べてみました。

IMG_0218

(左)Ambush IR(アンブッシュIR) /  (右) Attack IR (アタックIR)

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Ambush IR(アンブッシュIR)の SDカードスロットは上部に、

Attack IR (アタックIR)のSDカードスロットは背面のふたを開けたところにあります。

背面カバーを開けると・・・

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ディスプレイ表示・設定ダイヤルはこんな感じです。

どちらもダイヤルを回して設定項目を合わせます。

Attack IR (アタックIR)には、Videoモード ON/OFFスイッチがついています。

紛らわしいのですが、電源スイッチではありません。

IMG_0002-onoff

Ambush IR(アンブッシュIR)では、このスイッチがなくなりました。

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VideoモードのON/OFFはダイヤルを回して設定します。

ビデオ(動画)撮影時間は、Ambush IR(アンブッシュIR)が10秒間、

Attack IR (アタックIR)は30秒間(10,20,30秒で設定可能)となっています。

どちらの機種も、撮影した画像(または動画)を確認するための液晶ディスプレイはついていないため、

SDカードのデータ確認には、PCやビューワーが必要になります。

現地ですぐ確認したいときは、

ピクチャービューワワイドピクチャービューワがあると便利です。

acc-Attack1

ピクチャービューワ

acc-Attack2

ワイドピクチャービューワ

Ambush IR(アンブッシュIR) と Attack IR (アタックIR)は、どちらも

トリガースピードが0.25秒。秒速6mで移動する対象も撮影可能です。

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第123回日本森林学会大会に出展してきました

今年の日本森林学会大会に出展してきました。近年は二酸化炭素の吸収源(賛否ありますが)としての機能や、生物多様性保全のための機能として、など森林が持つ機能が注目されており、森林に関係した研究も盛んです。口頭発表、ポスター発表、シンポジウムなど複数の会場に分かれて行われており盛況でした。会場は宇都宮大学。栃木です。宇都宮と言えば餃子。栃木と言えば日本酒です。

出展会場はポスター発表の会場だったので、ポスター発表のコアタイムには大勢の参加者が来場し盛況でした。

会場

体育館がポスターで埋め尽くされます。

さて、GISupplyのブースです。

最近、GISupplyでは野生動物カメラ(センサーカメラ)が注目商品となっているので、サンプル画像も含めて大々的に展示しました。その他にも、いつもご好評頂いているHaglof社の樹高測定機VertexIV、林内等での受信感度に定評のあるDGPS受信機 SXBlueII。その他にも土壌水分センサーなど様々な環境調査機器の展示を行いました。

ブース

ブースに来ていただいた方の中には、すでにVertexIVやカメラをお使いになっているユーザー様もいらっしゃったので情報交換させて頂きました。頂いた情報は今後の商品仕入れなどに役立たせて頂きます。

展示物で特に注目されたのは野生動物カメラ(センサーカメラ)です。これはセンサーで感知した動物を自動撮影するカメラですが、野生動物の分布や行動調査、獣害対策機器として利用されることが多く、GISupplyが運営する[GIShop]でも多く取り扱っています。ポスター発表にもシカなどが関係する獣害に関する発表がいくつかあり、今後も利用される場面が増えるかもしれません。最近は山菜の密採などが問題になることも多々あるようで、防犯目的にも利用の場面がありそうです。

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[人気商品のLtl Acorn 5210シリーズ]

DGPS受信機 SXBlueIIも興味を持って頂くことが多い製品でした。やはり林内での感度とコンパクトさが重要なようです。今後、さらに森林の空間情報化が進んでいくと思われますので、位置情報取得のため、林内での受信感度の高く、コンパクトなSXBlueIIなどのGPS受信機も需要があるかもしれません。

0050080000072[1]

[DGPS受信機 SXBlueII]

宇都宮大学のキャンパス内には花が咲いていました。

桜?梅?植物オンチの私にはなんの花かさっぱりわかりませんでした…orz

まだまだ雪景色の北海道からは程遠い光景でした。

花

2012 ATA Show訪問記

2012年1月17日

カニ太郎

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毎年アメリカで開催されている世界最大規模のハンティングイベント ATA Showに参加してきました!

今年2012年は1/10~12の間、オハイオ州コロンバスで開催。200社を超えるメーカーが新製品を展示し商談が行われています。

コロンバス市内(全米?)ではATA Showのテレビ番組が一日中流れておりテンションも上がります!!

旭川からは飛行機乗継合計16時間かけて到着。。。でもそれだけかけていく価値は十分でした!

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ATA Showのメイン製品はアーチェリーやボウガン、ライフル銃用のスコープがほとんど。

そのハンティングを助けるための道具、例えばブラインドやテント、迷彩服や弊社で取り扱っている動物カメラも多数展示。

アメリカではハンティングはひとつのスポーツ。日本とは楽しみ方が異なります。

IMGA0004展示会場の周りでは試し打ちスペースが設けられており各メーカーの新製品を射ることができます。

会場内はとにかく広い!それだけ人も多いのと各製品が大きいので広くなくては開催できないでしょう。

IMGA0006シャープシューティングに最適。でもどうやって運んだ!?

IMGA0010デコイ(ターゲット用の模型)もあれば

IMGA0041剥製のELKも!デカイ!!

とにかく会場はハンターのテンションを上げるイベントが盛りだくさん。

私はよくわかりませんがアメリカでは有名であろうハンターのサイン会やハンティング講座、テレビ収録などいたるところで行われています。

IMGA0014動物カメラはアメリカではトレイルカメラ、ゲームカメラ、スコーティングカメラと呼ばれハンターにはなくてはならない道具として利用されています。

日本では狩猟は獣害対策として行われることが多いようですがこういったカメラを用いて狩りをすることはまだ普及していません。

しかし野生動物の研究には重宝され弊社のカメラユーザーもほとんどが動物調査目的で利用しています。

上記の通りアメリカではそこに獲物(ゲームと呼ぶ)がいるかいないか、またいるとするとその獲物に危険察知されてはマズいので夜間は赤外線で気づかれないように撮影するIRタイプが主流です。日本では調査目的のため種の判別が必要で夜間もカラーで撮影できるフラッシュモデルの需要も多いです。

展示されていた動物カメラの新モデルもやはりIRモデルがほとんど。もっとフラッシュモデル増やしてくれとメーカーに要望してきました。

さてGISupplyでは各カメラメーカーと打ち合わせより日本向けな製品開発を働きかけてきました。特に一番人気のトレイルカメラ Ltl Acorn 5210Aのメーカーは日本を重要な市場と考えてくれておりこちらの要望を積極的に聞いてくれました。アメリカでは徐々に広まってきているGSMネットワークを利用した撮影された画像をスマホやPCに自動的に送信するモデルは日本では利用できず日本で利用できるモデルの開発にメーカーと協力していきます。動物カメラを設置して撮影されたとほぼ同時に携帯電話に画像が送信され確認できる。そんな未来もそう遠くはありません。

おまけ

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コロンバスは都会のような田舎町。高いビルが立ち並ぶ街中で電車がない不思議な町でした。

バスでウォルマートに行ってみると動物カメラが普通に棚に並んでいるし、迷彩衣類も豊富。それほどハンティングは一般的なアクティビティということでしょうか。

第17回野生生物保護学会 北海道大会に参加してきました

去年の合同大会に引き続き、10月15、16日に北海道の網走市で行われました
野生生物保護学会北海道大会へ企業展示参加をしてきました。

11月2日

去年の合同大会に引き続き、10月15、16日に北海道の網走市で行われました野生生物保護学会北海道大会へ企業展示参加をしてきました。

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展示会の初日はあいにくの雨降りで来場者がすくないのでは・・・?と心配していましたが、いつもお世話になっているお客様やメールや電話でしかお話をしたことのない方が、GISupplyのブースに立ち寄って頂きました。本当にありがたいです。

いつもはなかなか実機をご覧いただける機会が少ないので、実際の大きさに(こんなに小さいの!?と)ビックリされる方が多いです。

カメラ本体の大きさ比較はこちらから

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いつも評判のいいカメラは Ltl Acorn 5210野生動物カメラですが、今回はこちらのカメラも評判が良かったですよ!機種はNX80HDのハイビジョンで動画の撮影できるカメラです。動画はかなり綺麗に映ります!また、時間間隔のみの撮影も出来たりと、結構万能機種です。最大解像度は800万画素です。

商品ページはこちら↓

UWAY NX80HD 野生動物カメラ

当日は展示終了後に懇親会にも参加させて頂きました。新しいお客様と、お話できる機会もあり、とても楽しく貴重なお時間を過ごす事ができました。また、今回の来場者数も発表され、153名だったそうです。皆様、本当にありがとうございました。

料理は鹿肉を使用したメニューも数品あり、おいしく頂きました♪

(食べるのが忙しくて写真撮るの忘れていました・・・^^;ゴメンナサイ)

懇親会ではポスター賞の授賞式も行われました。弊社のお客様が2名受賞されました。御二方、本当におめでとうございます!!

最優秀賞「エゾシカ個体群の群れ構成調査におけるカメラトラップ法の評価」

優秀賞「水温の変化はニホンザリガニの生息に影響を与える」

↓株式会社 長大  浅利 裕伸様

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※画像の掲載ご本人の許可了承済です。

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初日は雨で寒かったのですが、なんと翌日はとても暖かく秋晴れ!!丁度紅葉もきれいだったので、網走湖を記念に写してきました。

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哺乳類学会大会in宮崎に出展しました!

2011年9月15日

カ二太郎

9月9日~12日に宮崎市内で開催された哺乳類学会大会に今年も出展しました。

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去年もですが哺乳類学会は規模がデカイ!

しかもポスター会場にブース設置させていただいたので会場はなかなかの人通り。

うちのブースは雑貨屋さん並みに一番ごちゃごちゃしている迷彩だらけのあやしいブース

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この日のために作成したカタログも数百部!が完売(無料です)

デジタル版の動物調査機器カタログはこちら→

かなりたくさんのお客様に来ていただいたので口頭発表など聞けなかったのが残念でしたがそれでもこのカメラはここが良い!ここが悪い(><)などユーザーの意見をちょうだいできました。昨年初めて出展させていただき今回で2回目ですがずいぶんとうちからご購入いただいたユーザーが増えたものだと実感。大変感謝です。

実際にハンティングしている人に好評だったリアクションカム

moultrie_react撃つ瞬間を鮮明に記録!

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二日目以降は天気も回復し道民にはキツイ暑さでした。

そして今回は懇親会にも参加させていただきその会場の広さと人数にビックリ!

結婚式場のような規模で参加者はなんと360名くらいとのこと!

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さらにさらに協賛であの霧島さんも来ていました!さすが宮崎!

普段、焼酎は飲みませんがこの時だけはおいしくいただきました。

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他にも宮崎名物 地鶏や県産のお酒など充実したラインナップで大満足!

勉強になっただけではなく宮崎の旨味を満喫できた展示会でした!

おまけ

懇親会に行く途中のまだ日も落ちていない18:30ころ、まだ外は薄暗い程度だったのですが空にはたくさんの「何か」が飛んでいました。

スズメ?いやもっと小さい。蛾?もっと大きい。

って良く見るとコウモリ!!!

むちゃくちゃ興奮して周りの人にコウモリ飛んでますよ!って言ってみましたが「イエコウモリだよ」って冷静に返された。どうやらイエコウモリは九州だけではなく本州でも普通にいるようですね。。しかもまだ明るいのに。北海道ではコウモリ探すの大変なのにこんなに身近にいるんですね~いいな~。うちのバットディテクターの実験とかするのに仕事終わってから夜、山奥に行ってるのに・・・。てことで北海道の人はコウモリ見たことない人多いんです。

コウモリフェスティバルに出展しました

2011年8月5日
カ二太郎

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7月17日、18日に山形県の櫛形山で開催されたコウモリフェスティバル2011に企業出展させていただきました!

GIShopでもコウモリ探知機 SSF BAT2を取り扱ってからスタッフ2名がコウモリの魅力にどっぷり。そのうちの1名のカニ太郎が行って参りました!

IMAG0005コウモリの標本

IMAG0003ヨダレもののコウモリグッズ

GIShopブースは入口正面の長テーブルをお借りしてトレイルカメラ各種、バットディテクターを展示。なんかさみしいブース。

IMG_0229カタログはほぼ完売(無料)でした!

このコウモリフェスティバルの魅力はその道の専門家の講演が聞き放題のところ!

まだまだコウモリについて勉強中の僕にもとてもわかりやすく説明してくれました。

ウサギコウモリはかなりかわいい。

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コウモリ観察会もありディテクターを使用しヤマコウモリなど観察できました。

実際にコウモリを捕えるためのワナも展示し説明していただきました。

持ち運び簡単な楽器のハープのようなハープトラップというワナは今後、GIShopでも販売するかも!?

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二日目の懇親会ではチャリティーオークションを開催。

実はGIShopのバットディテクターSSF BAT2もオークションに出品!

このオークションの最高額で落札されました!それでもお得な価格。

このオークションはチャリティーオークションなので落札額は全額コウモリ保護基金として役立てられるようです。

次回はなんと軽井沢で開催!来年もきっとGIShopは参加しますよ!