コウモリフェスティバルでヒメヒナコウモリに出会った

2013年7月17日

カニ太郎

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来たる7月13日-14日と毎年恒例のコウモリフェスティバルに出展させていただきました!

今年は北海道大空町という場所で開催、女満別空港そばという立地でアクセスも良かった?せいか大盛況!

大空町は日本で初めてヒメヒナコウモリのコロニーが確認された場所であり、全国ニュースにもなった。

そのヒメヒナコウモリを一目見ようと全国から大勢のコウモリファンが押し寄せてきた、ということです。

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会場の後ろの方に自動撮影カメラバットディテクターを展示させていただいた。

各コウモリ専門家による研究発表、雪の中で冬眠するコテングコウモリの話など興味深い話ばかり。

カニ太郎の地元、旭川にもコウモリがたくさんいます。その旭川のコウモリの居場所を地図にしたコウモリマップをオサラッペコウモリ研究所が作成し、販売しています。なんという旭川住民以外に需要がないものだ!しかし旭川住民なら買うしかない!!詳細

早速旭川きってのコウモリ好き、カニ太郎も購入。しかしその日の懇親会で希望者に無料で配られたのであった。。

20130713_190908観察会は地元の小学生など100名以上が参加!かつてない規模

19:30を周ったあたりに期待通り飛び立ってくれるヒメヒナコウモリたち。空気読めるぜ。

そしてすぐカスミ網で捕えられる。調査のためなので少し我慢。

20130713_195838専門家による身体測定

その後、参加者にヒメヒナコウモリの特徴など説明してくれた。

ヒメヒナコウモリはヒナコウモリとは異なり乳頭が2対あるとのこと。ということはそれを確認しなくてはならない。

20130713_200616みんないる中、明かりを照らされ乳頭を見られるヒメヒナコウモリ。恥ずかしくてたまらないだろう。

大盛況の観察会の後は待ちに待った懇親会。

その中でコウモリグッズ チャリティーオークションには毎年うちのバットディテクター SSF BAT2を出品させていただいている。

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今年もメイン商品として登場。お酒が入り口がまわらないのカニ太郎の説明の後、オークション開始!

今年も超お得な価格にて落札!落札代金はコウモリ保護に役立てられます。

コウモリフェスティバルの懇親会は毎年翌朝まで続き、夜行性のコウモリと同じく外が明るくなった頃、就寝。

翌朝(というか2時間後)、目が覚めて外に出てみると突き抜けるような快晴!

20130714_090622昨日、あんなに騒がしかったヒメヒナコウモリの寝床も落ち着きを取り戻していた。

改めてこの建物の周りを見渡す。

20130714_090825壁の隙間に糞があったり

20130714_090756壁の隙間が大きく開いていたり

コウモリが住み着きやすい環境が揃っている。

でも同じ場所でちゅんちゅん鳴くスズメたち。共存できるのか?聞いてみたところ、スズメは昼間に活動、コウモリは夜活動。

お互いの生活に支障がないのでは、とのこと。なるほど。

2日目は動物写真家 中島さんによる子供向けのお話会。子供向けにも関わらず僕にもわかり易かった。

20130714_113614会場のコウモリの会グッズ販売も絶好調

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会場にはコウモリの標本も多数展示

実はコウモリの生態はあまり知られていない。子供たちから専門家への質問でも専門家が「どうしてなんですかね~」と答えることがあるくらいだ。

しかし実際に見てみるととてもかわいらしく、その「謎」の生き物に魅せられること間違いないだろう。

モルトリー社製 M-990iの日本語マニュアルもできました!

2013/7/12

byボリボリ

北海道は旭岳のふもと、いまが旬の東川にある会社ですが、屋外で作業をすると、数分後にはぽたぽたと汗が滴る時期になってきました。本州も徐々に梅雨が終了したようで、これからずんずん暑くなってきますね。

本日、モルトリー社製の新製品M-990iの日本語マニュアルが完成しました!

Moultrie M-990i

パチパチパチッ・・・

一人でお祝いです。

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M-990iは、M-100やM-80などの子孫と思われます。

姿かたちがにており、同じ系列の遺伝子を持っているのかな~と思います。

”M” がついていますし。

フタを開けてみました。

2インチの液晶モニタ・・・、M-100と見た目がほぼ同じ。光センサーがなぜか2つあります。

液晶モニタありで、HD動画+音付きはこのM-990iと同様にモルトリー社製のD-555iだけです。

さらに1000万画素の静止画となるとこのM-990iだけでがすっ。

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カメラを樹木等に取り付けた後、モニタでカメラの視野を確認できるのが便利です。

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しつこいですが、マニュアルもできていますよお!

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新商品 D-555i モルトリー社製カメラ 決め手は90°ワイドアングル

2013/7/2

by ボリボリ

今年は、雨の量はどうなんでしょうかね。と思い立ち、降水量をググってみると北海道のこのあたりは7月から雨量が倍になるんですね。8月をピークに9月も結構な量で、10月から冬に向けて少なくなるみたいです。

自転車で走るのも結構、気持ちが良いこのごろです。だいぶ息が上がらなくなりました。それでも道中の結構長めの坂は、苦しい坂です。

私の自転車のおともは、Xplova G3です。普段は時計とか、スピードメーター代わりに使っていますが、そこそこ長い距離を走る時はアクティビティーという機能を使って記録しています。

私はXplova G3に1Kmごとのタイムを計測するラップを設定しています。

ぼげ~っと走ると3分こえますが、一生懸命走るとそれなりに短くなります。下り坂では、2分を切るのがうれしいです。がしかし、安全第一ですよね。いや、スピードが出したい。でもしかし、命が大事なのでやっぱり安全が第一。つーか、そんなにスピードでてないし。

Xplova G3 で自転車記録
Xplova G3 で自転車記録

さてさて、モルトリー社が続々新製品を登場させています。以前のブログでは、ビギナーも安心お手頃価格のA-5を紹介させていただきましたが、今回は90度ワイドアングルが決め手の D-555i です。

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新製品 モルトリー社製 D-555i ワイドアングルが決め手だぞ!

この商品は、結構多機能です。

タイムラプス機能もありますし、時計も結構正確です。

そして、本当にときどきいただくマニアックなお問い合わせ

「フラッシュがつかないようにできません?」

これにお応えできるカメラです。下図はできたてほやほや日本語マニュアルの一部ですが、設定している時のディスプレイです。通常はAUTOで使用しますが、上記のようなマニアックな使用をしたい方は、OFFにします。

フラッシュをOFFにすると、夜の写真は真黒だけど節電になる?
フラッシュをOFFにすると、夜の写真は真黒だけど節電になる?

日中の撮影画像が必要な用途には便利ですが、ユーザーの皆様から、

「このカメラ壊れてる!夜の画像が真っ暗だ!」

というお問い合わせをいただきそうです。しかし、このカメラに限っては壊れていなくても真っ暗な画像が撮影されることがあるということでございます。

ワイドアングル
決め手の90°ワイドアングル

画像の視野は広いです。

ただし、センサー範囲は30°です。考えようによってはセンサーに反応してシャッターが下りるまでの1秒間にセンサー範囲からはみ出た動物や人物もカメラの視野が広いので撮影できちゃうかもしれません。

モルトリー社製 新商品 D-555i 各部名称
モルトリー社製 新商品 D-555i 各部名称

電源のON/OFFはスライドスイッチで確実です。いまがONなのかOFFなのかも一目瞭然。

操作も、液晶ディスプレイがありますし、直感で操作をしやすい4方向のナビゲーションボタン(上図では操作ボタン)が付いています。

ただ、設定項目が多いのでそのあたりはマニアックかもしれません。わからなければ初期設定でしようして、最低限の時刻設定と撮影モード(センサー撮影か、タイムラプス撮影か)の設定をして、さいごに撮影開始をすれば、なんとか使用できます。

その機能は、今後ちょくちょくと小出しで紹介できればと思います。

マニュアルは、多めの29ページです。

新商品 D-555i 日本語マニュアル
新商品 D-555i 日本語マニュアル

まぁ、でもA-5サイズ(これは紙のサイズです。カメラじゃないよ)ですし絵がいっぱいだからそんなに難しくないかも?

D-555i マニュアル
D-555i マニュアル

新製品!Moultlie A-5の日本語マニュアル完成

6/19

byボリボリ

今週は、雨がちの北海道でお隣さんから頂いたネギの苗も少し丈が伸びました。

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Moultlie A-5

さて、Moultlie(モルトリー)社製の超安カメラといえば以前販売していたD-5ですが、新しくA-5に生まれ変わりました。日本語マニュアルも完成しました。

製品名は舌を口腔内にぶつけずに発音できるようになりました。デーゴ→エーゴみたいな?・・びっくりしたようなフェイスです。しゃべらせるとこんな感じか。ちがうか?

天才●カボンの保安官に鼻が似てる
天才●カボンの本官さんに鼻が似てる

いやいやぃゃ、そうではなくて。

A-5は1万円台でD-5を受け継ぎ相変わらずの廉価です。

3万円クラスのカメラと比較すると若干、大柄です。

単2アルカリ乾電池4本で動作します。

Moultlie 電池ボックスとスイッチおよび操作ボタン
Moultlie A-5 電池ボックスと操作パネル(レレレの口に似てる)と地味に写り込んだカメラマンのピースサイン

わかりやすいスライドスイッチと、電源ボタンや操作ボタンがあります。

Moultlie A-5 のスイッチ、電源ボタン、操作ボタン
Moultlie A-5 のスイッチ、電源ボタン、操作ボタン、ピースサイン

マウントは、付属のストラップか、カメラネジ対応のマウントを使用可能です。

背面にストラップとカメラネジ、底面にカメラネジ
背面にストラップとカメラネジ、底面にカメラネジ

ダイレクトツリーマウントマグネット雲台とか、使えます。

最新カタログとA-5
最新カタログとA-5

そういえば、最新のカタログが、できたてのホヤホヤです。

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最新カタログ A-5も掲載してます
自動撮影カメラTipsのページ
自動撮影カメラTipsのページ

最新カタログには、自動撮影カメラTipsを掲載してみました。はじめての試みでございます。

A-5に付属のストラップが少し頑丈?
A-5に付属のストラップが少し頑丈?

A-5に話をもどして、付属のストラップは少し太めでバックルも大きめです。

ちなみに、PCと接続するUSBケーブルは付属しません。

以上、はじめてのカメラとの出会いに向いているかんたんな自動撮影カメラの紹介でした。

自動撮影カメラ meets Wi-Fi内蔵SDカード

2013年6月14日

カニ太郎

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数ある自動撮影カメラで特に人気のBMC社製品Reconyx社製品

よく聞かれるのが「設置した際の画角(撮影範囲)を確認したい」ということ。

BMC製品でSG560P-8MSG860C-8M、新製品のSG968K-10Mはモニターディスプレイが背面にあるため設置後にカメラの正面から画角を確認することができない。Reconyx製品などモニターもないため現地にPCを持っていかなければいけない。

なんとか方法はないものか。そこで思い出したのがWi-Fi SDカード。

現場にパソコンを持っていくことはなくてもスマホはみんな持っていくだろう。じゃあスマホで確認できないのか?

調べてみるとあるわあるわデジカメとの使用例ばっか。 改めて自動撮影カメラが一般製品ではないことに気付く。

じゃあやってみますか!早速Amazonで一番名が売れているEye-Fiカード 最上位モデル Pro X2をポチる。 そして今日到着!!

早速使用しようとメーカーHPを見てみると本日さらに最新商品がリリースしていることに気付く・・・。まあ良くある話です。

Eye-Fiカードの説明はメーカーサイトなど見ていただければですが、簡単に説明すると撮影した画像がWi-Fiでスマホやパソコンに自動転送してくれちゃうSDカードです。つまりこれを使えば自動撮影カメラで撮影しそのカメラ近くにいればスマホに無線転送される・・・はずです。

気を取り直して早速実験。まずはデジカメと動作確認。おお~!撮影しただけでスマホの専用アプリに自動転送される。これは便利。いい時代になった。

子供の運動会でお子様撮りまくってもそのままスマホにも転送されるからSNSに簡単アップロードですね。

同じ感じで自動撮影カメラでもできるのであれば超便利です!早速実験!使用機種は最新モデル SG968K-10M!

この時に重要なのはWi-Fi環境がない場所、つまり山林内でも使用できるようにEye-Fiカードでいうところのダイレクトモード設定という機能を利用しないとカメラ-スマホ間はデータ通信できないということ。ダイレクトモードというのはEye-FiカードがアクセスポイントになってスマホとWi-Fi接続してくれるモードのようです。これをしないとWi-Fi環境がある室内では問題なくてもいざ現場でまったく使えないということになりますのでご注意を。

早速SG968K-10MにEye-Fiカードを挿入して野外に設置。いつも通りスイッチをONにします。

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公園のベンチにSG968K-10M置いてスマホ片手に30秒くらいカメラの前でウロウロしてみる。

うろ

ウロ

ウロ?

画像が転送されてきません。

どうしたカメラちゃんと撮影しているか?とSETUPモードで見てみると、ウ~ン素晴らしい画像を撮影してくれている。

なんで?と思っていたその時、スマホへ次々と転送される画像たち!遅っ!なにこのタイムラグとか思ったけどスマホをよく見ると今Eye-Fiカードとダイレクトモードで接続したっぽい感じ。どういうこと?

Screenshot_2013-06-14-15-26-13時間差で転送されてきた画像たち

その後、いろいろテストしてみた。

結論述べると

自動撮影カメラを撮影モードのONにするとカメラは電源が入っていることにならない。

が、SETUP(TEST)モード時はカメラが電源が入っている状態になるためEye-Fiカードを使う場合、一度SETUPモードにするためスライドスイッチをスライドする必要がある。ということ。

つまり

ONモード:NG

SETUPモード:OK

通常デジカメは電源ON/OFFしかない。ONだとEye-FiカードもONになるしOFFだとカードもOFF

しかし自動撮影カメラはON時でも省電力モードになりセンサーが反応し撮影するときに初めて電源ONになり撮影を終えるとまた省電力モード、スタンバイモードになってしまうためSDカードに電源供給されなくなっているのではないか。SETUPモードは各設定を変更するモードであり手動撮影もできるため常にカメラも電源ONになっておりEye-Fiカードもデジカメと同じように使える。

じゃあ本題に戻ると現場に設置後の画角確認手順はこうだ

1.Eye-Fiカードを挿入した自動撮影カメラを樹木などに設置する

2.スライドスイッチをONに

3.カメラのセンサー範囲をうろつく

4.30秒後、カメラのスライドスイッチをSETUPへ

5.少し待つとスマホへ画像が転送されてくるので画角を確認

6.その画角で問題なければスライドスイッチをONへ

文字にすると手間っぽいが実際はそうでもない。

この実験をしてみて気付いたがこのWi-Fi内蔵SDカードは画角の確認だけではなく画像の回収もすごく楽になる。

カメラの近くに行ったときにSETUPモードにするだけでスマホにどんどん送られてくる画像。すべて転送が終わればカメラでSDカードをフォーマットしてまたONに戻せばいいだけだ。スマホにたまった画像は拡大や削除も楽だし何より見やすい。Dropboxなどにいい画像だけを保存すれば第3者にすぐに見せることができるしメールで送ることもできる。

ただネックは価格が高いこと。普通のSDカードの4倍近くするので複数台設置している場合はコスト面で厳しいだろう。

ちなみにReconyxはカードエラーになり撮影さえできなかった。

Wi-Fi内蔵SDカードはEye-Fiカードだけではなく調べただけで5種類以上ある。価格も様々なのでもう少し安いものを買って検証しいてみようと思う。

HGC SG-007 自動撮影カメラを室内に置いてみる

6月11日

By ぼりぼり

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連日の快晴で、毎日自転車通勤しています。昨日は帰宅の途中で、全身黄緑色の本格派ライダーと出会いました。自転車もお体も細くそして、空気を切るようにはいスピードで私を追い越しそしてあっという間にエンドウ豆のように小さくなり、やがて見えなくなりました。

”ぴ~ひょろ~” といういつもここらへんを飛んでいるトンビが

「ちょ~はえ~!」

と言っているように聞こえました。(おわり)

オチのしっくりこない話にずいぶんの行数を費やしてしまいました。

さて、新発売のSG-007は弊社で扱っている自動撮影カメラのなかでは、かわった形のカメラです。

平らな面に置くことのできる形状のカメラは、いまどき珍しいです。

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干支の置物といっしょに置けます

これから、アウトドアのシーズンに突入してお出かけが多くなると思います。外出中の見張り役としてカメラを一台置いておくと、盗難の一部始終を記録しておくことができます。

農家の重機や、農機具、資材置き場、倉庫などなど警告灯やセンサーライトだけでも抑止効果はあるのかもしれませんが、被害にあったことのある場所では、再び訪れる侵入者を記録すると、その侵入が何時頃だったかも残りますので、お試しになってはいかがかと思います。カメラの設置場所や向きは、ベストポジションをすぐに見つけられればよいですが、少しの試行錯誤が必要かもしれませんが、いったん決まってしまえば、その後にすることはあまりありません。何かあった時に、SDカードのデータを見るだけです。

またSG-007は、これも他のカメラとは違う点なのですが、記録されたデータでSDカードのメモリがいっぱいになると、記録をやめることなくもっとも古いデータに上書きをします。

室内や屋内での設置では、コンセントから電源を引けば普段はとくにSDカードの容量や電池の残量を気にすることなく、継続的に使用できます。電源ポートは、本体の底にあります。

002背面のカメラネジ

コンセントから電源を引く場合は、背面のカメラネジとゴリラポットのような台を利用すると良いかもしれません。

004たとえば、ゴリラポットを使って外部電源を利用(はっきよーい!)

005高いところに設置(やっぱり、はっきよ~い!)

006絡みつけてもOK

以前ビニールハウスから農業用の重機を盗んだ犯人が、カメラの向きを曲げていたとあります。

そうされないためには、高いところに設置する、わかりにくい設置場所を選ぶのが良いと思います。

ハグロフ社から、ありえないくらいの小型コンパス 新登場

By ボリボリ

今週の北海道はすごく天気が良いので、できれば毎日自転車通勤してみたいです。

ちなみに今日の平均時速は16Kmでした。街中に買い物に出かけるようなペースのようですが、本人は終始苦しげな表情です。

さて、デジタル樹高測定器のバーテックスIVでおなじみのスウェーデンの林業機器メーカー、ハグロフ社から新商品が登場しました。

そのなもデジタルクリノメーターコンパス ”HCC ”です。

faceデジタルクリノメーターコンパス HCC

ぱっと見はすでにお取り扱いをしているデジタルクリノメーター EC IIとほとんど同じですが、中身が違います。中にはデジタルコンパスが入っています。

にもかかわらず、ご覧のとおり超軽量です。

50g単三電池1本入れてこの軽量っぷり

ボタン一つで操作も簡単です。片目でディスプレイを覗きつつ、もう片方の目でターゲットを眺めるとうまいこと測定者の中で右目と左目の映像が重なり視準しながら測定値を確認することができます。

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コンパスとして-方位測定(磁気偏角を設定して真北を測定することもできます。)

電池交換の後などは、キャリブレーションをして方位精度を維持します。

clinometerクリノメーターとして-傾斜測定

残念ながら、この商品には単三電池がふぞくしません。が、GISupply社製の日本語マニュアルが付属します。

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guideHCC  マニュアル

近日発売です。お楽しみに!

追記:「デジタルクリノメーターコンパス HCC」商品ページはこちらから

Attack と Attack IRのファームウェアが地味に便利になってしまっている

By boribori

ようやく、北海道も他府県に顔向けできる気温になってきました。日中は20度越えです。どうだい!

さて、ロングセラーでとくに野性動物調査に使用されているCuddebackのAttackとAttack IRのファームウェアが、実は地味にアップグレードを続けております。現在はこのバージョンで販売をしております。

下の画像のような、設定の変更ができるようになってきました。

parameterクイックガイドより

ストロボフラッシュのAttackの方は、ターゲットまでの距離にあわせて発光調節ができる点が良いです。

tlsクイックガイドより

また、タイムラプス機能も便利になっています。

現在、Attackをお使いのかたもメーカーサイトからファームウェアを入手し、セルフでUPグレードできます。新品の電池でお試しいただければとおもいますが、ご不安な方は弊社のボリボリまでお問い合わせいただければと思います。万が一のアップグレードの失敗などは、ユーザー様のリスクになってしまいますのでくれぐれも新しい電池でよろしくお願いします。

SG968K-10M vs SG560P-8M vol.1昼間静止画比較編

2013年5月29日

トレカメ博士

さて今日は新発売 SG968K-10Mの性能を定番機種SG560P-8Mと比較してみようかの~。

SG968K-10MといえばHD動画撮影、センサー範囲&夜間照射距離が30mということが売りじゃがSG560P-8Mの上位機種でもある。

それ以外の性能を比較してみよう。まず両者のスペックから

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SG968K-10Mの赤くなっている箇所がアップグレードされているところじゃ。

いきなり価格もアップグレードされておるが注目すべきはトリガースピードとセンサー反応範囲、反応距離じゃ。

トリガースピードがSG560P-8Mが1-1.3秒に対してSG968K-10Mは1秒となっておる。そんなに大差がないと思うかもしれんがこのトリガースピードとセンサー反応範囲のアップグレードによってどんな効果があるか実験してみるかの~

実際に野外で箱の上に両モデルを置いて撮影された画像を検証してみることにしよう。

各カメラの設定は

・撮影モード:静止画・解像度:SG560-8M 800万画素/SG968K-10M 1000万画素・連続撮影:1枚撮影・PIRインターバル:0秒・感度:ノーマル で揃える。

画像の右側にSG968K-10Mを設置、左側がSG560P-8Mじゃ。その前を横切ってみると

hikaku1アスファルトの継ぎ目に注目じゃ。SG968K-10Mの画像のほうが早く検知し撮影しているのがわかるじゃろ。

これはトリガースピードが速いこととセンサー反応範囲が広いことの結果じゃ。ん?あんまり差がないって?ではもうちょっと様子を見てみるかの。

ではそのままカメラを放置しておいてみることにしよう。

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走っている車両もこの通り。SG968K-10Mのほうが速く検知し撮影しておる。ん?SG968K-10Mが右側に置いていいるからだ、と言うか。それもあるが

hikaku3左から右に走り抜けていく車両もこの通り。左に設置していいるSG560P-8Mのほうが優位にも関わらずSG968K-10Mのほうが速く撮影しておる。

ちなみにすべての画像はサイズを縮小しておる。同じ比率で縮小してもSG968K-10Mは1000万画素のため画像サイズは大きくなるが今回は同じサイズになるよう調整しておる。

その後も

hikaku4hikaku5hikaku6hikaku7全ての画像でSG968K-10Mの画像のほうが速く撮影されておった。この他にも速いスピードで移動している車両はSG560P-8Mでは撮影されていないがSG968K-10Mでは後方のみ撮影されている画像が数枚あった。

車両でもこの差があるということは野生動物を撮影する際のこの撮影までの速さと言うのは非常に重要になってくる。つまり同じ環境で設置してもSG968K-10Mのほうが撮り逃しが少なく撮影枚数も多くなるじゃろう。

自動撮影カメラを選ぶときはトリガースピードを気にする人は多くてもセンサー範囲(広角)を気にする人は少ない。例えばCuddebackの全モデルはトリガースピードが0.3秒ととても速い。じゃがセンサー範囲がかなり狭いため撮り逃しが少ないわけではないんじゃ。かといってセンサー範囲が広くトリガースピードも早すぎると画角に収まる前に撮影されてしまい何も写らなくなるということもある。何事もバランスが大事じゃ。

BMC SG968K-10M でタイムラプス撮影がよさそう

By BoriBori

朝晩を除けば、上着が要らない気温にようやくなりました。
北海道では、今が桜の時期です。香り高き行者ニンニクがおいしい季節ですが皆さんいかがお過ごしでしょうか。

桜-北海道東川町

何年も北国で暮らしていながら今年初めて気づいたのですが、あと3カ月と少しでまた寒々しい季節になります。

・・・

さて、ただいまカメラのお問い合わせとシャーマントラップのお問い合わせをいただいていますが、今回はBMCブランドの新商品カメラの機能をご案内したいと思います。

BMC SG968K-10M

SG968K-10M

BMC SG968K-10Mは、BMCシリーズの中で現在最上位機種です。

SG968K-10M ダイレクトツリーマウント

SG968K-10M と ダイレクトツリーマウント

他のモデルに比べ、以下のような特徴があります。

・トリガースピードが1.0秒と、はやい
・静止画が最大10MP(1000万画素)
・HD動画(720P)を撮影
・SETUPの起動が速い
・夜間撮影時のフラッシュがもっとも気付かれにくい(その次が560P-8M)
・気付かれにくいのに、フラッシュ照射距離が30mもある
・個体ごとの識別文字(A~Z)を1文字スタンプできる。
・静止画+動画(10秒)の撮影モードが追加された。
・静止画の連続撮影が1枚から6枚まで可能。

このようにスペックアップしています。

価格が若干上がりますがトリガースピードが上がったこととフラッシュ照射距離が長くなった点が撮影結果に良い影響をもたらすと思います。
また、多数のカメラを設置する場合は、識別ができる文字がスタンプされていれば収集した画像の迷子を防ぎます。

そして、例の通りタイムラプス機能も付いています。
取り急ぎ、週末の3日間に動作をさせてみました。

この価格帯の商品では、もっとも正確にタイムラプス撮影ができているようです。
他のモデルでは、時間間隔よりも長めに撮影したり短めに撮影したりというものがありました。→過去ブログ
エクスプローラで撮影時刻を見ると設定どおり30分間隔で撮影されていますので改善がみられます。

新しいウィンドウで、もう一度クリックすると原寸大になります。画像をクリックして大きい画像を見る

タイムラプス撮影をされるお客様からのお問い合わせは思いのほか多く、おそらく「これ」という機種が今のところ国内には、ないのかもしれません。

もちろん、Reconyxシリーズは正確にタイムラプス撮影をしますがセンサー撮影の用途ではないお客様やできるだけ多くカメラを設置したい人にとっては価格的に合わないのかもしれません。

SG968K-10Mが「それ」になれればと思いますが、この機種にはReconyxとは違い撮影時間帯を設定できません。一定の間隔で、1日24時間撮影を続けます。
夜の画像あるいは昼の画像がいらない場合は、邪魔な写真が撮れてしまうかもしれません。その部分を、よしとすれば問題なしと思われます。

時刻の正確さについては、同様に3日間5秒以内のずれにとどまりましたので、今回は壁掛け時計との比較ですし、まずまずの精度と思います。まずまずというより秒針の位置もほとんどずれていないので結構良いです。

下のスライドショーで確認できます。
(1)「Play」をクリックしてスタート(3秒ずつのスライドショー)
(2)コントローラーを任意の位置にドラッグして画像送り可能です

This movie requires Flash Player 9

大きい画像を別ウィンドウで観る

今回の結果がよかったので、胸を張ってお客様にご案内できるか、もう少し長期戦でデータを取得してみたいと思います。

追記

すでに日本語マニュアルとクイックマニュアルも準備できています。

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